出番が多かった頃は、乳化性クリームで一生懸命ケアしていましたが、この10年ほどはホコリまみれになっていた革靴さん…。

そんな靴を蘇らせようと立ち上がったのが、サフィール【ビーズワックスファインクリーム】のブラウンチームのメンバー。
80色以上あるので、ブラウン系だけでも約20色はあります。
革の色は複雑ですが、これだけの色が揃っていれば調色もできるし、ぴったりの色が見つかるはずです。

乾燥している革に油分を含むと、革の色が暗くなってしまうので本来は避けた方が無難ですが、わたしは逆に暗く戻したかったのと栄養を与えたかったので、天然の植物性油分、ホホバオイル配合の【ユニバーサルレザーローション】でクリーニングしました。

なんとなく懐かしい色に戻り革の色を確認できたので、クリームの色選びは4色の候補を目立ちにくい踵にちょんちょんと付けて試し、ブロンズブラウン（No.30）に決定。
クリームの色選びは、「革の色よりもワントーン明るい色」を選ぶべきですが、今回は元の暗さに戻したかったので購入した当時の色を思い出しながら濃いめを選びました。

乾燥して黄色よりのベージュになっていた革が、本来のコニャックのようなコクのある茶色になりました。
10年前に使用していたクリームよりも、サフィールはワックスや油分の配合率が高いので効果テキメンです。
1枚目の写真と見比べると、その違いがよく分かります。

ケアを始めたら、どうしても光らせたくなるのが靴磨きあるある。 

光沢感が欲しかったので、仕上げに【ビーズワックスポリッシュ】のミディアムブラウン（No.37）を全体に薄く塗り伸ばしました。
最後の仕上げはハイシャイングローブで磨いたら、一気に光沢感がアップ。  

摩擦熱でワックスが浮き上がりツヤが出るので、ブラシやグローブを使用したことがない方はぜひ試してみてください。仕上がりがまったく変わりますよ。