レノベイティングカラー補修クリームを使った色・キズ補修 – 革靴編
革靴の色・キズ補修
つまづいてキズついた革靴のつま先………。
しっかりお手入れしている大事な靴なのに傷つけてしまったときのショックは計り知れません………。
しかし悲観するのはまだ早い!
少々のキズであれば“サフィール レノベイティングカラー補修クリーム(チューブ・瓶)”できれいに補修することが可能です。
今回ご紹介するYoutube動画では、革靴のキズ補修の手順や使い道具のHow toをご覧いただけます。
サフィールの人気商品「レノベイティングカラー補修クリーム」を使用した革靴の傷補修を大公開!
あんなキズが、こんなにキレイになるなんて………。
中古で購入したバッグや革ジャンを綺麗に補修して、新品同様によみがえらせるブランドリペアが流行していますが、こちらのレノベイティングカラー補修クリームは欠かせないアイテムです。
手 順
0:16 馬毛ブラシでほこりを払う
補修に入る前にやわらかな馬毛ブラシでブラッシングをしてホコリやごみを取り除き、巻き込まないようにします
0:21 クリームやワックスを取り除く
補修部分にワックスや油分が残っているとレノベイティングが乗りにくいため、あらかじめ落としておきます
0:35 サンドペーパーを使用して補修面を削る
目の粗い番手(400番)から、徐々に目の細かい番手(1000番、2000番)に切り替えます
1:10 固く丸みのある物を使用して補修面を均していく
動画ではメタルシューホーン(靴べら)の湾曲部分を使用しています。
凹凸が激しく、表面が荒いものはかえってキズをつけるリスクがあります。ツルツルでなめらかなものをご使用ください。
1:26 レノベイティングカラー補修クリームを塗布する
補修面に色を合わせた(混色、調色した)レノベイティング補修クリームを水で希釈し、薄く塗り重ねます
2:32 補修クリーム塗布部分の凹凸を均す
補修面にできたクリームの塗りムラ・凹凸をならして、補修部分とその周囲にできる境目をぼかすことで自然な仕上がりにします
レザーローションに含まれる有機溶剤がレノベイティングをほどよく溶かすことで、なじみやすくなります。
2:45 軽めのブラッシングで定着させる
ユニバーサルレザーローションを塗布した後は、やわらかい馬毛ブラシで補修面をブラッシングし、補修部分を乾燥させます。
ブラッシングの熱によりローションに含まれるワックスがコーティングとして定着します。
2:51 靴クリームを塗布する
靴クリームで補修箇所の色合いを調整し、さらに通常の靴のお手入れと同様に栄養と光沢を与えます。
※レノベイティングの補修部分は靴クリームに含まれる溶剤によって、落ちやすくなります。
補修箇所にはアプライブラシは使用せず、必ず指で塗ることを推奨しています。
3:24 ポリッシュを使って鏡面磨きをする
紳士靴のようにつま先・かかとに芯が入っている場合は“ハイシャイン(鏡面磨き)”で仕上げすることで、キズ補修部分をより目立たなくすることができます。
4:11 仕上げの工程(ブリストルポリッシャーブラシ、ハイシャインクロス、フィニッシャーブラシ、ハイシャイングローブ)
ブラッシングでハイシャインの境目をぼかし、仕上げの水拭きのあと、フィニッシャーブラシとハイシャイングローブの摩擦熱でさらに光沢を際立させます
ポイント・コツ
サンドペーパーでキズをならした場合、皮革表面は荒れているため水気や油分をしみ込みやすくなります。
したがって、レノベイティングカラー補修クリームを薄伸ばしする際は、レザーローションではなく乾きの早い水の使用を推奨しています。