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公開日:2020/07/13    /  最終更新日:2021/03/12

簡単キズ隠しから本格カラーリペアまで、革製品の色補修はこれで解決! その2

前回(簡単キズ隠しから本格カラーリペアまで、革製品の色補修はこれで解決! その1)、革製品のキズ・色補修の決定版アイテム“レノベイティングカラー補修クリーム”とはどんな商品なのか、についてご紹介しました。
今回は、「レノベイティング補修クリームの使い方」についてご紹介させていただきます。

使い方のコツは、“薄める”

レノベイティングカラー補修チューブを水に溶いてみた画像

レノベイティングカラー補修クリームは絵の具のように水で溶いてうす伸ばしすることができる。

レノベイティング補修クリームは、革製品の色落ちした部分や傷に塗布して色を補修するクリームですが、水やユニバーサルレザーローションで薄めて使うことができます。
しかし、傷の色補修の場合、傷口は銀面が無くなって水や油分を吸いやすい状態になっていますので、淡色の革の場合だとローションと混ぜてレノベイティング補修クリームを使うと油分を吸って色が若干濃くなってしまう場合があります。

 

そんなときは、レノベイティング補修クリームを水と混ぜて使ってあげてください。革は水を吸って一時的に濃くなることがあっても、時間が経つと乾燥して色は抜けますのでクリームの顔料だけが残ります。さらに水と混ぜると傷口から革の繊維の奥までレノベイティング補修クリームを浸透させることができますので、革の色とクリームの色がマッチしていれば革の風合いを損なわずに綺麗に色補修をすることができます。

左:クリーム100%のまま塗布 右:水で薄めて塗布

左:クリーム100%のまま塗布 右:水で薄めて塗布

また、レノベイティング補修クリームを直で塗った場合、どうしても塗ったところとそうでないところの境目が目立ってしまうことがあります。そんなときはローションに溶かして塗ってあげればクリームがグラデーションになり、より自然に仕上げることができます。傷の部分は直塗り、傷の周囲はローションで薄めたものを塗ると自然に仕上げられます。

水やローションで薄めることでレノベイティングカラー補修クリームを広範囲に塗り伸ばしやすくなりますし、かなり広範囲に塗りたい場合は水で薄めたクリームを模型用のエアブラシや霧吹きで吹きかけてあげることもできます。

ただクリームがダマになってムラができてしまう場合もあるため、霧吹きなどを使う際はドライヤーで乾かしながら素早くクリームの塗料を定着させてあげると綺麗に仕上がります。

塗りムラを少なくしたい場合は霧吹きなどが有効ですが、逆に狭い範囲の傷などには筆や綿棒などを使うと塗りやすいです。

塗布直後
左上:水 左下:水で薄めたクリーム
右上:ローション 右下:ローションで薄めたクリーム

塗布直後の画像はレノベイティングカラー補修クリームを水で薄めたものとユニバーサルレザーローションで薄めたものをそれぞれヌメ革に塗布したものです。
ヌメ革は革表面にできたすり傷や切り傷などの水や油が染み込みやすい状態を表しています。

そこに水・ローションそのものと、水やローションで薄めた補修クリーム塗布して、ヌメ革に対する変化をわかりやすく比較してみました。
水やローションはヌメ革に塗布すると、濡れた状態となり革が暗くシミ状になります。同様にそれぞれで溶いた補修クリームも液体の影響を受け、塗布部分は暗くなってしまいます。

乾燥後
左上:水 左下:水で薄めたクリーム
右上:ローション 右下:ローションで薄めたクリーム

当然ながら、水は乾けば濃くなった部分は薄くなり元のヌメ革の色味に戻りますが、ローションは油分・ワックスが入っているので水ほど乾きが早くなく、後が残ります。したがって、水で薄めたカラー補修クリームは水気が乾けばクリーム本来の色味となりますが、ローションで薄めた方は革自体がローションの影響で濃くなっているため色味が濃く発色します。(乾燥後の画像)

またレノベイティングカラー補修クリームは塗布後はマットな仕上がりになるという性質を持っているので、スムースレザーのようなツヤのある革製品に使われる場合はローションやワックスを塗って艶出しをしてあげると、より綺麗に仕上がります。

ただし、ローションでレノベイティング補修クリームをなじませる場合、ローションに含まれる溶剤や油分にクリームの顔料が溶けます。そうなると、その溶剤や油分が衣類についたときに色移りしてしまうことがあります。水で薄めたりクリームをそのまま塗った場合はクリームのアクリルがしっかり定着するので色落ちの心配は全くありませんが、肌や衣類に直接触れる革製品に使われる場合、ローションで薄めた際は必ずしっかりと乾かし、乾拭きを繰り返して色落ちがでないことを確認してから使い始めるようにしてください。

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