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公開日:2021/10/29 

サフィール スエード&ヌバックスプレーを使ってみよう

お待たせしました!ベーシックなスエードのお手入れの続きです。

スエードのお手入れは難しくない その3「スエード&ヌバックスプレーの効果」

 

サフィール スエード&ヌバックスプレー メインイメージ

前回記事ではスエードの汚れ落としについて取り上げました。

スエードの汚れ落としはケース毎に使い分けよう

 

 

 

今回は汚れを落とした後に行う、必須な工程についてご紹介いたします。

ツヤ革(スムースレザー)の靴のお手入れでは、栄養補給やツヤ出し、補色のために靴クリームを使用しますが、スエードなど起毛革の靴のお手入れではこちらを使用します。

すでに当サイトでも別の記事でスエード&ヌバックスプレーについてご紹介しておりますが、今日は少し違った視点でお話しを進めます。

 

 


目次

  1. スエード&ヌバックスプレーを使う意図
  2. “ニュートラル(無色)”の存在意義
  3. カラーとニュートラル、どっちを使うべき??

まとめ


 

1.スエード&ヌバックスプレーを使う意図

まずはおさらいです。
サフィール スエード&ヌバックスプレーが起毛革の靴にもたらす効果は下記となります。

●栄養効果

植物性油分「ピュアアーモンドオイル」がスエードに潤いと柔軟性を与え、シルキーな肌触りを保ちます。
ピュアアーモンドオイルは浸透性が高く、起毛部分から根本までしっかりと保湿してくれます。革を暗くしにくいのも特長です。

 

●補色効果
スエード&ヌバックスプレーには染料が配合されています(ニュートラルを除く)。
高濃度に配合されているので、色づきの良さは抜群です。また浸透性も高く、経年により徐々に退色してしまう起毛革にしっかりとなじみ元々の色合いを蘇らせることができます。

では実際にダークブラウンのスエードの靴に、サフィール スエード&ヌバックスプレー 05 ダークブラウン を使用してみます。

スプレーによる補色前のスエードの靴の画像です。

スプレーによる補色前

ダークブラウンのスエードスプレーを使用した後の靴の画像です。

ダークブラウンのスエードスプレーを使用した後

乾燥や日にさらされることで起こる色あせ・色ムラ感は、スエード&ヌバックスプレーに含まれる染料や油分の効果で色味が補われて、すっかりスエードならではの風合いが蘇りました。

 

 

●防水効果
スエードやヌバックは素材自体が防水性が高いと言われています。
ですが乾燥や毛並みの乱れのせいで雨や汚れが染み込んでしてしまうこともあります。
前述のピュアアーモンドオイルの効果で耐水性も向上しますが、加えて配合されているフッ素(防水スプレーにも用いられる防水効果を発揮する粒子)の効果で防水性を与えることができます。

ブラッシングや各種汚れ落としで、毛並みを整え、見た目の美しさを保つことはできますが、皮革自体のダメージ・劣化を止めることはできません。
スエードやヌバックなどの起毛皮革を永く美しく楽しむためにも、スエード&ヌバックスプレーは欠かせないアイテムと言えます。

2.“ニュートラル(無色)”の存在意義

さて補色効果としてニュートラル以外のラインアップには染料が配合されていることはおわかりいただけたかと思います。
では補色効果を持たないニュートラル(無色)はどのようにシーンで使うのが適しているのでしょうか?

 

 

CASE01:乾燥による退色の改善

起毛皮革の乾燥が進むと、潤いが失われスエードの毛先の部分が白けてきます。
まっ平らなスムースレザーと比べても、表面が毛羽立っている分空気に触れる表面積が大きく、乾燥が進みやすいためまるで色が抜けてしまったように白っぽくなっていってしまいます。
そんな時は、油分を補給してあげるだけで革本来の色が蘇ります。

と、いうことで実際にサフィール スエード&ヌバックスプレーのニュートラルの使用前・使用後を比べてみましょう。

ニュートラルのスエードスプレーを使う前の靴の画像です。

スエード&ヌバックスプレーを使う前

スエード&ヌバックスプレー ニュートラルを使って油分補給した靴の画像です。

スエード&ヌバックスプレー ニュートラルを使って油分補給

ご覧の通り、使用前は毛羽立ちがあり少し表面が乱れた感がありますが、色のつかないニュートラルのスプレーを使うだけでも毛並みがしっとり落ち着き、白けた毛先に油分が浸透することでこのスエード靴の素材そのものの色を取り戻しました。

 

 

 

CASE02:カラーラインナップに近似色がない場合

ビーズワックスファインクリームであれば、クリーム同士を混ぜ合わせて好みの色を作る、といったことができますが、スプレーではそういうわけにもいきません。
近い色がない場合は、割り切ってニュートラルを使って栄養・保湿・防水効果を与えるようにします。

 

 

CASE03:おろしたてのプレメンテナンスとして

まだ乾燥や色落ちなどが起こる前、購入直後の履き始める前の状態であれば今後の乾燥・ダメージを予防する意味でもニュートラルのスプレーは使っておいた方が良いでしょう。
当面はニュートラルのスプレーで定期メンテを行い、その後履き込んでいく中で汚れたり、色抜けしたりしてきたときにカラーのスプレーを使っていく、というのが理想的です。

3.カラーとニュートラル、どちらを使うべき??

正直、カラーとニュートラルのどちらが優秀か、というものではありません。
シーンごとに使い分けることができるものですし、どちらにも長所・短所があります。
適切な場面で適切な方を選んで使ってあげることで、実力を最大限に発揮してくれるわけです。

 

とはいえ、迷いもあるでしょうからShoesLife編集部では下記のような使い方をご提案いたします。

 

▷新品のスエードの靴を下ろす時

ブラッシングとニュートラルのスエードスプレー+防水スプレーで定期メンテナンス
→ 毛並みを整え、油分を補い、汚れの付着を予防することで新品の状態を維持する。

 

 

▷履き馴染んできたころ、こすれや色あせが目立つようなら近似色のスプレー

ブラッシングはマメに行う。汚れはケースごとにアイテムを使い分ける(以前の記事「スエードの汚れ落としはケース毎に使い分けよう」参照)。
多少の色抜けは、革の色ズバリかやや明るめの色のスプレーで補色を。

 

 

▷だいぶ汚れて黒ずみ、履きジワなどが目立ってきたらオムニローションで丸洗い!

日常のブラッシングや汚れ落とし、スプレーによる補色では対処できなくなってきたら、思い切ってサフィール オムニローションで丸洗いしてみよう!
起毛皮革の靴を丸洗いする方法については、また後日あらためて記事でご紹介いたします。

 

 

 

まとめ

サフィール スエード&ヌバックスプレーには色のつくカラーのものと無色のニュートラルがあって、ニュートラルであってもスエードのお手入れには非常に有効であることがおわかりいただけたでしょうか?
今回はサフィールの商品を紹介しましたが、サフィールノワールシリーズにもスエード&ヌバックスプレーがラインアップされています。
こちらはノワールシリーズにふさわしく、「油分」や「染料」の配合比率が高められており、栄養効果・補色効果が格段に優れています。

 

起毛革はお手入れした時の変化がわかりやすく、効果を実感しやすい素材です。
しっとりとした絶妙な風合いを覚えてしまえば、常にお手入れが行き届いた状態を維持したくなるものです。
まだ何となく難しいそうだなぁと心配に思う方は、まず手始めに色合わせなどを気にせず使えるサフィールのスエード&ヌバックスプレーをぜひお試しいただければと思います。

Le Beau
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