結果は完全勝利!とはいきませんでしたが、なんとかシミを目立たなくすることに成功しました。
今回挑戦したお手入れと結果をまとめると…
1.最初の水拭き
→変化なし。ですが、水拭きでは改善しなかったので、しみの原因が水気なのかそうでないのかの判断はできました。
2.レノマットリムーバー(サフィール)
→変化なし。無敵の強力クリーナーをもってしても改善に至らず……。
揮発性の高いレノマットリムーバーは水シミでも油シミでも効果が出やすいのですが、おそらくシミができてから時間が経ち過ぎてしまったことが原因と思われます。
3.ユニバーサルクリーナー(タラゴ)
→極わずかに効果あり?
界面活性剤系のクリーナーだと多少シミは薄くなりましたが、納得できるほどの効果は得られませんでした。
4.スペシャルナッパデリケートクリーム(サフィールノワール)
→一旦、保革のために塗布。周囲の革の色が若干暗くなりシミが目立ちにくくはなったものの、根本的な解決にはなりませんでした。
5.ダイフレンチリキッド(サフィール)
→変化なし。顔料仕上げだったためか、バッグ自体の表面に影響してしまい、色が濃くなってしまい逆効果……。
6.レノベイティングカラー補修 チューブ(サフィール)
→効果なし。シミ部分の方が色が濃いため、淡色のクリームではカバーしきれず、効果がありませんでした。
シミ部分をサンドペーパーで削るなどすれば、また違った結果になったかもしれませんが、革質が薄く柔らかかったのでひとまず今回は避けました。
7.水拭きを繰り返す
→効果あり!
しょっぱなの水拭きのときはあまり効果はありませんでしたが、上記のようにいろいろな方法を試すうちに、徐々にシミが抜けやす異状態になったのではと推測しています。
ということで、2回目の水拭きでは奇跡的にシミが薄くなりました。
8.ユニバーサルレザーローション
→効果あり。
うっすら残ったシミの後も、ローションの油分(ホホバオイル)やビーズワックスのツヤ効果で乾燥していた革にうるおいが戻り、元々の革の色が戻るとともに、シミは目立たなくなりました。
結論。
今回は色々試すことができて結果としてシミを薄くすることができました。
本当はシミがついてすぐ、原因がわかっていればそれに応じた対応を速やかに行うことで、シミにならないようにしたり、もっと楽にシミを落とすことができたはずです。
そうはいっても、トラブルは気づかぬうちに起こるもの。
皆さんはお手入れする際、革質やシミの原因などをよく理解した上で対処法を実行すれば、わたしのように遠回りすることはないかと思います。
革質によっては取り返しのつかないことになる恐れもあるので、充分気を付けてくださいね!
そうならないためにも、まずは日頃からお手入れをしっかり行いましょう!
友人には、バッグをお返しするついでにクリスマスプレゼントとしてユニバーサルレザーローションをプレゼントしようと思います。笑。
ではまた。