サフィールの商品全般に言えることですが、良質な天然成分を贅沢に使って、革にとって高い栄養補給効果を発揮する良いものばかりです。なので、それをお手入れの度に落とす必要はないと考えています。
また、クリーナーには溶剤や界面活性剤が含まれていますので、クリーナーの使い過ぎは革に余計な負担をかけてしまいます。落とす必要のない成分をわざわざ落として、さらに革に負担をかけてしまうのはナンセンスです。
実際、履きおろし前のプレメンテナンスから5年以上サフィールを使っている本サイトの編集スタッフの靴は、ほとんどクリーナー無しでお手入れをしていますが、靴にひび割れが入ったことがありません。
なので、必要以上にクリーナーを使って、革をすっぴんにすることの信憑性はほとんどないと考えています。
もちろん、靴に汚れがついてしまった場合やクリームのロウ分などが過剰に蓄積してしまった場合には、仕上りにも影響しますのでクリーナーで落としてあげる必要はあります。また、季節によって衣替えで履かなくなる靴のお手入れをする場合も同様です。
しかし、サフィールの製品をお使いいただいていれば、少なくともデイリーケアで毎回汚れ落としを使う必要はありませんし、その方が革に負担をかける心配もありません。
その考えに基づいて作られたサフィールのクリーニングローションと、サフィールノワールのコンディショニングクリーナーについて、次の記事で詳しくご紹介させていただきます。