パティーヌ（革製品の手染め）やってみよう！

パティーヌやってみたいけど、染めるものがない………

先回、ShoesLifeではパティーヌの魅力についてご紹介しました。

サフィールの染料による手染め仕上げについて

こちらの記事を読んで「実際に染料を使った手染めを体験してみたい！」と思った方も多いかと思います。

ところが、なかなか無いんですよね………。

「染められるもの」が。

元々染め仕上げされていた革製品の色あせや色抜け、シミや汚れを目立たなくするのに「染め替え」・「染め直し」をするのも、十分楽しいのですが、どうせなら最初から染め上げた自分だけのカラーリングを楽しみたいと、思いますよね。

そこで今回は誰もが気軽に始められるパティーヌをテーマにお届けしたいと思います。

ShoesLife Storeで買える商品で、パティーヌに挑戦！

シューケア用品を取り扱うオンラインストア“ShoesLife Store シューズライフストア”では前述の過去記事でご紹介しているサフィールの皮革用染料の他に染料を使った染め仕上げを楽しめるアイテムが用意されています。

１．三角コインケース

２．シューホーン（靴べら）

３．ベルト

では早速この３点を染めてみましょう！といきたいところですが、本題に入る前に、まずは「パティーヌとは何か」についておさらいをしておきましょう。
パティーヌに必要な物や手順、注意点をまとめた記事はこちらです。

さて前置きの最後に、パティーヌをやってみようと思っている皆さんに１点だけお伝えしておきます。
せっかくのやる気に水を差すような感じになってしまいますが、ご傾聴ください。

革の染め仕上げは、色止めをしても色落ち・色移りリスクは０にはできません！

皮革製品の染め仕上げはむしろ「使い込んで得られる経年変化、色落ちや色ムラ、退色を楽しむもの」と思ってください。

色落ちや退色は、もう一度染料で染め替え・染め直しすることで改善することが可能です。
ただ衣服やかばん、家具などへの色移りは、色が移ってしまった物によっては、元通りきれいにすることは困難です。

パティーヌ、染め仕上げの革製品に全般に言えることですが上記のようなデメリットも製品の特徴としてご理解の上、お楽しみいただければと思います。

フランスの総合シューケアブランド「LA CORDONNERIE ANGLAISE コルドヌリ・アングレーズ」のLCA メタルシューホーンショートという商品には、「ゴールド／ベジタル」、「シルバー／ベジタル」というカラーバリーエーションがあります。

この２アイテム、持ち手の革部分が素仕上げのヌメ革になっており、染色が可能なのです。
さり気に使うシューホーンが、自分が染めたオリジナルだったりするとかっこよくないですか？

使い勝手の良い絶妙なサイズの靴べらで、個人的にもイチオシのアイテムです。

【ヌメ革】LCA メタルシューホーンショート　- ShoesLife Store

色物のベルトのコーディネートとして定番なのが、靴の色に合わせること、だったりします。
ところが、すてきな色の靴なのに合わせられるベルトがみつからない……ってことありませんか？

ないなら自分で作ってしまえ！

ということで、ダイフレンチリキッドで染色できるベルト、気になりませんか？

単色で好きな色に染めるパターン、明るいベースカラーにダークカラーで濃淡をつけアンティークに染める、
靴のカラーやデザインに合わせてベルトのカラーパターンもアレンジするとかっこよく仕上がります。

【パティーヌ用】素仕上げ革ベルト（メダリオン・幅35mm）

パティーヌ・染め仕上げの工程を動画で確認！

素仕上げの革で作られたパティーヌ用シューズの染色工程です。
靴と革小物で、対象は異なりますが染料の塗り方・道具の使い方は同じです。

もうひとつ、実際にシューホーンを染めている動画もご紹介します。

ShoesLife Store シューズライフストアではパティーヌ済みのシューホーンも販売中です。
こちらの動画はそのパティーヌ済みシューホーンの製作工程をご紹介しています。
これさえ見れば、同じやり方で自分だけのパティーヌアイテムが作れちゃいますね！

まとめ

パティーヌができるできないの判断は、実際にどのような革で作られているかがキモなので、実物を見ずにネット通販で購入するのはなかなか勇気がいりますよね。
今回ご紹介した３つのアイテムは、実際にサフィールダイフレンチリキッドを使用したパティーヌ・染め仕上げを行った実績がありますので、染まるか染まらないかの判断で迷わずに済むのがポイントです。
手軽に染め仕上げを楽しめて、かつ普段使いできるアイテムなので、ぜひ“自分だけのオリジナルパティーヌ製品”の製作にチャレンジしてみてください。