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【ルボラボ 第一弾】 6ヵ月間まったくお手入れしないと革靴はどうなる?最終話

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公開日:2023/05/18    /  最終更新日:2024/01/27

【ルボラボ 第一弾】 6ヵ月間まったくお手入れしないと革靴はどうなる?最終話

お手入れする右足・お手入れしない左足を見守る6ヵ月間の検証が完了しました。

お手入れする右足・しない左足の違いを見守って6カ月が経過しました。

検証期間を終えたので、今回が最後のレポートになります。

スタートした時は秋の始めでしたが、早いもので季節は初夏になりました。
乾燥する時期を越した革靴は、どんな状態になっているでしょう。

今回も現在の状態をご報告するところからスタートします。
後半では、ついに左足のお手入れをします。
実に6カ月ぶりのお手入れなので、革靴もドキドキワクワクしていることかと思います。

 

前回の第6話では、お手入れをしない左足は恐らく乾燥したことで革が固くなり、履いた時に圧迫を感じたことをお伝えしました。

 

お手入れをしない左足は、付着したホコリはそのまま、汚れも落とさない、もちろん靴クリームで栄養を補うこともしないので、月を追うごとに少しずつ変化しています。

今月はお手入れする右足と比べて、どのような変化が見られるのかさっそく確認していきましょう。


目次

  1. 6ヵ月経過した靴の状態
  2. 履きジワや乾燥した革の状態
  3. 「サフィール流」ベーシックなお手入れをする
  4. まとめ

 


1. 6ヵ月経過した靴の状態

目立ったダメージはありませんが、左足はホコリが付着していてこれまでついた擦った跡などの小傷がたくさん見られます。

右足に比べるとやっぱり少し色が薄くなっている気がします。

左足:アッパー

左足:アッパー

左:外側サイド部分

左:外側サイド部分

左:内側サイド部分

左:内側サイド部分

左足:かかと

左足:かかと

右足:アッパー

右足:アッパー

右:外側サイド部分

右:外側サイド部分

右:内側サイド部分

右:内側サイド部分

右足:かかと

右足:かかと

左足は光沢も弱くなっていてより使用感が表れています。

それに比べて右足はお手入れをしているので、ハッキリした黒で光沢もあるのできれいです。

月に1度だけのお手入れですが、効果をしっかりと感じることができ、右足は特に気になる所はありません。

2.履きジワや乾燥の状態とソールの反り具合

左足のアッパーは小さいホコリが付着していてカサカサ

左足のアッパーは小さいホコリが付着していてカサカサ

右足は履きジワこそあれどツヤもハリもある

右足は履きジワこそあれどツヤもハリもある

履きジワはどちらもありますが、左足は乾燥しているせいか表面がカサついています。
右足はシワ以外の部分にハリがあり、潤っていてツヤもあります。

 

 

続いて、ソールの反り具合はどうでしょう。

3ヵ月経過の状態をレポートした「その4」から気になり始めたレザーソール(革底)の反りですが、シューツリーを入れている右足に比べて左足は相変わらず反っています。

この反りを緩和してくれるようなケアはしているわけもなく、靴を購入した時に入っている紙などの詰め物(あんこ)を入れるでもなく放置しているわけですから、当然といえば当然ですよね。

3.「サフィール流」ベーシックなお手入れをする

6ヵ月経過後のご報告は以上になります。

では、いつもの通り右足のお手入れをして・・・今回は6ヵ月ぶりに左足もお手入れします!

右足はこれまで通り、「サフィール流」基本のお手入れをします。
左足は革が乾燥しているので、見違えるようにきれいになるのを期待。

 

 

お手入れ前と後はこちら。

お手入れする前

お手入れする前

お手入れした後

お手入れした後

3.まとめ

ついに完結しました!
6ヵ月の間、お付き合いいただきありがとうございました。

検証を実施してみて、革製品をお手入れすることの重要性をあらためて感じました。
皆さんはいかがでしたか?

 

革靴に使用される革は天然の素材です。
革は耐久性があり、使い込むほどに風合いや味わいが増していく特性を持っています。
革靴を手入れしながら履くことは、単なる見た目の美しさだけでなく、革靴を長く使い続けるためにとても重要です。

また、革も靴も長い時間と手間をかけて作られています。
熟練した職人の手で製造されるプロセスは、品質と耐久性を追求するための努力の結晶です。

革靴を手入れすることは、その素晴らしい素材と職人の努力に対する敬意を示す行為でもあると、私は思います。

 

さて、お手入れする右足・お手入れしない左足の検証は終わりましたが、革製品をお手入れして使い続ける事が終わるわけではありません。
これからも皆さまにとって有益な情報を、トピックスやSNSで共有していきます。
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