動画で紹介している手順と使用する道具
1.ほこりを払う(グランドホースヘアブラシ)
補修に入る前に、ブラッシングをしてホコリやごみを巻き込まないようにします
2.クリームやワックスを取り除く(レノマットリムーバー)
補修部分にワックスや油分が残っているとレノベイティングが乗りにくいため、あらかじめ落としておきます
3.サンドペーパーを使用して補修面を削る
目の粗い番手(200番や400番)から徐々に目の細かい番手(1000番、2000番)に切り替えます。
サンドペーパーはキズ部分だけでなく、その周囲にもかけキズとその周囲が平滑にするのがポイントです。
4.固く丸みのある物を使用して補修面を均していく
※動画内ではメタルシューホーンを使って、荒れた革表面を摩擦熱と押圧で均しています。
5.補修クリーム塗布(レノベイティング補修クリーム)
つま先の補修面に合わせて調色したクリームを水で薄め、薄く塗り重ねます
6.補修クリーム塗布部分の凹凸を均す(ユニバーサルレザーローション)
ローションの効果で補修面のクリーム凹凸を均し、補修部分とその周りの境目をぼかすことで自然な仕上がりにします
7.軽めのブラッシングで定着させる(グランドホースヘアブラシ)
やわらかい馬毛ブラシで補修面をブラッシングし、補修部分に塗布したユニバーサルローションを乾燥させます
8.靴クリーム塗布(クレム1925+アプライブラシ、ブリストルポリッシャーブラシ)
かばんの色補修とは異なり、靴は靴クリームが使用できます。
下地となる製品本来の色味と補修部分の微妙な色の差は靴クリームの色味でだいぶ埋められます。
ツヤだしと栄養補給の効果もありますので、補修後の日常のお手入れも靴クリームを使用します。
※ただし、レノベイティングでの補修部分はアプライブラシを使用せずに必ず指塗りで行ってください。
9.ポリッシュを使った鏡面磨き(ビーズワックスポリッシュ、ミラーグロス)
固形ワックスで鏡面磨きをすることで、キズ補修部分をより目立たなくすることができます。
10.仕上げの工程(ブリストルポリッシャーブラシ、ハイシャインクロス、フィニッシャーブラシ、ハイシャイングローブ)
豚毛のブラッシングでハイシャインの境目をぼかし、仕上げの水拭き→フィニッシャーブラシ→ハイシャイングローブの順に仕上げていきます。