これまで、ストックホルム、アムステルダム、そしてロンドンで開催されてきたスーパートランクショーが、大西洋を渡りニューヨークで初開催されます。
ショーの目玉となるのが靴磨き選手権とパティーヌ選手権ですが、記念すべき第1回全米大会の開催にあたり、このたび予選方法の改定が行われました。
そこで、今回は全米靴磨き選手権/パティーヌ選手権予選の詳細をご紹介します。
なお、本記事はShoegazingブログの記事U.S. Championships of Shoe Shining and Shoe Patina 2023 – Qualificationを意訳したものです。
このたび、栄えある第1回全米靴磨き選手権およびパティーヌ選手権予選大会を開催いたします。
決勝大会は2023年10月14日(土)、第1回ニューヨークスーパートランクショーで開催されます。
今大会およびイベントは、シュー・スノッブ、シューゲイジング、カービー・アリソンの共催で、サフィールとブリドレン・シューメーカーが協賛しています。パティーヌ選手権のファイナリストは5時間で靴を染色し、靴磨き選手権のファイナリストは20分で靴を美しく磨き上げます。
ショーのハイライトは、第1回全米靴磨き選手権とパティーヌ選手権です。ロンドンで開催される世界選手権と同じ段取りで行う決勝に向け、このたび、予選大会を開催いたします。
サフィールとブリドレン・シューメーカーの協賛で開催する第1回全米靴磨き選手権。
優勝者にはブリドレンの靴、サフィールのシューケアセット、金メダル、そして栄えある全米王者の称号が贈られます。
アメリカのシューシャイナーの高い水準に注目する絶好の機会である今大会が、世界選手権や日本、スウェーデン、オランダで開催された大会と同じようにメディアなどで認知を拡大することを願っています。
2023年10月14日(土)午後3時より行われる決勝では、ライトブラウンまたはミディアムブラウンのキャップトゥオックスフォード(ブリドレン提供)をいかに美しく磨けるか競います。
審査員は鏡面のほか、全体の美しさ、磨き残しなどを審査します。
ファイナリストは、好きな色のサフィールノワールビーズワックスポリッシュ1缶、ニュートラルのサフィールノワールミラーグロス1缶、水、ブラシ1本、ポリッシュクロス1枚(各自持ち込み可)、ナイロンクロス1枚を使い、20分で靴を磨きます。
過去の世界選手権をご覧になった方ならご存知のとおり、短い制限時間内に美しく磨き上げられます。
優勝者には全米靴磨き選手権初代王者の称号が与えられ、磨いた靴ともう片方の靴、サフィールのシューケアセット、そして金メダルが贈られます。
今大会のために予選方式を改定しました。
まだ試験段階ですが、来る世界選手権でも適用する予定です。短時間で鏡面磨きができる応募者の力量がよくわかるよう、磨いていない靴を1足ご用意ください。
新品でなければ、おろしたての靴のように最小限に磨いてある中古の靴が望ましい(鏡面をはがし靴クリームを塗って下地を作ってもいい)です。そして、20分で片方の靴を磨く動画を撮影してください。
フィルムの品質は高くなくて構いません。靴を磨く場所の前にスマートフォンを置いて撮影してください。
また、写真を4点撮影してください。
1点は20分間磨く前の靴1足全体の状態がわかるもので、3点は両方を比較できるよう、磨いた片方の靴と磨いていないもう片方の靴を含む別の写真にしてください。
靴磨きの腕をアピールするのが写真の目的なので、アングルを変えて、1枚はクローズアップにするなど、工夫して撮影するといいでしょう。
審査の基準は靴がいかによく磨かれているかで、かならずしも鏡面は求められません。
決勝での審査と同様に、光沢の深さ、最終的な色のバリエーションなど、ほかの要素も考慮されます。
そして、それを磨いていない靴と比較します。これが重要で、下地の異なる違う靴を使っていても応募作品の比較がしやすくなります。
ひとり1通まで、2023年10月14日(土)にニューヨークで行われる決勝に出場できる方のみご応募いただけます。
パティーヌアーティストやプロのシューシャイナーから無類の靴好きまで、プロアマ問いません。両大会に応募可能ですが、両方の決勝に出場するとなると、イベント当日は非常に忙しくなります。
Photoshopなどで写真を微調整いただいても構いませんが、大幅な修正やフィルター加工などは不可です。
プロの写真家が全応募作品を精査し、ルール違反を疑われる応募者は失格となります。なお、審査されるのは靴磨きの美しさであり、写真の美しさではありません。
(予選)審査員:
トム・コスティン(サフィール/ソールテック)
アファン・ムハンマド(ブリドレン・シューメーカー)
ジャスティン・フィッツパトリック(シュー・スノッブ)
イェスペル・インゲヴァルソン(シューゲイジング)
カービー・アリソン
クリス・ディロン(アメリカン・パティーヌ)
グレッグ・パーク(ハン・コア・パティーヌ)
各審査員が5作品を選び1~5点で採点、上位3作品が決勝に進みます。
作品の応募者を知っているのはジャスティン・フィッツパトリックのみで、ほかの審査員は応募者に関する情報を一切知らされずに採点します。
同点の場合、イェスペル・インゲヴァルソンの採点が高い方を勝者とします。審査員の決定を覆すことはできません。
写真4点と動画を2023年8月28日(月)必着でjustin@theshoesnobblog.comまでお送りください。
件名は「U.S. Championships of Shoe Shining」としてください。決勝進出者の発表は翌週の予定です。
WeTransferリンクを共有いただくか、Google DriveやDropboxなどにアップロードいただいても構いません。
ご不明な点がございましたら、eメールでお問い合わせください。返信にてご回答いたします。動画は公開されませんが、写真は公開されますのでご了承ください。
同時開催のパティーヌ選手権もサフィールとブリドレン・シューメーカーが協賛しています。
靴磨き選手権と同様、優勝者にはブリドレンの靴、サフィールのシューケアセット、そして金メダルが贈られます。
全米の優れたパティーヌアーティストの中から選り抜かれた精鋭が初代王者の座をめぐって熱戦を繰り広げてくれることでしょう。
決勝はスーパートランクショー開会直後の午前11時15分に開始、午後2時45分~3時45分の1時間休憩をはさみ(この間にステージで靴磨き決勝を行います)、午後5時15分に終了予定です。
3人のファイナリストは、クラストレザーを使用したブリドレンのオーステリティブローグに挑みます。
サフィールダイフレンチリキッドから5色選び、混ぜるなどして自由に使用できます。さらに、サフィールノワールクレム1925、ビーズワックスポリッシュ、ミラーグロスの好きな色1色ずつ、ホースヘアブラシ1本、ナイロンクロス1枚が与えられます。このほか、各自持参したブラシ、染色用の道具、靴磨き用の道具を駆使して靴を染色します。
靴磨き選手権と同様、審査員は染色の全体的な美しさだけでなく、パティーヌの質、使用したテクニックとその効果を吟味して審査します。
優勝者には全米パティーヌ選手権初代王者の称号が与えられ、染色した靴、サフィールのシューケアセット、そして金メダルが贈られます。
パティーヌ選手権予選に応募される方は、染色した靴のアングル違いの写真を3枚と染色する前の靴の状態がわかる写真を1枚お送りください。
左右揃った1足の靴を撮影してください。靴と染色がなるべくよくわかるように、靴全体が写っているものを1枚は入れるといいでしょう。
審査基準は靴磨き選手権に準じます。応募はひとり1通(写真4枚)まで、1枚の写真に写っている靴は1足とします。靴は応募者が染色し磨いたものに限ります。
2023年10月14日にニューヨークで行われる決勝に出場できる方のみご応募ください。プロアマ問いません。
靴磨き選手権予選と同様、Photoshopなどで写真を微調整いただいて構いませんが、大幅な修正やフィルター加工などは認められません。
プロの写真家が全応募作品を精査し、ルール違反を疑われる応募者は失格となります。また、ここでも審査されるのはパティーヌの美しさであり、写真の美しさではありません。
両大会に応募可能ですが、両大会の決勝に出場するとなると、イベント当日は非常に忙しくなります。
審査員と決勝進出者3人の選出方法は靴磨き選手権に準じますので、そちらをご参照ください。
写真4点を2023年8月28日(月)必着でjustin@theshoesnobblog.comまでお送りください。
件名は「U.S. Championships of Shoe Patina」としてください。決勝進出者の発表は翌週の予定です。
いかがでしたか。
予選方法が改定されたことで挑戦する方も増えるのではないでしょうか。
全米から選りすぐった腕利きたちの中から初の全米王者が誕生するのか、はたまた、海外からの参加者がその座に就くのか。
今から気になりますね。今大会の模様もストリーミングされる予定ですので、秋のニューヨークへ思いを馳せつつ固唾をのんで熱戦の行方を見守りましょう!
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