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正しい靴クリームのカラーの選び方をハンガープロジェクトのカービー・アリソン氏が語る
靴磨きをするにあたって、様々な工程で必要になってくるいくつかシューケア用品ですが、中でも靴クリームは使用感や仕上がり等、拘りたいものの一つでもありますよね。靴クリームには色数がたくさんあります。
何色の靴でも使える無色のニュートラルを使えば色合わせの悩みはクリアされますが、靴に色がある以上、履いている内に色を補うことが必要な事が起こったりします。色選びのお問合せはとても多く、お悩みの方がこんなにもいらっしゃるのかと痛感することもしばしば。
さて、以前にも靴クリームの色選びについて書かれた海外記事を二つご紹介しました。
今回は、ノワール クレム1925の色についてお話しているハンガープロジェクトのカービー・アリソン氏の動画「How To Choose The Right Shoe Color Polish」を、日本語翻訳でご紹介します。 クレム1925の色はどんな色味なのか、一緒に見ていきましょう。
靴に栄養を与える100%天然素材で松由来のテレビン油です。 石油系溶剤不使用なので、革を劣化させることはありません。世界中の靴愛好家の間で最高の靴クリームとして広く知られています。 豊富な顔料で、他社製品より美しい光沢を実現します。カラーバリエーションは、どのブランドよりも豊富な全13色。(現在日本では16色展開) 最新動画で、ハンガー・プロジェクトの創設者カービー・アリソンが、あなたのドレスシューズに最適な靴クリーム選びを指南します。
こんにちは。ハンガー・プロジェクトの創設者、カービー・アリソンです。ハンガー・プロジェクトは、みなさんのワードローブを美しく保つお手伝いをします。サフィール ノワール クレム1925の魅力のひとつは豊富なカラーバリエーションで、全13色からお選びいただけます。
とはいえ、完璧な組み合わせはめったにないので、正しい靴クリームの色選びにこだわりすぎないことが重要です。 重要なのは、どんな風合いを出したいのか考えて、あなたの靴に合う組み合わせを探すことです。そして、靴を磨くたびに増す風合いを実感するのが、靴磨きの醍醐味です。
靴クリームの顔料のテスト実演では、いろいろな靴クリームをテストするのと同じ要領で白い紙にクリームを塗ります。HangerProject.comで取り扱っているすべての製品に色味の説明がついています。サフィール ノワール クレム1925の購入ページで製品のカラーを選ぶと、製品画像の上に色味の説明が表示されます。
今回は、白い紙を使って色見本を作成し、各色の微妙な違いを詳しく説明します。
サフィールノワール クレム 1925には、ライトブラウン、ブラウン、ダークブラウン、そして新色のタバコ(ハヴァナ)ブラウンの、4種類の基本色があります。 4色の微妙な違いがよくわかるように、各色を白い紙に塗ってみます。
ライトブラウンは薄い茶色です。バターのような色で、タンより濃いですが、タンに近い色です。ブラウンは、ライトブラウンよりも実際にチョコレートブラウンに近い色です。 4色の中でいちばん意外なのが、ダークブラウンだと思います。ダークブラウンは本当に濃い茶色で、ほとんど黒です。紙に塗ってみると、本当に濃い色だとわかります。
そして、新色のタバコブラウンです。これで4種類のブラウンカラーが揃いました。微妙な違いをご覧ください。 ライトブラウンは、バターのような薄い茶色です。ブラウンは、中間の茶色です。ダークブラウンは、かなり黒に近いです。タバコブラウンは、ブラウンとダークブラウンの中間くらいの色です。ダークブラウンの一歩手前の、濃いめの茶色といったところでしょうか。
顔料系の靴クリームにはある程度の透明度があることをご理解いただくよう、お客様にはかならずお話ししています。 靴にクリームを塗っても、油性ペンキを塗ったように完全に色は変わりません。 靴クリームを塗ると、靴の色にかかわらず、表面が薄く色づきます。なので、いろいろな色のクリームを試して、実際に靴の風合いが増し、変化していく様を楽しめるのです。靴の色が濃くなるのが心配なお客様には、必要以上に濃く仕上がらないように、靴の色より少し薄めの色を使うようご提案しています。どの靴クリームを使っても革の色が少し濃くなりますが、これは、靴クリームが革に浸透して栄養を与えるためです。水に濡れると紙が黒ずむのと同じで、特に乾いた革に靴クリームを塗ると、色が濃くなります。 しかし、靴クリームが少し乾くと、塗り始めたときの色に戻ります。それでは、美しいカラーバリエーションをご紹介しましょう。
私のお気に入りはボルドーです。ご覧のとおり濃い紫で、実に美しい色です。こちらはマホガニー。 9番の色です。 赤い顔料が続きます。こちらはエルメスレッドです。名前の由来が気になりますね。マホガニーに近いですが、マホガニーよりも少し薄い赤です。 そして、コニャックです。ブラウンに少しバターを加えたような色で、限りなく茶系に近いです。ブラウンとライトブラウンの中間くらいの色だと思います。 次はグレー系です。私はダークカラーと呼んでいます。グレーは、グレーそのものです。決して薄い黒ではありません。ダークグリーンは鮮やかな緑色ですが、深緑色の靴にピッタリです。
ネイビーブルーは、ネイビーの靴におすすめです。
そして、ブラックです。
ニュートラルを塗ってみましょう。 指に残っているほかのクリームで色が変わってしまうかも。大丈夫でした。
ニュートラルの靴クリームは何に使うのかとよく質問されます。レノベイタークリームやニュートラルワックスだけでいいんじゃないかと。 ニュートラルの靴クリームは、靴の顔料を落とすのに使えるんです。ニュートラルに配合されている溶剤やテレビン油が古いワックスを再乳化・再液化して、革を傷めずに落とすことができます。靴にやさしいクリーナーとして多くの方にお使いいただけると思います。
ほかにも、薄めの色がほしいときに、ニュートラルを使ってほかのクリームを薄めることができます。フタの裏でクリームを少量混ぜ、お好みの色味になったら靴に塗ってください。また、靴と違う色のクリームを塗ってみるのもおすすめです。靴の表情が変わって、とても楽しいですよ。 たとえば、黒い靴にブルーのクリームを塗るとクリームにより深みが出ます。バーガンディの靴にマホガニーのクリームを塗ると、ほんのりと赤みが加わります。
ご説明したとおり、靴クリームのカラーは補助的なもので、靴に塗っても薄く色がつくだけです。ライトブラウンの靴に黒のクリームを使うような場合を除き、靴の色は変わりません。塗ったクリームがお気に召さなければ、革の表面のどんな汚れも落とすレノマットリムーバーで落とすことができます。
いろいろなクリームを試して、靴を生まれ変わらせてください。ワックスと靴クリームの微妙な違いを詳しく説明している動画もございますので、併せてご覧ください。
今回ご紹介したサフィール製品は、すべてHangerProject.comで購入できます。世界の高級靴・高級衣料ケア製品をどこよりも幅広く豊富に取り揃えております。この動画に関するご質問は、画面下のコメント欄にお寄せください。すべての質問に私が個別にお答えします。最後に、この動画をお気に召したら、“高評価”のクリックをお願いします。チャンネル登録して通知をオンにしていただくと、新しい動画が公開されるたびに通知が届きます。
ハンガー・プロジェクトの創設者、カービー・アリソンでした。ハンガー・プロジェクトは、みなさんのワードローブを美しく保つお手伝いをします。 ご視聴ありがとうございました。
今回は、靴クリームのカラー選びについて、カービー・アリソン氏がアドバイスしている動画をご紹介しました。 次回の海外情報もお楽しみに!
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