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【動画でわかる!】入社前に絶対やっておくべき革靴のプレメンテナンス

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公開日:2024/02/22    /  最終更新日:2024/02/29

【動画でわかる!】入社前に絶対やっておくべき革靴のプレメンテナンス

新社会人の皆さんに伝えたいこと

記録的な暖冬により、2月なのにすでに春の陽気を感じる日が多くなりましたね。

春といえば、新社会人の皆さんが新しい一歩を踏み出す大切な季節です。

 

この春に社会人となる皆さん、入社準備はお済みですか?

入社書類や名刺入れだけでなく、スーツやビジネスバッグなど身の回りの物も整えて晴れやかな気持ちで初日をお迎えくださいね。

新社会人向けプレメンテナンス

さて、見た目のエチケットは新社会人にとって最も重要です。

入社初日から社員ひとりひとりの人となりを見抜くことは不可能なので、見た目の第一印象から人間関係が築き上げられるといっても過言ではありません。

“人は見た目が9割”と説いたメラビアンの法則が有名ですが、視覚からの情報が最もコミュニケーションを取るときに重要となってきます。

 

業界や会社の規定によっても変わりますが、ヘアスタイル、ヒゲ、メイク、ネイル、ニオイなどすべてにおいて求められるのは“清潔感”です。

実際に、美容院や化粧品売場は3月が最も新社会人のお客様で繁忙するそうですよ。

新社会人向けプレメンテナンス

本当に準備OK…?

キレイに整えられたヘアスタイルでパリッとしたスーツに身を包んだら、準備は完璧…!

 

いや、ちょっと待ってください。

 

明るい未来を見つめすぎて気付いていないかもしれませんが、足元の靴は本当に準備OKでしょうか?

 

社会人として、大人として、靴の美しさは究極の嗜みです。

 

ビジネス本や自己啓発本には必ずといっていいほど靴にまつわる話題が登場します。

そして、事あるごとに汚い靴を履いている人は否定的な表現で綴られているのです。

新社会人向けプレメンテナンス

皆さんは、革靴のお手入れにどんなイメージをお持ちでしょうか?

「面倒くさそう」

「大変そう」

「難しそう」

そんなネガティブワードが聞かれることが多いのが靴磨きの現実です。

 

そうなんです。できることならやりたくないのです。靴磨きなんて。

だからこそ、やっている人が好印象を持たれ、“デキる人”と評価されるわけなのです。

プレメンテナンスの重要性

入社にあたり革靴を新調された方が大半だと思いますが、新しい革靴を購入したら絶対に行うべくはプレメンテナンスです。

 

その革靴は皆さんと出会うまで、どれくらいの期間を箱の中で過ごしていたのでしょう。

保管期間はお手入れされていないので、動物の皮革で形成された革靴は乾燥によるダメージを受けやすい状態となっています。

そのまま意気揚々と初出勤し、帰宅後に革靴を見たらぱっくりと履きジワが入っていたり、最悪の場合クラック(ひび割れ)が起きてしまったり…なんてことも十分あり得ます。

<p><font size="2">履きジワはひび割れが起きいやすいです...</font></p>

履きジワはひび割れが起きいやすいです...

そうならないため、足を通す前に必ずお手入れをしましょう。

プレメンテナンスに最低限やった方がいいお手入れをご紹介します。

と、その前に、大切な革靴を長持ちさせるアイテム・シューツリーはお持ちでしょうか?

革靴にとってシューツリーは、いわばハンガーのようなもの。

スーツを脱いだらハンガーにかけるように、革靴を脱いだらシューツリーを入れることを習慣化するといいでしょう。

革靴のシワを伸ばし、型崩れを防いでくれるシューツリーは皆さんと共に1日働いた革靴にとってマッサージみたいな役割もあります。

感謝を込めて、グーっと伸ばしてあげましょう。

<p><font size="2">コルドヌリ・アングレーズ</font></p>

コルドヌリ・アングレーズ

シューツリーはお手入れの際もとても重要で、履きジワをしっかりと伸ばした状態にするとお手入れの効果を最大限に引き出すことができます。

 

靴磨きの時には、履きジワを伸ばすことを目的とした軽量のバネ(スプリング)タイプがおすすめです。

軽量なのでお手入れ中も疲れにくく、フリーサイズなので1本あれば使い回すことができて経済的です。

Sleipnir(スレイプニル)木製シューキーパー メンズ
Sleipnir(スレイプニル)木製シューキーパー 
手軽に使えるバネタイプのシューキーパー


 

▼木製シューキーパーを装着


 

<p><font size="2">装着前</font></p>

装着前

<p><font size="2">装着後:履きジワが伸びて、反りを戻します</font></p>

装着後:履きジワが伸びて、反りを戻します

 

ですが、普段使いには不向きなのでご注意を。

カカトのパーツがピンポイントでテンションがかかるので、長期間入れっぱなしにしているとカカトが変形して型崩れしてしまう恐れがあります。

新社会人向けプレメンテナンス

 

普段使いのシューツリーをお探しの方は、こちらをご覧ください。

使い分けが重要! シューツリー&シューキーパーを使いこなせ


 

1.ホコリ落とし

馬毛ブラシでホコリを払い落とします。

SAPHIR(サフィール)

グランドホースヘアブラシ

ホコリ落としには、毛足が長くコシがやわらかい馬毛のブラシが最適です。

革靴だけでなく革のバッグにもお使いいただけるので、社会人になったら1本は玄関に置いておきたいアイテムです。

SAPHIR(サフィール)グランドホースヘアブラシ 21cm
SAPHIR(サフィール)グランドホースヘアブラシ 21cm
毛足が長くやわらかな馬毛のブラシ。ほこり落としに最適


 

▼グランドホースヘアブラシでブラッシング

 

力を入れずにブラシ全体を使って広範囲にブラッシングし、縫い目や細部はブラシの角を使ってホコリをかき出すように使うといいでしょう。

ブラシの大きさは大小ありますが、大きいと数回ストロークするだけで済むので楽チンですが、握りやすい大きさの物を選んでくださいね。

2.汚れ落とし

プレメンテナンスでのクリーナーの役割は、汚れだけでなく革靴の製造時に塗布されたクリームや仕上げ剤がお手入れの邪魔をしてしまわないように、キレイさっぱり拭き取るためでもあります。

SAPHIR(サフィール)

クリーニングローション

靴に浸透させている必要な油分・ワックス被膜を維持しながら、汚れや浸透されなかった余分なクリームやワックスを落とすクリーナーです。

こちらも革靴だけでなく革のバッグなどにもお使いいただけます。

SAPHIR(サフィール)クリーニングローション
SAPHIR(サフィール)クリーニングローション
新発想の汚れ落としローション


 

▼クリーニングローションで汚れ落とし

 

クリーナーを使う際は、革との相性を確かめるため必ず目立たないカカトから拭き取り始めるようにしましょう。

「汚れを落としてやるぜ!☆」と息巻いて、力いっぱいこするのは革を傷めてしまうのでNGです。

クロスに少量取り、やさしく拭き取るだけで十分汚れは落とせます。

3.靴クリーム

いよいよ乾燥している革にクリームで油分を補給してあげましょう。

SAPHIR(サフィール)

ビーズワックスファインクリーム

保革・ツヤ出し効果に優れた乳化性の靴クリームです。

天然原料のビーズワックス、カルナバワックス、アーモンドオイルなどが主成分なので革や人にやさしく、初めて靴磨きをする方にぜひとも使っていただきたい靴クリーム界の定番です。

 

ビーズワックスファインクリームは乳化性クリームでありながら、一般的な乳化性クリームと比較すると水分比率が少なく、上述した天然原料や顔料の含有率が極めて多いのが特徴です。

革に必要な栄養を与えながら、キズや色あせをしっかりカバーする着色効果にも優れています。

SAPHIR(サフィール)ビーズワックスファインクリーム
SAPHIR(サフィール)ビーズワックスファインクリーム
天然原料を主成分とした高品質な靴クリーム


 

そんな革が喜ぶクリームを気持ちとしてはたっぷり与えてあげたいところですが、人間の胃袋と同じく革にもクリームを留めるスペースには限度があるので、ポイントは少量にすること。目安としては、片足に米粒23粒くらいで十分です。

<p><font size="2">アプライブラシの毛先に少量つける</font></p>

アプライブラシの毛先に少量つける

SAPHIR(サフィール)アプライブラシ
SAPHIR(サフィール)アプライブラシ
靴クリームを塗布するための豚毛ブラシ


 

吸収されなかったクリームが革表面に残ると、くもりやベタつきの原因となります。

表面が白っぽくなってしまったらクリームの塗りすぎです。

▼ビーズワックスファインクリームを塗布

 

おすすめの塗り方は、アプライブラシの毛先に少量取り、蓋の裏でくるくるして毛先全体になじませてから革靴に塗り込む方法です。

新品の革靴は乾燥しているので、クリームが足りないと感じたらちょっとだけ足してもOKですが、あくまでも少量をキープしてくださいね。

おそらく大半の方は初めてのビジネスシューズに黒色を選ばれているかと思いますが、革の色に合わせてクリームも黒を選んでください。

汎用性の高さからニュートラル(無色)を使う方が多く、決して間違っていないのですが、黒い革靴にニュートラルのクリームを塗り続けると毛穴やシワにクリームが埋まり、次第に白っぽく見えるようになってきます。

 

初めての方は、黒色とニュートラルの2色を購入すればしばらくは安気でしょう。

4.クリームのすり込み

革靴に塗布したクリームを豚毛ブラシを使ったブラッシングでなじませます。

これをやらないと、クリームが均等になじまず革の表面がくもった状態になっているので必ず行いましょう。

SAPHIR(サフィール)

ポリッシャーブリストルブラシ

ハリとコシのあるすり込み専用の豚毛ブラシです。

ホコリ落としの馬毛ブラシと違い、こちらはある程度の力を入れてブラッシングするので、手の平におさまるコンパクトなサイズがおすすめ。

SAPHIR(サフィール) ポリッシャーブリストルブラシ
SAPHIR(サフィール) ポリッシャーブリストルブラシ
靴に塗布したクリームをすり込むブラッシング専用の豚毛ブラシ


 

▼ポリッシャーブリストルブラシですり込み

 

豚毛ブラシでブラッシングをすることで油分の浸透を促し、摩擦熱の働きによりクリームのワックス成分を革表面に浮き上がらせて光沢を生みます。

素早くストロークするのでちょっと疲れますが、革靴に美しいツヤが出るまでがんばってブラッシングしてください。

 

豚毛ブラシは毛先にクリームの色がつくので、使用するクリームの色ごとにブラシを変えないと別の色が靴に移ってしてしまうことがあります。

クリームを2色選んだら、豚毛ブラシも2本用意された方がいいでしょう。

5.乾拭き

コットン100%のクロスで乾拭きをします。

SAPHIR(サフィール)

コットンフランネルポリッシュクロス

優しい手触りなので革靴を傷めることなく安心して使用できます。

SAPHIR(サフィール)コットンフランネルポリッシュクロス
SAPHIR(サフィール)コットンフランネルポリッシュクロス
綿100% 使いやすい大判クロス


 

 

豚毛ブラシのブラッシングでなじみきらない余分なクリームを拭き取り、乾拭きの摩擦熱でさらに光沢を出すことができます。

6.仕上げ

クロスでの乾拭きの後は、ヤギ毛が混合されたフィニッシャーブラシや、化繊のハイシャイングローブで乾拭きすると、くもりやキズ、クロスの拭き筋などを消してさらに美しく仕上げることができます。

フィニッシャーブラシ(ヤギ毛×PET繊維)
フィニッシャーブラシ(ヤギ毛×PET繊維)
世界が注目する尾州織物を用いたお手入れ用クロス ¥1,760(税込)


 

▼フィニッシャーブラシでブラッシング

Sleipnir(スレイプニル)ハイシャイングローブ
Sleipnir(スレイプニル)ハイシャイングローブ
仕上げの磨き上げ用グローブ ¥550(税込)


 

▼ハイシャイングローブで乾拭き

 

せっかくキレイに輝いた革靴にキズが入らないよう、どちらも力を入れず、やさしくストロークしましょう。

7.防水スプレー

ビーズワックスファインクリームのワックスの被膜で防水され、油分が浸透して水がしみ込みにくくなっている革靴に防水スプレーは必須ではないですが、かけることでより一層外敵から革靴を守ることができます。

SAPHIR(サフィール)

ナノプロテクター

最先端のナノテクノロジー技術を用いた強力防水・防汚保護スプレーです。

靴から30cmほど離した場所から靴全体にまんべんなくスプレーしてください。

SAPHIR(サフィール) ナノプロテクター
SAPHIR(サフィール) ナノプロテクター
最先端の「ナノ技術」により実現した強力撥水スプレー


 

▼ナノプロテクターをスプレー

 

ビーズワックスファインクリームをしっかり塗布していれば防水スプレーは必須ではないので、雨の日など気になる際は外出する30分前にかけておくなど、工夫して使い分けてみてくださいね。

今回ご紹介したアイテムは、セットだと一度に揃えることができて便利です。

まずはミニサイズで試してみたいという方にもおすすめなので、ぜひ公式オンラインストアをご覧ください!

SAPHIR(サフィール)スペシャルシューケアセット
SAPHIR(サフィール)スペシャルシューケアセット
靴磨きの定番アイテムを網羅したフルセット 


 
SAPHIR(サフィール)ミニJARセット ダブル ポーチセット
SAPHIR(サフィール)ミニJARセット ダブル ポーチセット
ポーチに入った革靴の基本的なお手入れセット 


 

 

これでプレメンテナンスは完了です。

お手入れ前よりも革の色が濃くなり、生き生きとした輝きが出ているかと思います。

革靴が美しく輝くと、自然と背筋もピンと真っすぐ伸びてお仕事もがんばれる気がしませんか?

 
今回ご紹介したお手入れ方法は、今後は定期メンテナンスとして月に1回ほど行っていただきたいです。

慣れてしまえば10分程度で完了するので、長く付き合っていくために頑張ってみてください。

 

入社後は、入社式や懇親会など注目されるシーンがたくさん訪れると思いますが、一際輝く革靴を履いているあなたは一目置かれる存在になること間違いなしです。

通勤電車の中でも意外と足元は見られていますよ。

美しく磨かれた革靴を履いて、堂々と自分をアピールしてくださいね。

 

靴磨きは、社会人としての第一歩。

革靴のように輝かしい未来があなたに訪れるよう応援しています。


 

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Le Beau
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