【ファイナリスト】靴磨き選手権大会2023 決勝戦目前インタビュー！【サフィールフレンズ】

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公開日:2023/11/09　　　/　　最終更新日:2023/11/08

【ファイナリスト】靴磨き選手権大会2023 決勝戦目前インタビュー！【サフィールフレンズ】

ついに、来たる2023年11月18日(土)に開催される〈靴磨き選手権大会2023〉決勝戦に出場するファイナリスト12名が決定した。

大阪と東京の計2ヵ所で開催された予選大会には、63名の靴磨き職人たちが全国各地から集結。

3年ぶりに復活した大会に出場者たちの熱い想いが交差し、“制限時間内に革靴を磨く”という極めてシンプルな戦いに大勢の観客が酔いしれた。

今大会には、サフィール製品のみを使用し、高い技術と知識を持つ“サフィールフレンズ”が7名出場。

しのぎを削る戦いを制し、見事3名が決勝戦進出を決めた。

𠮷冨純弘｜Boston&ReOlds

靴磨き選手権大会初出場の𠮷冨氏は、スタイリッシュなシャツスタイルで登場し、１回戦、２回戦ともに“靴をいかにカッコよく見せられるか”に重きを置く磨きにこだわった。

２回戦で用意されたタッセルローファーのダークブラウンという奇矯なデザインにも気後れすることなく、「自分のやれることをやろう」と常に冷静な姿勢を見せ、真摯に靴と向き合う姿が印象的だった。

そんな𠮷冨氏はブロック1位通過で決勝戦に進出。決勝戦でも凛とした情熱を見せてくれるだろう。

安部春輝｜92-NINETYTWO-/Burie

靴磨き界のバチェラーキャラが定着してきた安部氏は、オーディエンスの期待を裏切らない磨きとマイクパフォーマンスで観客の視線を集めた。

１回戦ではやや調子が振るわなかったが、２回戦ではすぐに立て直し、かなり癖のある革質のモンクストラップを用意されながらも瞬時に適切な磨きを見極めた技を披露し、ブロック2位通過で決勝戦に進出。

“真実の愛”を探す安部氏の旅は、どんな結末を迎えるのだろうか。

熊田圭一郎｜熊田靴店

靴磨き選手権大会初出場にして激戦区の東京予選に挑んだ“くまちゃん”こと熊田氏は、愛犬・殿くんがプリントされたTシャツ姿で登場。

他選手に比べて圧倒的に多くの声援を浴び、緊張な面持ちを見せつつも、いつもの屈託ない笑顔でオーディエンスに応えながら磨きを披露。

2回戦ではとにかく靴磨きの楽しさが抑えられない様子で、カルミーナのストレートチップを磨き上げ、ブロック3位通過で決勝戦進出。

決勝戦でも最高の笑顔で会場を沸かせてくれるはずだ。

Q.予選大会での気付きや工夫した点があれば教えてください。

𠮷冨氏

「日頃の磨きがそのまま反映されるということと、独特な会場の雰囲気や、時間内に磨くというプレッシャーをとても感じました。

磨きの面では、姿勢や所作を動画で撮影して練習したのが本番で活きたと思います。

しかし、ワックスを塗る際の指の動かし方や、各社靴クリームブランドの特色など、靴磨きの基礎的な部分を決勝までにもう一度見直そうと思っています。

気持ちの面では、観客がいる中、大きなホールで磨く経験をしたことがなかったので、1回戦はとても緊張しましたが、2回戦は緊張のその先になり、クリームを選ぶところから落ち着いて靴と向き合うことが出来ました。」

Q.予選大会後、心境の変化はありましたか？

𠮷冨氏

「まずは、名だたる審査員の方々に自分の靴磨きを評価していただけたことが素直に嬉しかったです。

東京予選も観客として観に行きましたが、時間内に思いを込めて磨く皆さんの雰囲気は胸が熱くなるものがあり、いち靴磨きファンとしてとても楽しかったです。

靴磨きは本当に素晴らしいものだなと改めて感じました。」

Q.決勝戦に向けて意気込みをお聞かせください！

𠮷冨氏

「日頃よりご依頼をくださっているお客様や、仲間、家族など、今までお世話になった方々に少しでも恩返しが出来るように優勝目指して頑張ります！」

Q.予選大会での気付きや工夫した点があれば教えてください。

安部氏

「皆さんとても上手で、技術の差というよりは普段の力が出せるかどうかだと思いました。

普段と違う磨き台の高さだったので、一番磨きやすい位置で磨けるように工夫をしたことで、いつも通りに近い磨きができたのかなと思います。

決勝では、鏡面を作るだけではなく、全体のバランスも評価としてすごく対象になるので、全体的なバランスもさらに意識したいところです。」

Q．予選大会後、心境の変化はありましたか？

安部氏

「心境の変化は特にありません。順位はもちろんですが、どんな環境でも“いつも通り”ができるよう気持ちに余裕を持つことを意識しています。」

Q.決勝戦に向けて意気込みをお聞かせください！

安部氏

「過去すべての大会に出場してきましたが、今回が一番難しい大会の内容かなと感じています。だからこそ、優勝する価値もありますし、決勝に残った12人全員が欲しい称号だと思っています。

ただ、優勝はしたくてできるものではないので、今ある時間、環境をしっかりと活用して、精一杯の準備と自信をつけて、当日を迎えることができればいいなと思っています。

当日は楽しむのみなので、靴磨きの文化が日本中、そして世界へ。会場である銀座三越から発信できるよう微力でも力になれればと思っています！」

Q.予選大会での気付きや工夫した点があれば教えてください。

熊田氏

「まず、新しい靴はメーカーによって仕上げ方がそれぞれ違っていることに改めて気付かされました。

熱の影響を受けやすいワックスを扱うので、体温が上がりすぎないように半袖で出場しました。

新品のワックスは開封時に膜を張っているので、『よーい、スタート』の合図と同時に表面を布で拭ってから磨き始めました。」

Q.予選大会後、心境の変化はありましたか？

熊田氏

「靴磨きはやっぱり楽しいと再確認ができたと共に、クリームやワックスについてより深く知りたくなりました。」

Q.決勝戦に向けて意気込みをお聞かせください！

熊田氏

「Enjoy the moment！楽しむ気持ちを忘れずに、頑張りたいと思います！」

タグ: 92 NINETYTWO, 靴磨き選手権大会2023, Boston＆Re Olds, SAPHIR FRIENDS(サフィールフレンズ), SAPHIR（サフィール）, 熊田靴店

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いよいよ決勝戦が幕を開ける！

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