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簡単キズ隠しから本格カラーリペアまで、革製品の色補修はレノベイティングカラー補修チューブで解決! その2
前回(簡単キズ隠しから本格カラーリペアまで、革製品の色補修はこれで解決! その1)、
革製品のキズ・色補修の決定版アイテム“レノベイティングカラー補修クリーム”とはどんな商品なのか、についてご紹介しました。 今回は、「レノベイティングカラー補修クリームの使い方」についてご紹介させていただきます。
レノベイティングカラー補修クリームは、革製品の色落ちした部分や傷に塗布して色を補修するクリームですが、水やユニバーサルレザーローションで薄めて使うことができます。 しかし、傷ついた部分を補修する場合、傷口は銀面(革の表層)が無くなって水や油分をしみ込みやすい状態になっています。淡色の革の場合、そのまま傷口にローションと混ぜたレノベイティングカラー補修クリームを塗布してしまうと、ローションに含まれる油分が傷口からしみ込んでしまい、傷部分の色が濃くなってしまいます。
このような時は、レノベイティングカラー補修クリームは水と混ぜて使用してください。 革は水を吸って一時的に濃くなることがありますが、時間が経てば乾燥とともに水気が抜けて湿って濃くなった色は元に戻ります。そして水に溶いたカラー補修クリームの顔料は補修部分に定着し補色されます。また水に溶くことで革の傷口から皮革の繊維の奥へレノベイティングカラー補修クリームが浸透しやすくなるため、いかにも「塗料を塗りました」みたいなベタ塗りで浮いた感じになりにくく、元の革の風合いを活かしてきれいに傷口を補修することができます。
レノベイティングカラー補修クリームを直で塗った場合、どうしても塗ったところとそうでないところの境目が目立ってしまうことがあります。そんなときはローションに溶かして塗ってあげればクリームがグラデーションになり、より自然に仕上げることができます。傷の部分は直塗り、傷の周囲はローションで薄めたものを塗ると自然に仕上げられます。
水やローションで薄めることで、レノベイティングカラー補修クリームを広範囲に塗り伸ばしやすくなり、さらに広範囲に塗りたい場合は、水で薄めたクリームを模型用のエアブラシや霧吹きで吹きかけてあげることもできます。
ただクリームがダマになってムラができてしまう場合もあるため、霧吹きなどを使う際はドライヤーで乾かしながら素早くクリームの塗料を定着させてあげると綺麗に仕上がります。塗りムラを少なくしたい場合は霧吹きなどが有効ですが、逆に狭い範囲の傷などには筆や綿棒などを使うのが最適です。
塗布直後の画像は、レノベイティングカラー補修クリームを水で薄めたものと、ユニバーサルレザーローションで薄めたものをそれぞれヌメ革に塗布したものです。 ヌメ革は革表面にできたすり傷や切り傷などから、水や油が染み込みやすい状態を表しています。
そこに水・ローションそのものと、水やローションで薄めた補修クリーム塗布して、ヌメ革に対する変化をわかりやすく比較してみました。 水やローションはヌメ革に塗布すると濡れた状態となり、革が暗くシミ状になります。同様にそれぞれで溶いた補修クリームも液体の影響を受け、塗布部分は暗くなってしまいます。
当然ながら、水は乾けば濃くなった部分は薄くなり元のヌメ革の色味に戻りますが、ローションは油分・ワックスが入っているので水ほど乾きが早くなく、後が残ります。したがって、水で薄めたカラー補修クリームは水気が乾けばクリーム本来の色味となりますが、ローションで薄めた方は革自体がローションの影響で濃くなっているため色味が濃く発色します。(乾燥後の画像)
レノベイティングカラー補修クリームは、塗布後はマットな仕上がりになるという性質を持っているので、スムースレザーのようなツヤのある革製品に使われる場合はローションやワックスを塗って艶出しをしてあげると、より綺麗に仕上がります。
ただし、ローションでレノベイティングカラー補修クリームをなじませる場合、ローションに含まれる溶剤や油分にクリームの顔料が溶けます。
その場合、その溶剤や油分が衣類についたときに色移りしてしまうことがあります。
水で薄めたりクリームをそのまま塗った場合はクリームのアクリルがしっかり定着するので色落ちの心配は全くありませんが、ローションで薄めた際は、肌や衣類に直接触れる革製品に使われる場合、必ずしっかりと乾かし、乾拭きを繰り返して色落ちがでないことを確認してから使い始めるようにしてください。
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