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くすみのシューケア生活

ホーム > くすみのシューケア生活 > 【スムースレザー完全ガイド】簡単なお手入れ方法や、他の革との違いや特徴など徹底解説

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くすみのシューケア生活

公開日:2023/06/15 / 最終更新日:2023/10/23

【スムースレザー完全ガイド】簡単なお手入れ方法や、他の革との違いや特徴など徹底解説

「時間の経過」という概念を伴って生まれる「エイジング」によって、さらに魅力が増していく革という素材。
実にロマンティックです。

ただ、綺麗にエイジングさせたいと思ってもデリケートな素材ですので、適切な取り扱い方法や特徴を知らないと、それが叶わないことも…。
かくいう僕も、革のお手入れには何度も失敗をしてまいりました。

 

というわけでこの記事では、次のような内容でスムースレザーという素材に特化し、網羅的に解説をさせていただきます。

  • スムースレザーの特徴や魅力
  • 他の革との違いや見分け方
  • スムースレザーの基本的なお手入れ方法
  • 傷の補修方法や経年変化の魅力

スムースレザーの特徴やお手入れ方法を理解することで、お持ちのスムースレザーアイテムを適切にケアし、長く美しく使うことができます。また、他の革との違いや見分け方を知ることで、革製品の購入や選択においてもより的確な判断ができますので、是非お役立てください。

 

スムースレザーとは?特徴と魅力を解説

スムースレザーとは、主に革の仕上げの状態を表す言葉で、スムース [smooth] という言葉の通り、表面が「つるん」と滑らかな仕上げの革のことを指します。
一般的にスムースレザーは牛の革が多いのですが、動物の種類に関係なく、銀面(ぎんめん)と呼ばれる革の真皮層が残っている状態の革を広くスムースレザーと呼びます。

ちなみに銀面とは、鞣しの工程で毛や表皮が処理された層のことで、よく見ると革表面に動物の毛穴の跡がわずかに残っているのが特徴です。

ただ、スムースレザーと言っても革の仕上げ方によっても様々で、それぞれ特徴も違います。
顔料が効いたパリッと発色の良い仕上げのものもあれば、染料をメインに仕上げられたナチュラルな仕上げのものもあります。(写真左:顔料多め、写真右:顔料少なめ)

この「仕上げ」の種類について少し掘り下げて理解すると、最適なお手入れ方法やエイジングの楽しみ方がわかってきます。ここが革という素材のおもしろいところで、奥が深い世界なんですね。

それでは、他の革との違いや見分け方についてもご紹介させてください。

スムースレザーと他の革の違いと見分け方

ちなみに、銀面が残っていても、革の仕上げの工程でプレスの型を押した「エンボスレザー(型押し)」は、表面に型の凹凸が見られるため、銀付き革ですがスムースレザーとは呼ばれません。
また、スエードも銀面がある革を裏返しにして使っている革ですので、銀付き革ですがスムースレザーではなく起毛革の一種です。

革を表す言葉にはいくつか種類がありますが、このような図にするとわかりやすいのではないでしょうか?

この図の通りにならない場合もあるかもしれませんが、銀面の有無と鞣し方や仕上げ方によって革の名称が変わってきます。

おもしろいのは、その鞣しや仕上げの方法によって、素材としての特性や機能が大きく変わってくるというところです。
素材ごとの違いと特性についてもご紹介させてください。

スムースレザーとナッパレザーの違い/見分け方

もともとはアメリカのNapa地方で作られた、山羊革や羊革であるということがその名の語源になっていますが、現在では牛の革もナッパレザーと呼ばれることがあります。
ナッパレザーは柔らかくしなやかであり、耐久性も備えた銀付きの革です。それと同時にデリケートな素材でもあります。

中には表面が滑らかなナッパレザーもあるのかもしれませんが、ナッパレザーの表面にはシボ目の見られる仕上げのものが多いので、そういった見た目のものであればスムースレザーとは別という扱いになります。

ガラスレザー(コーティングレザー)との違い/見分け方

ガラスレザーと呼ばれる、革表面に樹脂や塗膜のコーティングを施された光沢の強い素材があります。コーティングによって表面が平滑なのが特徴です。
高校生のとき、ローファーを履かれたことのある方ならご存知かもしれません。

コーティングがあることで雨や汚れには強い素材ですが、逆にクリーム等は浸透しないのでスムースレザーのような経年変化を味わうことはできません。

一方でスムースレザーは表面が滑らかとはいえ、よく見ると動物の毛穴の凹凸が確認できます。
ただし、ガラスレザーの中にはプレスをかけてスムースレザーのような毛穴(毛シボ)加工を施したものがあるので、見た目だけで判断するのは難しい場合もあります。

なので、どうしても見分けたいという方は、革表面に水を垂らして吸い込んだらスムースレザー、吸い込まないならガラスレザー、というように判断していただけたらと思います。

スムースレザーとヌメ革との違い

ヌメ革とは、タンニン鞣しという方法で鞣された、革表面にほとんど仕上げのされていない革です。
そのため、革の風合いや経年変化を味わいやすいメリットがある反面、汚れやシミも出やすいというデメリットもあります。

また、仕上げ剤が少ないことから、ナチュラル質感や革らしい風合いが魅力であり、それと同時に動物の血筋やシワが残りやすい革でもあります。

一方でスムースレザーは、仕上げ方によっては顔料を乗せて均一な色味に仕上げることも可能ですし、仕上げ剤の種類によってはツヤをしっかり出すことも可能です。

スムースレザーとオイルドレザーとの違い/見分け方

オイルドレザーとは、オイルを多く浸透させて柔軟性と耐久性を高めた革です。
オイルを多く含むことによって、よりマットな質感や風合いを持ち、光沢感は少ないのが特徴です。また、光沢感が少ないことと水にも強い素材ですので、ワークブーツやカントリーブーツのような、ラギッドなスタイルの靴との相性も良いと言えます。

一方でスムースレザーにもオイルは含まれているものの、オイルドレザーと比べるとその量は少ない素材です。

オイルドレザーとスムースレザーを区別するためのオイル含有量が明確に決まっているのかは正直わかりませんが、オイルドレザーはねっとりとした触り心地が特徴です。
オイルが多く含まれる革はオイルドレザーと表記されている場合が多いですが、そうでなければ触り心地で判断していただくのがよいと思います。

合成皮革/人工皮革との違い/見分け方

合成皮革や人工皮革とは、文字通り人工的に作られた素材です。
形成している原料はそれぞれ違うため、今回は詳細は割愛しますが、スムースレザーと比較すると機能面で大きな差があります。

スムースレザーは食肉の副産物を鞣した素材なので、天然素材です。
鞣し剤や仕上げ剤などによる革らしい香りで見分けることができそうですが、最近では見た目だけでスムースレザーとの見分けが難しいものさえあり、技術の高さが伺えますよね。

スムースレザーに限らず、天然皮革は伸び縮みがあったり、革靴の場合は足に馴染むというメリットがあります。当然のことながら、使い込むことによる経年変化も魅力のひとつです。

 

しかし合成皮革や人工皮革は、天然皮革と比べると伸縮性や引っ張りには弱いという研究結果や、通気性や透湿性も弱いという研究結果もあります。
合成皮革や人工皮革は天然皮革よりも安価ですし、革製品らしい見た目を演出できますが、素材の機能としては天然皮革が非常に機能的であるということがお分かりいただけたかと思います。

こちらの記事で合成皮革と人工皮革について解説されています。

スムースレザーのお手入れ方法の基本

革を長持ちさせるためにはお手入れも非常に重要です。
しかし、同じスムースレザーでも、プロダクトによって最適なお手入れの方法と頻度は変わってきます。

お手入れ方法をご紹介する前にひとつ覚えておいていただきたいのは、革が長持ちするための条件として「柔軟性を保つこと」が重要であるということです。
特に革靴など、多くの革製品は屈曲したり引っ張られたりすることが多いわけですが、柔軟性を欠いた状態だと、その外的な動きや圧力によって革にひび割れが入ってしまうことがあるからです。

革を長持ちさせるためには柔軟性が必要であるということを是非知っておいてください。

スムースレザーの寿命を伸ばす、日常ケアの重要性

シミや汚れを定期的に取り除くことや、乾燥を防ぎ柔軟性を保つための保湿も重要ですが、実は日常的なお手入れこそ、革を長持ちさせるためには重要なのです。
これはスムースレザーに限らず革全般に共通することなので、是非これだけは知っていただければと思います。

日常的なお手入れで使うのは馬毛のブラシです。
馬毛のブラシで、革表面に付着したホコリや汚れを落とすという非常に簡単なお手入れによってスムースレザーだけに限らず革全般を長持ちさせることができます。
こちらの記事でブラシの種類と選び方について解説をしていますので、参考にしてみてください。

 

ブラッシングで革が長持ちする理由は次の通りです。
革表面に付着したホコリや衣類の繊維は、革に含まれる油分を吸い取ってしまうと言われています。
繊維に油分を吸い取らせないためにも、ホコリや汚れはこまめに落とすようにしてください。

またブラッシングによって、革をマッサージする効果があったり、ブラシの毛から革へ油分を与えることもできるのではないか、みたいな話をブラシメーカーさんとお話したこともあります。

スムースレザーを柔らかくする方法

スムースレザーを柔らかく保つためには、定期的なお手入れが必要です。専用のクリームやレザーローションを使用して、革に必要な油分を与えましょう。

特に紳士靴の場合、何十キロもある人の体重を支えて、1日に何千回・何万回と屈曲を繰り返すプロダクトですので、バッグや財布と比べるとコシがあって厚い革が使われています。
なので、新品の状態だと硬いのは、多くの方が靴擦れの経験からご存知かと思います。

 

専用のクリームやレザーローションには油分や水分、ロウ分が含まれており、それを塗ってあげることで、革を柔軟に保つことができます。
革靴の場合は革が柔らかくなることで足馴染みもよくなり、靴擦れの解消にも繋がりますので、新品お革靴を購入されたら是非、というか絶対にクリームやローションを塗っていただけたらと思います。
ちなみにこれをプレメンテナンスと呼び、詳しい方法はこちらの記事でもご紹介しています。

靴好きの方々はご自身のお好みのプレメンテナンスの方法をご存知かと思いますが、革小物をお手入れされたい方や革靴に不慣れな方は、是非このレザーローションをお手に取っていただけたらと思います。

こちらのユニバーサルレザーローションは、スムースレザー全般に使用することができ、バッグや財布などの革小物にも、革靴にもお使いいただけます。
クリーナーとしての役割も備えた汎用性の高いローションで、これ一本で必要最低限のお手入れは事足ります。また、ロウ分によってほんのりツヤが出るので革製品を美しく良いコンディションに保つことができます。

使い方は、とっても簡単です。

  1. 綺麗な布にローションを少量取って、薄く塗り伸ばす
  2. 少し時間を置いたら、乾いた布で乾拭きする

たったこれだけです。

 

お手入れの頻度や最適なコンディション

お手入れの頻度は、革製品の屈曲する部分や革靴の履きジワのあたりが少し乾燥してきたなぁと感じたタイミングで、ローションやクリームを薄く塗っていただければ大丈夫です。

革の仕上げや使うシューケアグッズによって最適なお手入れの頻度は異なるので、履きジワの状態をひとつの目安にしていただくと、お手入れをしすぎる心配はありません。

 

オイルの含有量が多いレザーケアアイテムは革の柔軟性を高める効果が高いのですが、シミができやすかったり、塗りすぎると革が柔らかくなりすぎたりツヤが出なくなってしまったりと、なかなか扱いが難しいものが多いです。

しかしこちらのユニバーサルレザーローションは水分を多く含むため、オイル過多によるシミなど失敗しにくいので、初めての方やこれ一本で済ませたいという方には非常におすすめです。

 

すごく簡単にお手入れができるので、はじめての方には是非おすすめしたいケアグッズですが、不安な方はこちらの記事で質問と回答をわかりやすくまとめてもらっていますので参考にしてみてください。

 

また、こちらの記事ではローション以外にも、他のクリームの使い分けについても解説していただいています。

初心者必見!革靴のお手入れ、基本アイテムの使い分けルール

 

スムースレザーのシミの取り方

もしスムースレザーにシミが付いた場合は、早めに処理することをおすすめします。

とはいっても、シミの原因がなんなのか判断するのが難しい方も多いはずです。
雨のシミなら革の油分が原因の場合もあれば、靴底の染料がシミになっているという場合もあります。雨の日のお手入れ方法はこちらの記事をご覧ください。

 

油汚れやワインやコーヒーの場合は、専用のクリーナーで汚れを落とすように優しく拭き取ってあげてください。

革表面をゴシゴシ擦ると銀面を傷めてしまうので、できるだけ優しく拭き取ってあげてください。
不安な方はプロや専門店に補修を依頼するのがいいですね。

雨を弾くだけじゃない!防水スプレーの役割

特に革靴のようなスムースレザー製品を雨水から保護するために、防水スプレーは非常に有効です。(写真左:スエード用スプレー、写真右防水スプレー)
防水スプレーは水分や汚れの浸入を防ぎ、革の耐水性を高めます。

ただ、革靴の場合は、防水スプレーをしていてもちょっとした革の断面や縫い目から雨水が浸透してしまうこともあります。
なので、お気に入りの革靴で雨の日に履かないのが一番安心です。

 

もし雨の日でも革靴を履かなければいけないという場合は、オイルドレザーやスエード素材で、ゴム底の靴をお選びいただくことをおすすめします。最近では撥水レザーという水をはじく素材が使われた靴もありますね。
これらはスムースレザーよりも雨には強い素材ですので、防水スプレーで保護してあげると撥水効果も高まってより安心です。
防水スプレーについてはこちらの記事で詳しく解説してもらっていますので、是非ご覧ください。

 

さらに、防水スプレーの効果は雨水から革を守ることだけではありません。
防水スプレーは革表面にフッ素の膜を作ることができるので、汚れの付着を防いで革を清潔に保つことができるのです。

日本は雨が多い国ですので、雨の日に履いても問題ない雨の日用の靴を用意するか、防水スプレーを常備しておいていただくと安心ですね。

傷には注意!スムースレザーの補修方法

生きた動物の肌であれば再生しますが、残念ながら革は再生しない素材です。

一度キズが入ってしまうと、完全に元の状態に戻すことはできません。キズには気をつけて取り扱っていただきたいところですが、ある程度のキズは補修することができますし、そのキズも含め革のエイジングを楽しんでいただくのがよいのではないかと個人的には考えています。
(とはいえ僕も大事な革靴に傷が入ると凹みます…)

財布やバッグなどの小さな傷の補修方法

ご安心ください。
小さな擦れやひっかき傷のようなものであれば、クリームやローションである程度目立たなくすることができます。
デリケートな革はこういう擦れが付きやすいのですが、深い傷でなければ簡単に補修が可能です。

写真上画補修前、写真下がクリームを塗った後の仕上がりです。
小さな傷が目立たなくなっているのがお分かりいただけると思います。

革靴に入った深い傷の補修方法

深い傷やキズが革靴に入った場合は、プロの修理業者に相談することをおすすめします。専門知識のある方に修復してもらうのが安心です。

ただ、個人でできる補修もあります。
こちらの革専用補修クリームは、傷や擦れを覆って隠すことができるものです。
絵の具のように色を混ぜて調色することができるので、革の色に合った自然な仕上がりにすることも可能です。革製品の色補修方法はこちらの記事で説明してもらっていますので、是非参考にしてみてください。

個性ある経年変化こそ、スムースレザーの魅力

スムースレザーのメリット(長所)

スムースレザーに限ったことではありませんが、革製品は使い込むことによって経年変化が生じ、味わい深い風合いが生まれます。
適切なお手入れを続けることでツヤが増すだけでなく、使い込むことで色が変化し、持ち主の使い方によって個性ある様々な経年変化が楽しめるのが最大のメリットです。
使い方によって個性が出てくるというのもロマンですよね。

また、革には可塑性という圧力をかけるとその形を覚えるという性質があります。
革という素材自体は案外耐久性が高く、長期間にわたって使用できるのもメリットですが、それに加えて使う人の形を覚えるというのも魅力です。
特に革靴はその人の足の形や動きを覚えて、時間をかけて変形することで、快適な履き心地を得られるようになります。これも革の経年変化のひとつの形だと僕は考えます。

また、申し上げた通り通気性や透湿性が高いことも素材の特性であり、高級紳士靴のような靴の内側も底材も革でできている靴は案外蒸れにくいのも魅力です。

スムースレザーのデメリット(短所)

スムースレザーは表面が滑らかであるため、傷や汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。
また、革全般に共通することですが、メンテナンスを怠ると劣化しやすくなります。考え方によっては手間がかかる、ということです。

最近では革素材の価格も高騰しているため、革製品全般の価格も上がっています。人工皮革や合成皮革と比べると、天然皮革はやはり高価な印象です。特にこちらの写真のような、大判の革が使われているバッグなどは、革を贅沢に使っているので、高価になりやすいですね。

そこは安さに価値を見出すか、高価だけど長く使えるところに価値を見出すか、どちらも間違いではありません。

まとめ

スムースレザーや革の特徴や魅力についてご説明してまいりました。
スムースレザーはその滑らかな質感と上品な光沢が特徴であり、耐久性や経年変化のおもしろさも持ち合わせています。

雨や傷、あとは過度なお手入れに注意すればそこまで神経質になる必要はありません。
他の革との違いや見分け方を理解し、適切なお手入れ方法を実践することで、スムースレザー製品を長く美しく保つことができます。経年変化による風合いの変化も楽しみながら、スムースレザーの特長を存分に堪能していただけることを願っています。

楠美 皓平 Kohei Kusumi

革靴ジャーナリスト・ブロガー

祖父に教えてもらった靴磨きがきっかけで、靴のお手入れ方法や革靴に興味を持ち、『革靴の魅力や靴磨きの楽しさをもっと多くの人に知ってほしい』という想いでブログやYouTubeで情報発信を行う。また、ファッションとしての革靴だけでなく、足を支える道具としての革靴という側面から、靴選びの大切さについても発信をすべく知見を深めている。
ブランドや職人の取材のライティングをする一方で、靴好きの方のコミュニティの活性化の一環としてイベント運営も手がける。
前職のwebディレクターの経験からシューメーカーのブランドサイトやオンラインショップの制作・カスタマイズ、広告運用を受け持ったり、ブランディングや商品開発のコンサルなども行う。

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