スムース革のお手入れに。コードバンにも使えるサフィールノワールのクリーナー

革に優しいクリーナーのお話

汚れ落としを使って革靴のお手入れをする際、革を傷めたり負担をかけるかもしれない等、あなたも気になった経験はありませんか？
これまでに、汚れ落とし効果が非常に高いサフィールレノマットリムーバーやナチュラルクリーナーについての詳しいお話、サフィールとサフィールノワール商品のクリーナーの使い分けについてお話しをしてきました。
今回は、海外の情報としてsaphir.comのjournalで公開されている「The Saphir Médaille d’Or Cleanser」を日本語訳でご紹介します。

❝サフィールノワールコンディショニングクリーナー❞

今回はサフィールの汚れ落とし製品の中で最も革にやさしいクリーナーのサフィールノワールコンディショニングクリーナーをご紹介します。靴の鏡面仕上げやパティーヌ仕上げを残したい方に最適のクリーナーです。

ご承知かと思いますが、靴に鏡面磨きを施すには、ワックスの層を重ねて革のシボを埋め表面をなめらかにする必要があります。しかし、定期的なメンテナンスと栄養クリームによるお手入れが靴には必要です。ワックスの層を残しつつ泥や汚れを落とすサフィールノワールコンディショニングクリーナーを使えば、簡単に鏡面を蘇らせることができます。

革の汚れをやさしく落とすこのクリーナーは、靴だけでなくデリケートな革小物にもお使いいただけます。革に味のあるパティーヌ（経年変化）が生まれていたり染料でパティーヌ仕上げをしてあったりしたら、強力な洗剤でうっかり落としてしまいたくないですよね。このクリーナーは汚れや余分なワックスをやさしく落としつつ革の仕上げやパティーヌを守ります。

コンディショニングクリーナーによって毛穴がクリームの栄養分を吸収しやすい状態になります。特殊なモンタンワックスが配合されているのでお掃除後も鏡面が簡単に蘇ります。特に靴磨きを定期的に行う方には、革への負担が少なく仕上げを損なわないサフィールノワールコンディショニングクリーナーをお勧めします。

ワックスのベースを残す！？

ボトルをよく振り、やわらかい布に適量を取って靴全体の汚れや余分なワックスを拭き取ってください。鏡面磨きを施した部分（つま先など）のワックスのベースは残ります。レザーを乾かしてからサフィールノワールレノベイタークリームやクレム1925などの栄養クリームを塗ってください。コンディショニングクリーナーで革の毛穴は油分や栄養分を吸収できる状態に整います。全体を磨いたら鏡面を作りたい部分を磨きます。ワックスのベースが残っているのでたちまち鏡面が蘇ります。

ナッパのハンドバッグのようにデリケートなレザーグッズも仕上げの変色やダメージを気にせずやさしく洗浄できます。デリケートなレザーグッズのお手入れにはサフィールノワールコンディショニングクリーナーとサフィールノワールスペシャルナッパデリケートクリームをセットでお使いください。美しさと栄養分を保持し、寿命が大幅に延びます。

コードバンにも

コードバンもやさしく汚れ落としをする必要があるレザーです。以前コードバンを取り上げた記事で触れましたが、コードバンの仕上げは特殊で、その特徴的な革表面の風合いを引き立てるためにワックスを使っています。この仕上げは強力な洗剤や溶剤で簡単に損なわれてしまいます。サフィールノワールコンディショニングクリーナーなら仕上げを損なう心配なくコードバンの靴や小物の汚れを落とせます。

サフィールノワールコンディショニングクリーナーのすぐれた性能をおわかりいただけましたでしょうか。

最後に

インスタグラムアカウント@saphir_japanで、配信したインスタLIVEでも度々登場しているノワールコンディショニングクリーナーですが、
第11回配信のコードバン＆オイルレザー編にも登場し、実演中に特徴や効果をご覧いただきました。
余韻を楽しんでいただく記事として、今回はsaphir.comのjournalで公開されている「The Saphir Médaille d’Or Cleanser」を日本語訳でご紹介しました。

引き続きShoesLifeを楽しんでください。

Written by Louis Lampertsdörfer (@louislampertsdoerfer)
文：ルイ・ランパーツデルファー（インスタグラム：@louislampertsdoerfer）