※注
今回の回答についてはサフィールやダスコ、タラゴなどフランス ALMAグループの製品についての返答となります。
市販の他のクリームではこの回答内容が該当しない場合がありますので、あしからずご了承くださいませ。
今回のこちらのご質問には、2通りの回答があります。
まずは1つ目から。
A1.“固さの調整”をするためなら、かき混ぜるのは“有効”です。
まずご質問の、“内部の状態を均一化させる”、というのが”使いやすい固さに戻す、調整する”という意味であれば、かき混ぜての使用は有効と言えます。
表面に固さが出ていても、固くなっているのは表面だけで内側はやわらかい状態であれば混ぜてしまえば固さはなくなります。
そもそも、靴クリームやポリッシュの表面が固くなる、という現象は決してplannerさんの気のせいではありません。
空気に触れる面からは、靴クリームやワックスを構成している成分の一部が揮発していき、徐々に固さが出てくるというのは確かなことです。
主に製品から抜けていってしまう成分は揮発性の高い「有機溶剤」です。この有機溶剤は靴クリームやポリッシュに含まれるワックスを“やわらかく保つこと”です。
したがって有機溶剤が抜けやすい「空気に触れている=上に向けている側」はワックスが固くなるという現象が起こるわけです。