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公開日:2021/04/01    /  最終更新日:2021/04/02

いざ実践!コードバンの靴をお手入れしよう。基本編

基本がわかれば怖くない。コードバンの靴のお手入れ

3月30日(水)配信の、サフィール日本公式Instagramアカウント@saphir_japan 第11回 インスタライブはご覧いただけましたでしょうか?
思っていた以上に反響が大きく、コメントもたくさんいただきましたし、当日は全国のたくさんのコードバン・オイルレザーファンの方に観ていただけたようです。
この場を借りて、御礼申し上げます。
次回は第12回を迎え、インスタライブも早1年となります。乞うご期待。

 

さて、前回記事ではインスタライブの予習も兼ねてコードバンってどんな革なのかを取り上げました。

コードバンとは、いったいどんな革なのだろう。

馬のお尻の革のごく一部分を使い、オイルアップとグレージングで独特な光沢を出した特別な革、ということはご理解いただけたかと思います。

お手入れの手順などはカーフなどの一般的なスムースレザーと大差はないのですが、注意すべきポイントがいくつかあります。
今回はコードバンの特長を踏まえながら、スムースレザーとコードバンとのお手入れの違いに触れながらご紹介したいと思います。

 

目次

  1. お手入れに入る前に
  2. ブラッシング
  3. 汚れ落とし
  4. クリーム塗布(栄養補給・補色・ツヤ出し)
  5. ポリッシュ(ハイシャイン)

 

1.お手入れに入る前に

お手入れに入る前に、まずはコードバンの靴にありがちなお悩みを挙げておきます。

 

★光沢がなくなる。くもる。

★履きジワが気になる(ツヤがなくなる、白く浮いてくる、シミができる、など)

★だんだん色が薄くなってくる

 

コードバンの靴をお持ちの方は、大体このようなお悩みを抱えているものと思います。
コードバンの靴のお手入れは、主にこのようなトラブルの“予防”と“改善”がポイントとなります。

2.ブラッシング

ブラッシングはお手入れを進める前に、お手入れの邪魔ものとなる「靴表面についたほこり」を払っておく工程です。
これはコードバンに限らずどんな靴でも共通の工程です。

ここでおすすめなのは馬毛のブラシ。

毛足が長く、コシの柔らかい馬毛ブラシを使います。
特にコードバンは表面が平滑で、ちり・ほこりがついたままクリームやポリッシュを塗ってしまうと、そんなちょっとの凹凸が意外と目立ってしまいます。
なのでまずはしっかりとほこりは払っておきましょう!

3.汚れ落とし

日常的な汚れ落としでおすすめなのは“サフィールノワール コンディションニングクリーナー”です。

配合されたワックスの効果で、光沢感を維持しながらしっかりと汚れを落とすことができるためです。
また油分が抜け、乾燥しているコードバンは水気をよく吸い込んでしまいます。そこに油分を含んだローションを使用すると濃くなったりシミになってしまうリスクがあります。
ノワール コンディションニングクリーナーは油分を含まないので、シミのリスクを回避できます。

光沢維持のために塗布されたクリームやポリッシュをしっかりと取り除きたい場合は、まずは“サフィールノワール ビーズワックスポリッシュ(ドライにしていない柔らかいもの)”をティッシュに取って靴表面のワックス被膜を溶かし落とし、その後にレノマットリムーバーやコンディションニングクリーナーを使用するとすっきりと余分なクリームやワックスを落とせます。

サフィールのクリームやワックスは天然原料主成分で、重ね塗りをしても皮革に余計な負担を掛けることがないのが特長です。
すっぴんにするという工程は毎回はせずに、ほどほどで問題ありません。

ビーズワックスポリッシュ ニュートラルを使ってワックスを落とす

4.クリーム塗布(栄養補給・補色・ツヤ出し)

クリームはぜひコードバン専用クリームを使ってください。
サフィール、サフィールノワールには専用のアイテム、“コードバンクリーム”があります。

 

靴クリームであるファインクリームやクレム1925との違いは、「油分」です。
鞣しの工程でたっぷり加脂(オイルアップ)されたコードバンは、抜けた油分をいかに補うかがお手入れのキモとなります。
コードバンクリームはスムースレザー用の靴クリームに比べてより多くの油分を含有しており、コードバンのお手入れに最適の処方となっています。

ビーズワックスポリッシュ ニュートラルを使ってワックスを落とす

サフィールとサフィールノワールのコードバンクリームの違いについては、インスタライブでもご紹介した参考資料を掲載しておきます。

サフィールとサフィールノワール、コードバンクリームの比較

サフィールはセサミオイル、ノワールはニートフットオイルと異なる性質の油分を使用していますが、どちらも抜けがちなコードバンの油分をしっかりと補給ができる処方となっています。

5.ポリッシュ(ハイシャイン)

工程を4まで進めてその後は「乾拭き→フィニッシュ」でも、抜けた油分の補給や補色、ツヤ出しは申し分ありませんが、コードバンの魅力である「ツヤ感」を引き立たせるためには、ポリッシュを使ったツヤ出しまでしておくのが大変有効です。

ポリッシュを使う際は、ビーズワックス ポリッシュの溶剤を揮発させたドライワックスサフィールノワール ミラーグロスサフィール アミラルグロスがおすすめです。
やわらかいポリッシュは溶剤量が多いので染め仕上げのコードバンの繊細な風合いを飛ばしてしまうケースがあるためです。
よほどでない限りは起こりにくいトラブルですが、念には念を入れて用心したい方はご注意ください。

ビーズワックスポリッシュ でツヤを出します。

まとめ

基本的なコードバンの靴のお手入れは以上の通りです。
一般的な牛革 スムースレザーの靴とそこまで大きな違いはありませんが、要所要所でコードバンという特殊な皮革に応じた道具や方法を必要とします。

オイルレザーのような皮革であるコードバンは、まめなお手入れで抜けがちな油分を補給しワックスでツヤを出す(コーティングをしておく)だけで、その魅力を十分に保ち続けることができます。

 

逆に手をかけずに放置してしまうと、スムースレザーの靴よりもずっと早く美しさは損なわれてしまうわけです。
せっかくの大切なコードバンの靴ですから、きちんと目をかけ、手をかけ、育てていってあげましょう。

 

コードバンのお手入れについては、次回履きジワの毛羽立ちの解消法と色抜けの改善についてご紹介いたします。

 

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