“ミンクオイル”とは?
ミンクオイルとは、ミンクの皮下組織にある厚い脂肪層から採取される油脂です。
不飽和脂肪酸の含有量が多く、低い温度でも溶けて塗りやすいという特徴があります。
また表面張力が弱いので皮革に浸透しやすく、よくなじむため皮革の柔軟性を高める効果を発揮しやすいのもミンクオイルの特性と言えます。
ただし、皮革に浸透した際に革の色を濃くしてしまうので、塗布量には注意が必要です。
高純度のミンクオイルは化粧品としても使用されており、紫外線の吸収率の高さから日焼けの予防効果も期待できます。
ちなみに、常温で液体の物をオイル(油)、個体の物をファット(脂肪)と言います。