コードバンの染め直しの際にご注意いただきたいのは、ダイフレンチリキッドはアルコール染料なのでコードバンが乾燥してしまう点です。
なので、コードバンの染色後には必ずしっかりと油分補給をして、ポリッシュによる光沢仕上げをし直す必要があります。
写真の通り、ダイフレンチリキッドによる染色後でも、仕上げ直しときちんとすればコードバンの光沢感が失われることはありません。
元々の色より薄くなってきた気がする……、と思ったら染め直し・染め替えを試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
コードバンのお手入れについて基本~応用までご紹介してまいりました。
革の作りが一般的なスムースレザーと異なることと、製品の価格が高いので、手にするのにどうも敷居が高く感じてしまう素材ですが、この独特の光沢感や風合いは人を惹きつけて離すことがありません。
もしケア、メインテナンスが自分にもできるかどうか心配であれば、今回の連載記事をご参考にしていただければと思います。
もちろんプロのシューシャイナーたちに定期メインテナンスを依頼する、というのも選択肢の一つです。
前回のインスタライブを含め、ご紹介したポイント・注意点に気をつけて、ぜひ一生モノのコードバンの靴、製品を手にしてみましょう!
今よりもっと革製品が好きになることは間違いありません!