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【ルボラボ 第一弾】 6ヵ月間まったくお手入れしないと革靴はどうなる?第5話
お手入れする右足・お手入れしない左足の検証レポートは今回で5回目となりました。
開始してから丸4カ月が経過した現在、立春を迎えたとはいえ冬の寒さがまだまだ続き、乾燥が気になる季節。 日本の冬は欧州よりも乾燥しているってことをだーうえ先輩が過去のコラムで教えてくれました。
この時期は、顔を洗った後に肌がつっぱったり手肌がカサついたり、酷いとかゆみや赤みが出たりと、私たちにとっても乾燥による影響は気になりますよね。 自己治癒力や肌を保護するバリア機能がない皮革にとっても、実は過酷な季節なのかもしれません。
前置きが長くなりましたが、これまで1ヵ月経過毎に革靴の状態や特に気になる箇所の紹介、お手入れ後リセットした状態をレポートしてきました。 第4話では、お手入れする右足・お手入れしない左足の変化として、乾燥・ソールの反り具合・履き口の広がりなどもお伝えしました。
回を追うごとに気になる箇所が増えてきたお手入れしない左足。 お手入れする右足と比べて、さらに一体どんな変化が見られるのかさっそく確認していきましょう。
月に4~5回しか履いていなくても、必ず付いている小傷たち。 お手入れをしている右足はそこまで目立つものがなければ気にならないレベルでキレイなままです。 これも定期的にビーズワックスファインクリームのファインプレーのおかげなのでしょう。
冒頭でも触れたように、革には自己治癒力もなければバリア機能もありません。
だからこそ、革に油分で栄養を与えてワックスでコーティングして守ってあげる必要があります。
前回お伝えした、お手入れしない左足の乾燥と履き口が広がりは、さらに進んだように感じました。
乾燥している革がどういう状態か、こちらを見ればよくわかると思います。
色が黒だとよく見ないとわかりませんが、乾燥による細かいシワが革の表面にたくさんあり、何となく革がつっぱった感じに見てとれます。 キメも整っていない状態で、触らなくてもカサついている感じが伝わってきます。
続いて、前回もお伝えしたソールの反り具合ですが、こちらも進んでいるようです。。。 さらに、かかとの履き口とヒールカップの広がりもぱっと見でもわかるくらいになりました。
左足はお手入れもしなければシューツリーも入れない、お出かけ前と帰宅後のブラッシングもしない。 と、やらないづくしを徹底しているので、色々な要素が絡み合って現在の状態になっている、というところでしょうか。
さて、現状をご報告が完了したので、右足に4回目のお手入れを。 左足はあと2ヵ月の辛抱!6ヵ月後のお手入れが楽しみです。 もう少しだ左足!
お手入れしない左足は、相変わらず右足がお手入れされているのを羨ましそう(恨めしそう)に見ていました。 お手入れしたらこんなにキレイになるんだ!と、あらためて感動しているのと、申し訳ないのとで色んな感情が渋滞しました。
お手入れ前と後はこちら。
今回は革の乾燥と形状の変化にフォーカスしてお伝えしましたがいかがでしたか?
先月から約1ヵ月しか経っていませんが、少しずつでも変化していっていることがわかりました。 徐々に変わっていくので、毎日見ていると気付かないのも当然だと思います。
気付いた時には進行していて、お手入れだけでは取り返せない。。。 なんてことにならないためにも、お手入れは定期的に行うのが重要なのだとあらためて感じました。
さて、検証は5ヵ月目に突入しましたが、気になるところやハプニングなどはできるだけSNSで発信していきます。 見守っていただきつつ、コメント等もいただけると励みになりますので、ぜひフォローをお願いいたします。
ではまた来月。
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