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【ルボラボ 第一弾】 6ヵ月間まったくお手入れしないと革靴はどうなる?第6話
お手入れする右足・しない左足の違いを見守って5カ月が経過し、検証レポートは今回で6回目となりました。 少々遅くなりましたが、現在の状態をご報告いたしますのでお付き合いくださいませ。
前回の第5話では、お手入れをしない左足の乾燥・ソールの反り具合・履き口の広がりが気になってきたことをお伝えしました。
月日が経って気になる箇所が明確になってきたお手入れしない左足。
お手入れする右足と比べて、さらに一体どんな変化が見られるのかさっそく確認していきましょう。
擦った時などにできる小傷たちはいつものことですが、それ以外は目に見えて目立つダメージはありません。 変わりばえしない感は否めませんが、一通りご覧ください。
お手入れしない左足はすり傷などを放置しているため、使用感がより強調されているように見えます。 それに比べてお手入れする右足は、使用感はあってもすり傷が目立たず色もハッキリしていて光沢があるので、きれいです。
革に栄養を与えることはもちろん重要ですが、ツヤを与えてくれるワックスが良い仕事をしているとあらためて感じました。
前回お伝えした左足の乾燥は気持ち進行しているような気がしています。
よく見ると、左足のアッパーのステッチ部分の断面がパサパサしていて色も薄く感じられます。 それに対して、お手入れしている右足はステッチ部分断面の色が黒くツヤがあります。
また、見た目だけじゃなく履いた時にも「これって乾燥からくるものかな?」と思ったポイントがあります。
それは、右足と比べると左足の方が少し固く全体に締め付けられる感じが強いからです。
革は乾燥すると収縮して固くなります。 そのため、足を入れた時に窮屈さを感じたのかと思いました。 他にも、歩行時に屈曲した際、左足の親指の付け根辺りに履きジワが当たって痛みを感じました。
さあ、5ヵ月経過後のご報告も終わりましたので、いつもの通り右足のお手入れをしました。 左足に比べるとダメージ少な目ツヤ多め、退色もなしのパーフェクト。
このままキレイな状態を保ちたいので、サフィール流ベーシックケアを実施。
お手入れ前と後はこちら。
先月までは気にならなかったアッパーの履きジワによる圧迫。 今まで足のコンディションによるものだろうと思ってやり過ごしていましたが、革が乾燥したことで起こっている可能性があることに気づけたのは良い発見でした。
やっぱり5ヵ月の間に少しずつでも変化していってるんだな、とあらためて実感させられました。 ここにきてさらに気になるところも増え、ますます左右の差が明らかになってきています。
さて、この検証もいよいよ6ヵ月目に突入しました。 気になるところやハプニングなどはできるだけSNSで発信していきます。 見守っていただきつつ、コメント等もいただけると励みになりますので、ぜひフォローをお願いいたします。
ではまた来月。
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