まとめ
それでは最後にまとめです。
今一度、比較表をご覧ください。
※スマホで表示される場合は、表が横へスライドできます。
サフィールのクリーナーの使い分け
サフィールのレザーケアは「いかに靴・革製品を長く美しく使い続けるか」を重視しています。
その考え方に基づいて、サフィールでは毎回のケアで靴や革製品に塗布された古いクリームやワックスを落とす、いわゆる「スッピン」状態にする必要はない、と言っています。
それでは各商品をどのように使い分けると良いのでしょうか。
★落ちない汚れ対策 / 靴に残る古いクリームをリセット
汚れ落としの効果としては断トツで“レノマットリムーバー”となりますが、日々のお手入れではいかに皮革への負担(乾燥やダメージ)を減らすかを考えて、多量・多用は禁物です。
レノマットリムーバーでしか落とせないような雨ジミや塩吹き、頑固な汚れ以外では、期間を空けての定期メンテナンス時にレノマットリムーバーを使用します。
日々のメンテナンスの繰り返しにより、塗布量が過多となったクリームやポリッシュをいったん取り除き、新たに塗布するクリームやローションの浸透性を高めるための“レノマットリムーバー”は大変効果的です。
★日頃のお手入れ(デイリーケア)で使う
毎回のお手入れの工程で汚れ落としを使うのであれば、すでに塗布されている靴クリームやローションの栄養・ツヤ出し効果を維持しながらお手入れをすることができる汚れ落としを選びたいところ。そうすると選択肢としては………
“サフィール クリーニングローション”
“ノワール コンディショニングクリーナー”
を使うべきでしょう。
光沢・ワックス被膜を維持しながら汚れを落とすので、鏡面磨きの強い輝きや靴全体の美しい光沢を維持をしながらの汚れ落としが可能です。
★クイックなお手入れ / 靴以外の革製品にも使う
栄養・光沢、それから汚れ落としの効果を持つローションタイプの以下アイテムは、
“サフィール ユニバーサルレザーローション”
“ノワール レザーバームローション”
これらは1本で油分補給からツヤ出し、汚れ落としが完結できるので、手軽なお手入れに使うのがおすすめです。
汚れ落とし専用の商品ではありませんが塗布時に軽度な汚れは十分落とせますので、どちらかというと汚れ過ぎる前にきれいな状態を保つために使っていただくのが吉です。
サフィールのクリーナーについて、ご理解を深めていただけましたでしょうか。
「クリーナー」なので、「汚れ・古いクリーム、ワックスがよく落ちる」ことが最重要………と思われがちですが、皮革用の汚れ落としはそれだけでは不十分です。
クリーナーは用途に応じて適切に使い分けることでケアで得られる効果が大きく変わってきますので、その事を意識して使ってみていただければと思います。