靴のお手入れは、基本的にめんどくさいもの。
きれいになった靴を清々しい気持ちで履きたいから、だから靴をお手入れするのだ………
というのは、頭ではわかっているもののなかなか最初の一歩を踏み出せないものです。
そこで。
「お手入れしたいけど、余裕がない」とか「やり方がわからない」なんていう人向けの「簡単 かつ 効果も抜群 な汚れ落とし」をご紹介します!
と、その前に。
前回のスニーカーケアに関する記事をおさらいしておきましょう。
↑の記事に習って、実際のお手入れを始める前に以下をチェック!
1.使われている素材・靴の構造について
お手元の靴は何からできていますか?
→ 今回ご紹介するアイテムは、素材を選ばず使用できるスグレモノです。
2.できるお手入れの方法について
→ 今回ご紹介するアイテムは軽い汚れならサッと落とせるデイリーケア向きの商品です。
というわけで、上記チェックポイントを確認したら、早速お手入れしていきましょう!
今回おすすめしたいアイテムは、スペイン発シューケアブランドのかんたん・お手軽で万能なクリーナー“タラゴ シャンプー”です。
今回は、無理なく・気軽に・手間なく・どなたでもできる、という点を重視したので、あえてスニーカーケア専用ではなく万能タイプをチョイスしました。
さてこの“タラゴ シャンプー”ですが、いくつかおすすめの特長があります。
実際にお手入れの手順をご紹介しながら、これら特長について触れていきたいと思います。
今回ご用意しました靴は、レディスのホワイトスニーカー。
こちらの靴は、普段履きで雨の日もガッツガツ履くために買ったという、合成皮革+ラバーソールの靴です。
雨の日も晴れの日も履き込んだおかげで、全体的な汚れ・くすみに加えて、
泥はねのような食べこぼし?のような、そんな赤っぽい汚れも付着しています。
この靴をきれいにしていきます。
どんな靴でも、まずは馬毛のブラシでほこりを落とします。
タン(靴のベロとも言う、足の甲にあたるパーツ)のすみまできれいにするためには、靴ひももあらかじめ外しておきましょう。
靴ひもを外しておいた方が理由は他にもありますが、それはまた後ほど。
ほこりを払い終えたら、早速タラゴ シャンプーを使って汚れを落とします。
特長その1&その2についての解説
タラゴ シャンプーはフォームタイプのクリーナーなので洗剤のように泡を立てる必要がありません。
最初から泡で出てくるので、液体の洗剤のようにシミになったり、固形の石けんが残ってしまったり、といったトラブルは起こりにくくなっています。
かなりクリーミーな泡なので、直接靴に吹き付けても、まったく問題ありません。
注意点は、いきおいよく泡が出るので出しすぎてしまうことがあります。
ノズルを押す時はゆっくり慎重に押してあげてください。
また、靴自体を濡らしたり湿らせたりする必要がないので、水濡れによる無用なトラブルを招く心配がありません。
丸洗いではありませんから型崩れも起こしません。
靴に吹き付けた泡を今度はブラシでこすりなじませていきます。
布でこすってもいいのですが、ブラシを使うことでより奥までタラゴ シャンプーを行き届かせることができ、汚れを浮き上がらせやすくなります。
特にテキスタイル(布地)素材の場合は、繊維の奥から汚れを浮かせることが重要になってきますので、ブラシの使用が大変おすすめします。
手に持ちやすいジャストサイズ、化繊の毛が泡立ちを助け、効率的に汚れを取り除くことができるこの“タラゴ スニーカートータルブラシ”が最適です。
泡をなじませ、汚れを浮かしてかき出すように小刻みにブラッシングするのが効果的です。
汚れのひどいところは、タラゴ シャンプーを追加してブラッシングを繰り返すと徐々に汚れが落ちていきます。
そして、靴ひもを通す穴(アイレット)のまわりもしっかりとブラッシングしておきましょう。
このとき、靴ひもを外しておかないと泡で浮いた汚れが靴ひもに移ってしまって汚れてしまう場合があります。
かえって手間を増やすことになるので、あらかじめ外しておいた方が良いわけです。
もし靴ひもが汚れていたら、中性洗剤や洗濯用洗剤などでもみ洗いをしてあげるときれいになりますよ。
傷んだ靴ひもはこの時が交換のチャンス!
靴の状態を確かめる時には靴ひももしっかり見ておいてあげて欲しいところです。
ついでにミッドソールもクリーニングしてしまいましょう。
汚れている場所を狙い撃ちするなら、ブラシにタラゴ シャンプーを吹き付けるのもアリです。
タラゴ シャンプーは、天然皮革や合成皮革のスムース革・スエード・ヌバックだけでなく、キャンバス地、テキスタイル、マイクロファイバー、ラバーなど多様な素材に適応します。
また色を選ばず使用できるので、靴だけなくかばん・革小物、ジャケットなど衣類、ソファなどの家具といった具合に、あらゆるものの汚れを落とすクリーナーとして使用することができます。
あらかたブラッシングして汚れが落ちたら、今度は靴表面に残った泡を汚れと一緒に拭き取ります。
固く絞った濡れタオル・ぞうきんで泡を拭き取ってください。
タラゴ シャンプーとブラシの効果で浮き上がった汚れは、泡とともに拭き取られていきます。
あとは1時間ほど乾かせば、お手入れ完了です。
今回は合皮の靴なので、これで完成です。
クリーニング後は、肌触りもやわらかで失われつつあった風合いを取り戻せたことが実感できます。
天然皮革の場合はこのあとに保湿・保革効果をもったクリームやローションを使っておけば、製品の寿命をグッと長くさせることができます。
(スエードやヌバックなど起毛革は、専用のリキッドやスプレーを使用)
さらに最終仕上げとして、“防水スプレー”を吹きかけておけば、急な雨で水に濡れたり、泥はねで汚れてしまうすることを防ぐことができます。
※防水スプレーについては以下の記事をご参考にしてください。
それでは、わかりやすく汚れ落とし前後を比べてみましょう。
※注
つま先の黒く残った跡は、色落ちをしてしまった場所でした。こうなると汚れ落としではどうにもなりません。
でもご安心ください!
このような色落ちをかんたんにきれいに修正する方法は………またあらためて記事として公開いたします!
ここまでで、片足5分強(ひもの付け外しは除く)でできちゃうので、どれだけかんたんで手軽にできるかわかっていただけるかと思います。
この靴よりももっとひどい汚れの場合は、より強力なクリーナーを使用しないと汚れを落としきれないかもしれません。
そうすると、手間もかかるし、手軽さは一気に失われ、再びお手入れするのが億劫になってきます。
そこまで汚れる前に、定期的に今回紹介したような手軽なお手入れを続けていけば、ひどく汚れることもなく、ついた汚れも落としやすくなっていきます。
大切に履き続けたい靴をお手入れするのはもちろんですが、日頃ガンガン履き込んでいる靴こそ汚れたまま、くたびれたままになりがちです。
お手軽でかんたんなお手入れを続けて常にきれいにしておけば、気分もアガってちょっとした外出もきっと楽しくなるはずです。
そして、手軽に気軽にお手入れしたいときに使うクリーナーは、かんたんなのに効果がはっきりとわかる“タラゴ シャンプー”をぜひ使ってみてください。
本記事でご紹介したお手入れ方法はYoutube “ShoesLife チャンネル”にて公開中
“TARRAGO(タラゴ)シャンプー”を使ったお手入れHowTo動画はこちら
今回ご紹介した商品はこちらで購入できます。
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