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タラゴ スニーカーペイントの使い方・失敗しないテクニック編

ホーム > トピックス > タラゴ スニーカーペイントの使い方・失敗しないテクニック編
公開日:2021/08/05    /  最終更新日:2023/08/02

タラゴ スニーカーペイントの使い方・失敗しないテクニック編

第15回インスタライブ、今回もめちゃめちゃ濃ゆい配信でした。

タラゴ スニーカーペイントの使い方をレクチャーする配信でした。

失敗しない!タラゴ スニーカーペイントのReカラー術

前回記事、基本編でご紹介した手順に加えて、プロ直伝のクオリティアップテクニックを実際にやってみせました。

 

そこで本記事は先日のインスタライブの内容から厳選した、失敗しない&クオリティが上がるスニーカーカスタムテクニックをまとめてみました。


目次

  • 下地つくりはしっかりと
  • タラゴ コンディショナーはしっかり乾かす
  • 容器はよく振り、よく混ぜる
  • 塗る、というよりは〇〇〇〇
  • 特殊カラーの注意点
  • 絵心がなくても大丈夫
  • コンディショナーは手直し・修正にも有効

まとめ


 

下地作りはしっかりと

スニーカーペイントをきれいに仕上げるためには、下地作りはとても重要な工程です。
色乗りを良くするだけでなく、色落ちやはがれ、クラック(ひび割れ)などを予防するのにも大変有効だからです。

基本編では「タラゴ コンディショナーで表面の仕上げ剤を取り去る」と書きましたが、ここに一手間加えることで仕上りが劇的によくなります。

 

さて、そのひと手間とは………

タラゴ スニーカーペイントを塗布する前に下地処理をします。

ペイント前の下地作り

サンドペーパーをかける です。

スムースレザーやラバーなどは素材の特性や仕上げ材によりつるつるとしていて、ペイントが流れてしまうことがあります。
そうすると、色乗り・定着にムラや偏りが出がちです。
そこでサンドペーパーを使って、あらかじめスニーカーペイントが馴染む下地を作っておくと、ムラなく塗布することができます。

タラゴ コンディショナーはしっかり乾かす

サンドペーパーのあと、タラゴ コンディショナーを使うことでサンドペーパーで削った跡を整えることができます。
サンディング(ヤスリがけ)では取り切れなかった仕上げ剤なども除去できます。

タラゴ コンディショナーを使ったら、乾拭きやドライヤーでしっかりと乾かします。

タラゴ コンディショナーはしっかり乾かす。

ただしサンディングをした後は、液体が染み込みやすくなっています。
タラゴ コンディショナーを使った後をそのままにして次の工程を入ろうとすると、まだ湿り気が残っているためタラゴ スニーカーペイントの定着に影響が出ます。
コンディショナーの後は乾拭きをしっかりとしたり、ドライヤーで湿りを飛ばしておくことが重要です。

・容器はよく振り、よく混ぜる(ただし慎重に)

タラゴ スニーカーペイントのトリセツには「振らずに付属の筆でよく混ぜる」と記載されています。
インスタライブでも言っていましたが、タラゴ スニーカーペイントは顔料がたっぷり入っていて濃厚な処方となっています。
したがってしばらく置いておくと沈殿してしまいますから、使う前に沈殿してしまった顔料をしっかりとかき混ぜることが必要となります。

かき混ぜる時についつい容器ごと振ってしまいたくなりますが、振ったことで起こる問題点は「泡が立ってしまう」こと。
前述の通り濃厚で粘度があるので、液中に気泡が入ると消えにくいんです。
ということで、タラゴ社としては筆で混ぜることを推奨しているわけです。

なるべく泡が立たないように、慎重かつ大胆に容器を振って混ぜます。

筆にせよ、振るにせよ、しっかりと混ぜます。

もし筆でかき混ぜるのがまどろっこしいとお思いな方は、なるべく泡が立たないように慎重かつしっかりと容器を振るようにしてください。
もし泡が立ってしまったら、あらかじめ筆などで泡をつぶして塗布面に気泡が残らないように注意してください。

・塗る、というよりは〇〇〇〇

タラゴ スニーカーペイントを均一に塗布するコツとして塗布面に「すり込む」ことを意識します。

 

塗布面には凹凸があるので、筆やスポンジで直線を書くような動きで「塗る」とどうしても筆ムラや筋が付きがちです。
そこでペイントを「すり込む」ことを意識して塗布することで、凹凸にも均一にスニーカーペイントを塗布することができ筆ムラや筆筋などが残りにくくなります。

筆先を使って微妙な凹凸にスニーカーペイントをなじませることを意識します。

「塗る」ではなく「すり込む」ことを意識する

下地をしっかりと作っておくのは、塗布工程でタラゴ スニーカーペイントをしっかり定着させることが目的ですが、この下地にしっかりとなじませるような塗り方をすることが重要なポイントとなります。

・特殊カラーの注意点

タラゴ スニーカーペイントにはフルーアシリーズ(蛍光色)やグリッター(ラメ入り)、グローインザダーク(蓄光)といった一風変わった特殊カラーが多数あります。
自分だけの1足を生み出す上で、これら特殊カラーをうまく使えば、それだけでさらに目を引く注目度バツグンなデザインに仕上げることができます。

さて、上記特殊カラーはただ塗るだけでは、本来のポテンシャルを活かしきれず、実力を発揮できません。

 

そこで特殊カラーを使う時のワンポイント!

特殊カラーを塗布する前には、その特殊カラーに応じたベースカラーを先に塗る、です。

左側にベースカラーのシルバーを塗った画像、右側にグリッターシルバーまでを塗布し終えた画像

左: ベースとしてアンティークシルバー / 右:ベース塗布後、グリッターシルバーを塗布

<組み合わせの参考例>

タラゴ スニーカーペイント グリッター
・550 グリッターゴールド
← ベース 503 ゴールド

・551 グリッターシルバー
← ベース 502 アンティークシルバー

 

タラゴ スニーカーペイント フルーアシリーズ(蛍光色)
・476 フルーアオレンジ
・477 フルーアフューシャ
・478 フルーアグリーン
← ベース 01 ホワイト

 

タラゴ スニーカーペイント グローインザダーク(蓄光)
・900 グローインザダーク
← ベース 01 ホワイト

 

タラゴ スニーカーペイント フォトクロミック
・950 フォトクロミックイエロー
・951 フォトクロミックパープル
← ベース 01 ホワイト

・絵心がなくても大丈夫

「カスタム」とか「ペイント」とか聞いてしまうと、「絵心ないし……」と躊躇してしまうかもしれませんが、そんな心配ありません。
パーツを塗り分けてオリジナルカラーのスニーカーを作るだけでもとっても楽しいですよ。

もしワンポイント、イラスト入れたいなーなんて思ったら、「スタンプ」を使ってみてはいかがでしょうか?

スタンプを使えば、スニーカーに手軽にイラストを描けます。

スポンジに取ったスニーカーペイントをスタンプに付けて押すだけ

スヌーピーのスタンプをキャンバス地のスニーカーに押してみました。

線画スタンプなら、塗り絵のように色をつけるのも楽しいですよ。

スニーカーペイント付属のスポンジに液を取り、スタンプ台のように軽くポンポンとスタンプへ付けてあげれば後は押すだけです。
ただ紙へ押すのとは異なるので、スタンプがずれないように慎重に、四方へ均等に押してあげて湾曲している部分に沿ってペイントが乗るようにしてあげるのがきれいに押すコツです。

線画のスタンプが押してあげれば、塗り絵の容量で色付けもできるのでカンタンにイラストをスニーカーにあしらうことができちゃいます。

・コンディショナーは手直し・修正にも有効

冒頭、下地づくりに使用したタラゴ コンディショナーは手直し・修正にも有効です。
スニーカーペイントを剥離させる効果を持っているので、はみ出したり、間違って塗ってしまった部分をコンディショナーで拭ってあげればカンタンに落とすことができます。
スニーカーペイントが乾く前が一番落としやすいので、気がついたら手早く修正しておきましょう。

ただ、すでに何層にも塗り重ねている箇所は全部取れてしまうので注意してください。

 

この方法はペイント後に発生したクラック(ペイント面のひび割れ)の補修にも応用できます。
綿棒にコンディショナーを含ませて、ひび割れてペイントが浮いた部分をなぞってあげるとカンタンにきれいにすることができます。
あとはクラックの原因となったシワにもう一度同じカラーを塗布することで修復完了です。修復部分は新たに塗布したスニーカーペイントがシワにしっかりとなじむので今度はクラックが入りにくくなります。

クラックやはがれが起きる場合は、スニーカーペイントが素材になじみ切っていないことで起こることが多いです。
下地をしっかりと作ることでこのようなトラブルを未然に防ぐことができるのです。

まとめ

7月30日(金)配信のインスタライブでご紹介したスニーカーペイントのテクニックについて、補足してみました。
何事も「準備8割」と言われますが、スニーカーペイントにおいても仕上りの良し悪しを分けるのは「下地づくり」です。
どんなデザイン・仕上りにしたいかをイメージしたら、完成に向けてしっかり準備を整えて、自分だけの最高の1足を作り出してみてください!

そして完成したあかつきには、ぜひInstagramにアップして見せびらかちゃってください!
その時は@tarrago_japanをタグ付けするのをお忘れなく。

今回の配信のもう一つの目玉「サフィール ダイフレンチリキッド(染料)との上手な併用法」については、また後日詳細を解説してまいります。
お楽しみに!

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