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【海外情報】2024年度靴磨き世界大会/パティーヌ世界大会予選開催

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公開日:2024/02/15 

【海外情報】2024年度靴磨き世界大会/パティーヌ世界大会予選開催

紳士靴愛好家の祭典、スーパートランクショーが今年もロンドンで開催されます。

ショーの目玉となる靴磨き世界大会とパティーヌ世界大会の決勝では、予選を勝ち抜いたファイナリストたちが世界王者の栄冠を巡ってしのぎを削ります。

今回は、来る5月4日に開催されるロンドンスーパートランクショーとそれに先駆けて行われる両大会予選の開催要項をご紹介します。


なお、本記事はShoegazingブログの記事World Championships of Shoe Shining and Shoe Patina 2024 – Qualificationを意訳したものです。

2024年度靴磨き世界大会とパティーヌ世界大会の開催に先立ち、予選を行います。
シューケア企業サフィールとシューブランドのブリドレンが協賛する同大会の決勝は、2024年5月4日(土)にロンドンスーパートランクショー内で行われます。
パティーヌ世界大会決勝ではイベント時間内に靴を染色し、靴磨き世界大会決勝では20分で靴を磨きます。

シューゲイジングザ・シュー・スノッブ、そしてカービー・アリソンが共催する今年のロンドントランクショーのラインナップは、近日公開予定です。
今年も世界中のすばらしいブランドが集結しますのでご期待ください。

開催日は2024年5月4日(土)、会場はおなじみのショーケース(リージェントストリート12番地)です。
10社を超えるシューブランドとメンズウェア企業が出展し、靴作り世界大会の表彰式と応募作品の展示なども行われます。

当日の二大ハイライトは、もちろん、靴磨き世界大会とパティーヌ世界大会の決勝です。
例年どおり、決勝と表彰式の模様をシューゲイジングのYouTubeチャンネル、Shoegazing.com、そしてサフィールメダルドールのInstagramでライブ配信します。
また、イベント後に、当ブログで記事を、カービー・アリソンのYouTubeチャンネルで動画を公開します。

2024年度靴磨き世界大会

今年で6回目となる靴磨き世界大会は、世界ナンバーワンのプレミアムシューケアブランド、サフィールと高いコストパフォーマンスで評判のインドのシューブランド、ブリドレンの協賛で開催します。
優勝者にはサフィールのシューケアセット、ブリドレンの靴、そしてもちろん、金メダルが贈られます。

歴代優勝者は、長谷川裕也(日本)、杉村祐太(日本)、ジョン・チャン(シンガポール)、アシュ・サムスディン(シンガポール)、林田直樹(日本)です。

その多くが、世界王者としてアジア各地を歴訪したり、テレビや雑誌に取り上げられたり、TikTokでバズったり、靴磨きサービスを始めたりと、靴磨きのアンバサダーとなっています。

3つ(靴磨き、パティーヌ、靴作り)の世界大会すべてにおいて、歴代優勝者に再挑戦してほしいと私たちは切望しています。

再挑戦した(パティーヌの)世界王者がひとりだけいます。
2度目は決勝に進めませんでしたが、それでいいのです。
今年も挑戦すると彼は言ってくれました。
それこそが、私たちが求めているスピリットです。

スポーツで世界王者になった選手が二度と大会にエントリーしないなんてことがありますか? ありえませんよね。この大会とて同じです。
たとえ負けても世界王者であることに変わりはなく、その称号が奪われることはありません。

歴代優勝者のみなさん、2度目の優勝を目指して奮起してください。

2023年度靴磨き世界大会チャンピオンの林田直樹さん

2023年度靴磨き世界大会チャンピオンの林田直樹さん

2024年5月4日(土)15時より行われる決勝では、ミディアムブラウンのキャップトゥオックスフォード(ブリドレン提供)をいかに美しく磨き上げられるか競います。

審査員は鏡面だけでなく、磨きの美しさや磨いた部位などを審査します。

ファイナリストには、好きな色のサフィールノワールビーズワックスポリッシュ1缶、ニュートラルのサフィールノワールミラーグロス1缶、水、ブラシ1本、ナイロンクロス1枚が与えられ(ポリッシュクロス1枚は各自持参)、20分で靴を磨きます。

優劣をつけがたいすばらしいパティーヌが毎年生み出されます。

優勝者には2024年度靴磨き世界大会王者の称号が与えられ、磨いた靴とその片方、サフィールのシューケアキット、そして金メダルが贈られます。

靴磨き世界大会予選に応募される方は、磨き上げた靴の写真3枚を送ってください。(この予選方式は完璧ではないでしょうが、以前お話したとおり、門戸を広く開くにはこれが最善の方法なのです。)

靴磨きの腕をアピールするのが写真の目的ですから、アングルを変えて撮影したり1枚はクローズアップにしたりするといいでしょう。

審査の基準はいかに靴がよく磨かれているかであり、かならずしも鏡面にする必要はなく、決勝の審査と同様に、光沢の深さ、最終的な色のバリエーションなど、ほかの要素も考慮されます。

応募はひとり1通(おなじ靴の写真3枚)まで、1枚の写真に写っている靴は最大1足とします。(たとえば、磨いた靴がたくさん写っている写真は不可。)
写真の靴は応募者が磨いたものに限ります。
また、2024年5月4日にロンドンで行われる決勝に出場できることが応募の必須条件です。

パティーヌアーティストやプロのシューシャイナーから我こそはという靴好きまで、プロアマ問わず奮ってご応募ください。

Photoshopなどで写真を微調整しても構いませんが、大幅な修正やフィルター加工などは不可です。

プロの写真家が全応募作品を精査し、ルール違反を疑われる応募者は失格となります。

審査されるのは靴磨きの美しさであり、写真の美しさではないことをお忘れなく。

パティーヌ大会に同時応募可能ですが、両方の決勝に出場する場合、イベント当日のスケジュールはタイトになるでしょう。

昨年のファイナリスト、アルバート・ジュカイさん(スイス)の応募作品

昨年のファイナリスト、アルバート・ジュカイさん(スイス)の応募作品

予選の審査員は、イェスペル・インゲヴァルドソン(シューゲイジング)、ジャスティン・フィッツパトリック(ザ・シュー・スノッブ)、カービー・アリソン、カティア・ムーラ(サフィール事業開発・コンテンツマネージャー)、アファン・モハメド(ブリドレン)、そして、イベントのサポーターでもあるトム・ビークロフト(靴磨きとパティーヌの店ヴァレット経営)です。

各審査員が5作品を選び1~5点で採点、上位3作品が決勝に進みます。

作品の応募者を知っているのはイェスペル・インゲヴァルドソンのみで、ほかの審査員は応募者に関する情報を一切知らずに審査します。
同点の場合、ジャスティン・フィッツパトリックの採点が高い方が勝者となります。
審査員の決定を覆すことはできません。 

件名は「World Championships of Shoe Shining」とし、2024年3月10日(日)必着shoegazingblog@gmail.comまでご応募ください。
決勝進出者の発表は翌週の予定です。

ファイナリストが死力を尽くす20分

ファイナリストが死力を尽くす20分

 大会の公式シューズ、ミディアムブラウンのオックスフォード(ブリドレン)。サフィール製品で磨きます。

 大会の公式シューズ、ミディアムブラウンのオックスフォード(ブリドレン)。サフィール製品で磨きます。

2024年度パティーヌ世界大会

靴磨き世界大会とおなじく、パティーヌ世界大会もサフィールブリドレンの協賛で開催します。
優勝者にはサフィールのシューケアセット、ブリドレンの靴、そして金メダルが贈られます。

この数十年で大きな広がりを見せる靴の染色は、特にフランスとイタリアで人気を博し、日本やイギリスなどにもマーケットを拡大しました。

数多のブランドがRTWとして、あるいはMTOでカスタマイズしてさまざまなパティーヌを提供しており、あらゆる靴を生まれ変わらせるプロのパティーヌアーティストがいます。
さまざまなテクニックが存在するので、この大会でもさまざまなパティーヌを目にすることができるでしょう。

染色するのはブリドレン最上級ライン、ファウンダーズのオーステリティブローグ。画像は昨年のパティーヌ全米大会決勝より

染色するのはブリドレン最上級ライン、ファウンダーズのオーステリティブローグ。画像は昨年のパティーヌ全米大会決勝より

昨年の優勝者、フィリップ・ヨンハ・ヤンさん(フランス)

昨年の優勝者、フィリップ・ヨンハ・ヤンさん(フランス)

決勝はスーパートランクショー開場直後の11時15分開始、14時45分~15時45分の1時間休憩をはさみ(この間に靴磨き部門決勝を行います)、17時15分終了予定です。

3人のファイナリストが挑むのは、アノネイのクラストレザーを使用したブリドレンのオーステリティブローグです。

サフィールダイフレンチリキッドから5色選び、混ぜるなどして自由に使用できます。
さらに、好きな色のサフィールノワールクレム1925、ビーズワックスポリッシュ、ミラーグロスを1缶ずつ、ホースヘアブラシ1本、ナイロンクロス1枚が与えられます。

このほか、ブラシ、染色用具、靴磨き用具を各自持参して、思う存分に靴を染色します。

靴磨き大会と同様、審査員は染色の全体的な美しさだけでなく、パティーヌの質、使用したテクニックとその効果を吟味して審査します。

優勝者には2024年度パティーヌ世界王者の称号が与えられ、染色した靴、サフィールのシューケアキット、金メダルが贈られます。

優勝作品はとりあえず、靴作り大会の上位3作品とともに世界10カ所以上を巡る予定です。

染色前の靴。パティーヌアーティストがサフィールのレザーダイとブラシを駆使して生まれ変わらせます。

染色前の靴。パティーヌアーティストがサフィールのレザーダイとブラシを駆使して生まれ変わらせます。

パティーヌ世界大会予選に応募される方は、染色した靴のアングル違いの写真を3枚お送りください。

すべておなじ靴の写真で、左右揃った状態で撮影したものに限ります。

靴と染色がよくわかるように、1枚は靴全体を撮影しましょう。

審査基準は靴磨き部門に準じます。

応募はひとり1通(写真3枚)まで、1枚の写真に写っている靴は1足までとします。

写真の靴は応募者が染色し磨いたものに限り、2024年5月4日にロンドンで行われる決勝に出場できることが応募の必須条件です。
プロアマ問いません。 

靴磨き大会予選と同様、Photoshopなどで写真を微調整しても構いませんが、大幅な修正やフィルター加工は不可です。

プロの写真家が全応募作品を精査し、ルール違反の疑いのある応募者は失格となります。
ここでも、審査されるのはパティーヌの美しさであり、写真の美しさではありません。

両大会に応募可能ですが、両方の決勝に出場する場合、相当な忙しさを覚悟してください。

予選の審査員は、トム・ビークロフト(ヴァレット)、イェスペル・インゲヴァルドソン(シューゲイジング)、ジャスティン・フィッツパトリック(ザ・シュー・スノッブ)、カティア・ムーラ(サフィール)、アファン・モハメド(ブリドレン)です。各審査員が5作品を選び1~5点で採点、上位3作品が決勝に進みます。

作品の応募者を知っているのはイェスペル・インゲヴァルドソンのみで、ほかの審査員は応募者に関する情報を一切知らずに審査します。

同点の場合、ジャスティン・フィッツパトリックの採点が高い方が勝者となります。
審査員の決定を覆すことはできません。

件名は「World Championships of Shoe Patina」とし、2024年3月10日(日)必着shoegazingblog@gmail.comまでご応募ください。
決勝進出者の発表は翌週の予定です。

昨年度優勝者発表の瞬間

昨年度優勝者発表の瞬間

チャンピオンに贈られる金メダル

チャンピオンに贈られる金メダル


 

いかがでしたか。
大会主催者からの熱い呼びかけに応えた世界中のシューシャイナーとパティーヌアーティストから、今年はどのような応募作品が寄せられるのでしょうか。

厳正な予選を勝ち抜き、大会史上初となるディフェンディングチャンピオンの決勝進出がはたして実現するのか。
早くも期待が高まります。

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Le Beau
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