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英国発パーマネントスタイルが贈る靴磨き動画のご紹介 その2

 

前回ご紹介した「英国発パーマネントスタイルが贈る靴磨き動画のご紹介 その1」の続き、その2は鏡面磨きについて、サイモン・クロンプトン氏が、ガジアーノ&ガーリングの職人ピート氏とともに、実演を交えてお話ししている動画をご紹介します。

今回は、まず、ポリッシュを塗る工程についてのお話しから始まります。

 

 

 

ポリッシュを塗る場合、指やクロスで塗ったりすると思いますが、ピート氏は、柔らかい毛質ではなくかなり硬い毛質の馬毛ブラシを使用し、ブラシの先を使って、ムラにならないように靴全体にブラシをかけます。

ここでのポイントとして、穴飾りや縫い目にまでポリッシュを塗るために、ピート氏は布ではなくブラシを使用し、次の工程で布を使用するそうです。

ブラシで塗り終えた後は、30分ほど放置して乾燥させます。

ピート氏の見解では、この放置時間はあくまでも好みで、早く済ませたいなら5分くらいでも良くて、決まった時間はないと話しています。
ただし、放置しすぎると靴の上でポリッシュが乾いてしまい、跡が残ることがあるので、ピート氏はポリッシュが完全に乾く前に、重ね塗りに入るそうです。

重ね塗りをする時は、ポリッシュを布に少し取って、つま先、甲の外側片方からヒール、ヒールの内側から甲の内側に塗り伸ばしていくことでムラを防ぐことができます。

サフィールノワール ビーズワックスポリッシュを手に取るピート氏

全体にポリッシュを塗ったら、甲とヒールあたりを重点的に磨き上げ、つま先とかかとはさらに光沢を出します。

ここでサイモン氏が、指を使うのはなぜかを尋ねます。
ピート氏は、お客様の靴をたくさん預かっている靴磨き店の方は、塗って乾かす作業を手早く行う必要があるため、指でポリッシュを塗り重ねる方法が最適で、効果的かつ、あっという間に見事な光沢が生まれると答えます。
そして、もう一つのポイントは、ポリッシュは全体に塗っても、歩くと屈曲部分がひび割れることがあるので、それを防ぐために屈曲部分にはあまり塗らないこと。

ピート氏が使うブラシについてはお話がありましたが、布はどのようなものを使っているのでしょう?

 

布も人によっては、Tシャツ素材のものやネル生地のような素材のもの等、それぞれ好みがあると思います。

ピート氏は、目の詰まったコットンで伸縮性がないものがお気に入り。

とても使い勝手がよくて、いくら使いこんでも繊維がぜんぜん抜け落ちないものを使っているそうです。

実演でピート氏が使用するのは、サフィールノワール ビーズワックスポリッシュです。

先ほどの説明にもあったように、硬い毛質の馬毛ブラシの先端にポリッシュを少量とり、靴全体にムラなく塗り伸ばします。

ここでも、ポリッシュを厚く塗りすぎるとひび割れてしまう可能性があるので、お好みで量を増やしても塗りすぎてはいけないとアドバイスが。

円を描くように靴全体に塗っていき、縫い目などの細かい部分も忘れずしっかりと塗り、このまま軽いタッチで、サッと撫でるように塗ります。

ポリッシュの色を選ぶ時も、靴クリームの色を選ぶ時と同様に、靴に合う色を選ぶのが原則だそうです。

 

 

指に血が通わなくなったエピソードを披露しています。

美しく磨き上げられた靴

続いてクロスでポリッシュを塗っていきます。

クロスは人それぞれ巻き方がありますが、基本は磨く面が平らになるように、人差し指にしっかり巻き付けて固定します。

ピート氏は過去に、クロスを固定するために輪ゴムを使って、指に血が流れなくなって大変だったそうです。

指にしっかりと巻き付けたクロスに、ポリッシュをほんの少し取って力を入れて磨きます。

円を描くように靴全体に素早く塗ります。

ピート氏は必ず、靴のつま先から中央、かかとの順番で塗っていくそうです。

 

いよいよ水を足して磨き上げる工程に移ります。

ここでピート氏が使用するのは、サフィールノワール ミラーグロスです。

ミラーグロスはすぐに乾いてしまうので、水を足して仕上げ磨きを行うそうです。

そして、水を足す方法にもいろいろあり、霧吹きや唾を使う方法があります。

ピート氏には、唾が合っているそうで、量の調節もお手の物です。

水の調節は、初心者には難易度が高いと思われるかもしれませんが、今回ご紹介している手順では、ほんの少しの量で光沢を出すことが可能で、他にも、指で水を足して軽くたたく方法もご紹介されています。

水の量が多いと、その部分が革に染みてしまって光沢が出ない場合がありますが、その場合の対処方法として、クロスの乾いた面でこすって周りのポリッシュとなじませる、もしくは、放置して乾かすと良いそうです。

ポリッシュを重ねていく内に剥がれないか心配するサイモン氏に、大量に塗るわけではないから剥がれることはないと、ピート氏は答えます。

そして、仕上げていくにつれて、ポリッシュの量も力加減も減らしていき、きめの細かい柔らかいクロスを使って磨き上げることをおすすめしています。

 

 

最後に、ポリッシュで磨く場合はやわらかい毛のブラシで磨いても、ソフトな光沢が出て十分美しく仕上げられること、靴本来の美しさを保つために、定期的に靴磨きを行うことの大切さをお話ししています。

大切な靴を長くキレイに履くために欠かせない靴のお手入れですが、ガジアーノ&ガーリングの職人、ピート氏の方法をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?

今回の他にも、海外の靴磨きにまつわる情報を今後もご紹介していきますので、お楽しみに。

 

本記事で取り上げた動画「How to polish your shoes 2 Polish and mirror shine」で使われている“ビーズワックス ポリッシュ”や“鏡面磨き/ハイシャイン”は以下の記事でもご紹介しています。

 

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