色味が大きく異なることがおわかりいただけますでしょうか?
実際はポリッシュのワックス被膜による色付けなので、鏡面部分を取り去れば元の革の色に戻すことができます。
結局はハイシャインなので、鏡面部分にキズが付いたり汚れてしまったとしても容易に手直しができます。
※ハイシャインの取り方は以下の記事をご参照ください。
専用クリーナーは必要ない!? 失敗しないハイシャインの落とし方。
“アンティークな風合いの革靴”、というのはそれこそ長く履き込んで油分補給やツヤ出しなど基本的な革靴のお手入れをしっかりとし続けてきたことで生じる変化の表れです。
“アンティーク仕上げの革靴”というのは、この大切に履き込んできた経年の風合い感を新品の靴で表現するため、革靴を作る工程で仕上げの際に染料や顔料を用いて擬似的に再現しています。
このような擬似的に再現された独特の風合いを保つためにも今回ご紹介した“ハイシャインを応用したアンティーク仕上げ”は大変有効ですし、気分転換に靴の雰囲気を変えてみたい時やつま先に入ったキズをうまく隠す時など、覚えると意外と使いどころの多いテクニックです。
ハイシャインができるようになった次のステップとして、“手軽にできる革靴のアンティーク仕上げ”を試してみてはいかがでしょうか?