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公開日:2021/05/13 

防水スプレーを学んで、梅雨対策を万全にしよう。

梅雨到来! さあ防水スプレーの出番だ!!

まだ5月の中旬ですが、2021年の梅雨入りはずいぶんと早いみたいです。
九州南部が5月11日に梅雨入りしたようですが、なんと例年より19日も早いようです。
となると、皆さんいつもより早く梅雨対策の準備を始めないといけません。

靴やかばんなど革製品の梅雨対策というと、外せないのが防水スプレーですよね。

しかし実際、防水スプレーを使おうと思ったときに、

「この素材には防水スプレーは使えるのかな?」 とか
「結局どういう風に使うと効果的なのかな?」 とか
「そもそも防水スプレーって必要なのかな?」 とか

疑問はたくさん出てきますよね。

そこで今回は、来たる梅雨に備えて身近な皮革ケア用品“防水スプレー”について掘り下げてみたいと思います。

 

目次

  1. 防水スプレーって絶対必要?
  2. サフィールやタラゴの防水スプレーは何が違う?
  3. 防水スプレーの効果的な使い方

 まとめ

1.防水スプレーって絶対必要?

まずは「防水スプレーの必要性」について、です。
革靴の手入れの手順の中で、「最後に防水スプレーを振っておきます」と書かれていることがあるかもしれません。

しかしせっかくワックスを使って美しい光沢まで出したのに、最後に防水スプレーをかけることでツヤがくもったり白くなってしまったりすることが多々あります。
ハイシャイン(鏡面磨き)がされているとなおさらですよね。

結論から言うと、しっかりと油分補給がされており、表面がポリッシュでワックスコーティングされた状態であれば、ある程度の雨・水は弾いてしまうので防水スプレーを振らなくても大丈夫! となります。

ハイシャインのイメージ画像です。

ワックス被膜は水を弾くことができます。

特にサフィールブランドの靴クリームやポリッシュは油分を潤沢に含みワックスの配合比率が高いため、防水効果にも優れた製品となっています。日常のお手入れをしておくだけでも少々の雨であれば十分効果を発揮します。

サフィール流のシューケアガイドでは、最後に防水スプレーを振ることを必須としていませんが、それは上記のような理由だからです。

 

とはいえ、「靴を少しでも濡らしたくない!」「ツヤ感よりもいかに雨を寄せつけないかの方が重要!」という方もおられますよね。
その時は、靴を靴クリームやローションなどで一通りのお手入れした上で、最後に防水スプレーを吹いておくようにしてください。

 

上記は「靴」を前提にしたお話です。靴であればハイシャインまでできますが、かばんや革小物はそうはいきません。
かばん・革小物などの雨対策には、防水スプレーは必要不可欠といって過言ではないでしょう。
靴のときと同様に、クリームやローションで保湿・保革をしてコンディションを整えておいてから防水スプレーを使用してください。

 

余談ですが、ガラスレザーエナメルといった表面がツルッとしてツヤのある革も前述したようなくもりや白濁といった現象が起きやすい素材です。
素材自体が樹脂でコーティングされたこれらの素材は、そもそも水気を浸透させにくい素材なので必ずしも防水スプレーを必要とするものではありません。

2.サフィールやタラゴの防水スプレーは何が違う?

サフィールやタラゴの防水スプレーが他の防水スプレーと異なる点についてご紹介します。
両社の防水スプレーは欧州の安全基準であるREACH(リーチ)規則に適合している点です。

REACH規則とは、「EUにおける『人の健康や環境の保護』と『競争力・技術革新』を目的とした規制」のことで、世界的にも大変厳しい規制とされています。
タラゴにおいてはこのREACH規則が施行される際に、高水準の防水性能を維持したまま、いち早くこの厳しい規制に適合した商品として話題となりました。

 

また両社は先端技術を使った商品開発にも積極的です。
例えば“タラゴ ハイテック ナノプロテクター”は、撥水性能が非常に高い防水スプレーですが、この商品は「ナノテクノロジー」を用いて製造されています。

 

ナノテクノロジーは、物質をナノメートルサイズの領域、原子や分子のサイズで制御する技術のこと表します。
ナノメートル(nm)は、10の-9乗 m、10億分の1メートルというまったく想像もつかないような極小サイズ。

ナノプロテクターはこのナノテクノロジーを使って生成されるインテリジェントポリマーを用いた防水スプレーです。
インテリジェントポリマーは一般的な防水スプレーで使用されるフッ化炭素(フッ素)と比べて、撥水効果・防油・防汚効果、定着性などが格段に高められた防水原体(防水スプレーの防水効果を発揮する原料のこと)です。

 

タラゴ ナノプロテクターがどれだけの撥水効果を発揮するか、実際に映像で見ていただいた方がわかりやすいと思いますので、ぜひこちらをご覧ください。

※インテリジェントポリマーがナノサイズ、なのではなく、インテリジェントポリマーを生成するためにナノ粒子を使用しています。したがってナノプロテクター自体にはナノサイズの粒子は含まれていません。

 

 

防水スプレーといえばLPガスや炭酸ガスなどを使って、噴霧をするエアゾールタイプの製品が多く販売されていますが、サフィールノワールからはこのようなガスを使用しない環境への配慮もなされた新しい防水スプレーとして“サフィールノワール プロテクター”発売されました。

“サフィールノワール プロテクター”はガスの代わりに圧縮空気を使って防水原体をふきつける仕組みになっています。
これまで防水スプレーを吹き付ける際は、スプレーのガスといっしょに周囲に巻き上がる防水原体の吸い込みにも注意が必要でしたが、エアゾール製品と比べても吸引事故が起こりにくくなっています。(といっても室内での使用は避け、風通しの良いところでの使用します。)

また通常、エアゾールは配合されたガスも含んだ容量を表記してありますが、“サフィールノワール プロテクター”はすべて防水剤の容量となっていますので同じ容量表記の防水スプレーと比べると使用できる回数や量はこちらの商品の方が格段に多くなります。

※この辺の商品の特徴や詳細は、下記の記事で詳しくご紹介しています。

【新商品】素材に・人に・環境に すべてにやさしい強力防水ミストがノワールシリーズに登場!

 

★あまり知られていないワンポイントアドバイス
“サフィールノワール ウォータープルーフスプレー”はファー(毛皮)に使っても大丈夫だったりします。
アベル社CEO マク・ムーラ氏によると、「欧州のセレブリティが雑な使い方をしてもトラブルが起こりにくいように、使用する溶剤の種類や量、成分の配合比率などを絶妙な加減に設定している」とのことです。

3.防水スプレーの効果的な使い方

靴だけでなくても、かばんや服、傘などにも防水スプレーを使用する機会があると思います。
いろいろな種類の防水スプレーがある中で、本章ではShoesLifeがおすすめする上手な防水スプレーの使い方Q&A形式でご紹介します。

 

Q,防水スプレーはいつ使うの?

A.防水スプレーは、出かける直前ではなくあらかじめ振っておくべし!
防水スプレーが効果を発揮するのは吹き付けてから30分後と言われています。
ついつい雨の日の出かける直前になって使いがちですが、せっかくの防水スプレーを吹きつけても定着する前に流れ落ちてしまうので効果が半減してしまいます。
防水スプレーは、できるだけあらかじめ振っておきましょう。

サフィールやタラゴの防水スプレーは1回使用すると、雨に濡れることがなければ少なくとも1ヶ月以上効果は持続します。
(理論的にはもっとずっと長持ちします)
そこから雨に濡れたり、日々のお手入れによって徐々に効果が低下しますので、雨濡れの後や定期的なお手入れの後に「追い防水スプレー」をして安定して防水効果を保つのが重要です。

 

Q.防水スプレーはどれくらいの量使えばよいのですか?

A.掛け過ぎは禁物! 少量ずつを数回に分けて吹き掛けよう!

使用する製品の素材によってもマチマチですが、例えば靴なら全体にまんべんなくスプレーが行き渡るように吹き付けます。
サフィールやタラゴの防水スプレーは薄くかけても強力に効果を発揮するので、少量ずつを数回に分けて、全体にまんべんなく吹き付けるのがコツです。
この時、吹き付ける対象から20~30cm程度距離を空けて使うと、スプレーを全体にむらなく吹きかけることができます。
吹きかける時に近づけ過ぎると一部分に集中してかかってしまいます。そうすると一箇所だけが掛け過ぎになってしまう上に、スプレー中に揮発するはずの溶剤が揮発しきれずに対象にかかってしまうことで、色落ちや仕上げ・加工を傷める原因となりますので要注意です。

防水スプレーの使用方法のイラスト

Q.栄養も与えられる便利な防水スプレーがあったらいいな。

A.ないことはないですが、エアゾール製品での栄養と防水の両立は?と考えます。

前述した通り、エアゾールの商品であれば、防水成分と噴霧のための高圧ガスまたは炭酸ガス、それらを混ぜ合わせるための溶剤が配合されているわけですが、そこにさらに革製品に栄養を与えられるだけの濃度の油分を含めた場合、果たしてすべてが満足のいく成果を発揮する製品となるのでしょうか。

ここは、保湿・栄養効果のクリームやローションと防水スプレーを併用することで、それぞれの製品に実力を発揮してもらった方がかえって効率的であると考えています。

 

 

★何気に知られていないワンポイントアドバイスその2
サフィールやタラゴの防水スプレーは国産の製品に比べると、スプレーしたときに霧がとても細かく吹き出します。
なので他の製品と同じ要領で使ってしまうと、思いの外しっかりとかかっていて、気づかないうちに掛け過ぎになることもしばしば……。

短靴、ローカットのスニーカーなら上記の通り、片足全体を2秒間くらい吹き付ける程度で十分防水効果を発揮します。
たくさん吹き付けても効果は変わらない、それどころか、色落ちや白濁などのリスクが生じますのでご注意ください。

 

 

まとめ

防水スプレーを使う上での気になるポイントについてご紹介しました。
防水スプレーの効果について疑問や不満をお持ちの方も少ないないかと思いますが、使い方次第ではその効果を発揮できないことがあります。
ですが、正しく使いさえすれば、無用なトラブルを避けられ期待以上に満足のいく成果を得られる製品でもあります。

防水スプレーを上手に使いこなして、靴やかばんを梅雨の長雨からしっかりと守り抜きましょう!

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記事内でご紹介した商品はこちらで購入できます。

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