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レザーソールのつま先を守る“トゥスチール”取付けをDIYしよう!

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公開日:2022/09/22    /  最終更新日:2023/05/22

レザーソールのつま先を守る“トゥスチール”取付けをDIYしよう!

新品の靴を摩耗から守る“トゥスチール”

レザーソール(革底)を摩耗・削れから守る金属パーツ“トゥスチール”

レザーソール(革底)を摩耗・削れから守る金属パーツ“トゥスチール”

 

1.レザーソールの靴、あるあるなお悩み

革靴の靴底(ソール)については、ここShoesLifeでも何度か取り上げてきました。
レザーソール(革底)も革は革、お手入れが必要です!ってことでレザーソールのお手入れ方法をご紹介しています。

長く使うためには必須のお手入れではありますが、レザーソールには購入直後から特に傷みやすい箇所が存在します。

 

 

それはレザーソールの先端、「つま先」です。

 

 

履き下ろした直後はまだソールは固く、なじんでいないです。なのでつま先を反らしにくいので気をつけていても歩行時についついコツンッとぶつけて擦りがちです。
結果、新品の靴の履き始めに最初に傷みやすいのが、ズバリ「つま先」なんですね。

そこで本記事ではレザーソールの靴を買った時にすぐできる、劣化やダメージから保護するのに有効な方法をご紹介したいと思います。

 

2.“トゥスチール”はご存知ですか?

 

早速ですが、“トゥスチール”というアイテムをご存知ですか?
“トゥ(つま先)”の“スチール(鋼、金属)”と言う名の通り、靴底のつま先に取り付けるための金属パーツです。
ヴィンテージスチール、と呼称するものもありますので聞いたことがある方も少なくないかと思います。

 

本来は靴修理店などで靴購入直後に取り付けるのですが、通常トゥスチールの厚みの分だけつま先を削って、靴底面とトゥスチールがフラット(平面)になるように調整をして取り付けるのが定番となっています。

 

当然、技術を必要とする作業ですからそれ相応の技術料が発生します。
靴を購入するたびに「履き始める前のトゥスチール」というのも、せっかく購入した靴を長く履いていくためとはいえなかなか負担が大きいものです。

かかりつけのお医者さんのような、信頼のおける腕の良い職人さんが身近にいればお任せしてしまうのが1番安心かもですが、もしも特別な技術を必要とせず、誰でもカンタンに取り付けできるトゥスチールがあったら、「Do it yourself!自分でやってみよう!」という気になりませんか?

 

そこで紹介しますのが、ShoesLife Store シューズライフストアで販売中のこちらの製品です。

TRIUMPH(トライアンフ) トゥスチール -SheosLife Store

<TRIUMPH トライアンフ トゥスチール>

製造国:ドイツ
材 質:スチール
仕上げ:素仕上
 ※素仕上なので錆がある場合があります。錆はワイヤーブラシなどで落としてご使用ください。
サイズ:#11・#12・#14・#15
厚 み:1mm

 

サイズ詳細

  • #11(ヨコ 30mm ×タテ 10mm)
  • #12(ヨコ 35mm ×タテ 10mm)
  • #14(ヨコ 42mm ×タテ 11mm)
  • #15(ヨコ 54mm ×タテ 11mm)

こちらのTRIUMPH(トライアンフ) トゥスチールの特長は「薄い」こと。
厚さがわずか1mmなので、つま先を削ることなく取り付けることができます。
靴修理店でお願いするような「完全なフラット」とまではさすがにいきませんが、普通に履いていても引っかかったりつまずいたりすることはまずありません。

それでは、こちらの製品“TRIUMPH(トライアンフ) トゥスチール”の取り付け方について解説したいと思います。

 

3.トゥスチールの取付けをD.I.Y!

取付けは至ってカンタン。

 

位置を決めて、付属のネジで固定するだけ。

 

それだけで頑丈な補強ができてしまいます。

まずはトゥスチールを取り付ける位置を決めます

1.取付け位置を決める

つま先のR(湾曲)に合わせて取付け位置を決めます。
新品の靴の場合はしっかりと縁をガードできる位置が理想です。

写真のように履き込んでいる靴は先がすでに削れているのでぴったりにつけると浮いてしまう場合があります。その場合は少々内側へ付けると良いでしょう。

付属のネジでトゥスチールを固定します

2.付属のネジでトゥスチールを固定する

位置を決めたらネジで固定します。
ひとつずつを一気に止めてしまうとズレを微調整しづらくなるので、ネジそれぞれを甘締めしながら少しずつ固定していきます。

これで完成です

3.これで完成!

不器用な筆者でも、たったこれだけの工程でカンタンにトゥスチールの取付けが完成です。
もっと慎重かつ丁寧に作業すれば、ネジのガタツキも目立たないようにきれいにはめることができます。

これだけのカンタンな取付けなのですが、気をつけなくてはいけないのがネジで固定する時に結構ズレが生じる点です。
なのでなるべくズレなく取り付けるためのポイントも伝授しておきます。

ネジを挿れる位置にあらかじめ印をつけておきます

★ネジを挿れる位置にあらかじめ印をつけておく

上記1.でトゥスチールを設置する場所を決めたあと、トゥスチールがずれないように片手で押さえながらネジを回すのは案外大変です。なので、あらかじめネジを挿す位置(トゥスチールの穴の位置)に印をつけておきましょう。

多少ズレたって上からトゥスチールをかぶせてしまえば見えなくなるので気にしないで大丈夫大丈夫!

トゥスチールを固定する前に先に穴を開けておきます。

★トゥスチールを固定する前に、印部分に先に穴を開けておく

ネジを挿す場所に印をつけたら、今度はその印の部分に穴を開けておきます。
キリや千枚通しなどでネジを差し込む部分に穴を開けておけば、トゥスチールを取り付ける時にネジの先がしっかりと穴にはまって固定されるのでズレにくくなります。

また写真のように途中までネジを挿し込んでネジ山を切っておき、一旦抜いてからトゥスチールの固定作業に入ればさらにズレにくくネジを締め込みやすくなります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
大切な靴を保護するためのメンテナンスとはいえ、ソールは消耗品。
履いていれば、どれだけ気を遣っていてもすり減り、削れ、いずれ補強や交換(オールソール)が必要となります。

これまで紹介しました「レザーソールのお手入れ」も「トゥスチール」の取付けも、どちらもこのいずれ訪れる修理の時期を遅らせるための手段にしか過ぎません。
ただこのようなメンテナンスを怠ってしまうと、いざ修理をしようとした際には思いもよらない傷み・ダメージの蓄積によって修理自体が困難になってしまうこともあります。

 

セルフでできるトゥスチール取付けも、新調した靴を長く履き続けるための「プレメンテナンス」としてぜひご検討ください!


本記事で紹介した商品はこちらで購入できます。

TRIUMPH(トライアンフ) トゥスチール
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