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【海外情報】絶対に洗濯機で靴を洗ってはいけない理由

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公開日:2025/04/17 

【海外情報】絶対に洗濯機で靴を洗ってはいけない理由

公私ともに忙しくて時間に追われる現代人の生活に、家事の負担を減らして時短に役立つ家電は欠かせません。
掃除は掃除機、食器洗いは食洗機、洗濯は洗濯機… ですが、靴だけは絶対に洗濯機に入れないでください!

今回は、靴を洗濯機で洗ってはいけない理由と靴を洗う頻度を減らす工夫を、わかりやすく具体的にご紹介します。


なお、本記事はShoegazingブログの記事The tip - Never clean shoes in a washing machineを意訳したものです。

わかります。
汚れた靴を洗濯機に放り込んで手洗いモードで洗えばきれいになるからいいや、と思ってしまいがちですよね。
主にスニーカーなどで最近はそういう人が増えています。
問題は、靴は洗濯機洗いによって受ける負荷に耐えうるような作りになっていないので、いろいろなダメージが加わって寿命が大幅に縮まるおそれがあるのです。
今回は、靴を洗濯機で洗ってはいけない理由を、くわしくご説明します。

 

靴の汚れは見苦しいうえに、素材の変形の原因となり、ひびなどが生じるおそれがあります。
よって、靴を洗わないのはいい選択ではありませんし、汚れを見逃さないすべての人にとって洗濯機はたしかにとても魅力的です。
ストレスにさらされ時間に追われるばかりの現代人は、時短テクニックに頼りがちです。
汚れた靴を洗濯機で洗うという高まりつつあるトレンドも、そんな時短テクニックのひとつです。

 

さまざまな「ヒントや裏技」をおしえてくれるサイトやYouTuber、さらには洗濯機メーカーのおすすめで、靴を洗濯機で洗うという考えが広まりつつあります。
それらに共通しているのが、靴のことをよくわかっていないという点です。
わかっていたら、たとえ低温の手洗いモードででも、洗濯機で靴を洗えとは勧めないでしょう。

 

靴をつなぎ合わせるのに欠かせない部品が、さまざまな接着剤です。
もちろん縫製もしていますが、接着剤がなければ靴は原形を保てないでしょう。
また、靴には異素材が使われていることがままあります。
ウェルテッド製法の革靴には同素材が多く使われていますが、ほとんどのレザーは洗濯機の回転洗浄ではきれいになりません。
また、裏材がキャンバスだとレザーと違う反応が起き、靴の型崩れなどの原因になります。
特にスニーカーやランニングシューズにはいろいろな素材が使われていることがあります。
洗濯機が回っている間に洗剤や水がしみ込んでしまい、その多くは洗濯機洗いに耐えられません。
いろいろなタイプの洗濯ネットがありますが、ほとんど役に立ちません。
回転による衝撃を多少やわらげてくれるとしても、ほかの問題は解決しないからです。

洗濯機で靴を洗うと傷んで寿命が短くなります。

洗濯機から取り出した靴に一見して異常がなくても、内側がほつれていたり、素材の一部が縮んでいたり、どこかしらに不要な負荷がかかっています。
一般的なレザーに防水スプレーをかけても同様の問題が起きますが、まず避けるべきです。(詳細はこちらをご覧ください。)
最初はよさそうに思える時短テクニックですが、結局は役に立たず、靴の寿命を縮めてしまいます。

 

布製の靴ひもや取り外し可能なテキスタイルの中敷きなどは、洗濯機で洗っても差し支えありません。
また、洗濯機で洗えるように作られた靴もあり、メーカーは洗濯機洗いに耐えうる素材と接着剤を使用していますが、製造元がそう謳っているにすぎません。

 

それ以外の靴はすべて靴用洗剤で手洗いしましょう。
必要に応じて洗浄力がマイルドなものから強力なものまで、どこのシューケアメーカーからもいい商品が出ています。
使い勝手がとてもいいものが多く、布やブラシを濡らして使うので水浸しにしなくても靴を洗えて、すぐ乾きます。
このような靴用洗剤は靴全体に負担をかけず、洗濯機洗いのように靴の寿命を縮めることはありません。

靴洗い専用に開発された製品で靴を洗いましょう。靴用洗剤は数多く販売されており、扱いやすく低刺激でありながらしっかり汚れを落とすすぐれた製品がたくさんあります。

ただし、繊細なレザーなどの素材の場合はとくに、洗えば多少の負担はかかります。
靴を履いたらかならずブラシをかけ、必要であれば濡らした布で拭いて表面の汚れを落とすとシミになりにくく、洗剤で洗う頻度を減らせます。
また、革靴を洗ったら、かならず靴クリームで栄養補給してください。
スエード、ヌバック、テキスタイルの場合は、また防水スプレーをかけてください。


いかがでしたか。
さまざまな情報がインターネットにあふれる現代においては、取捨選択が重要になりますね。
キーワードを入力すればわざわざ検索しなくてもAIが答えをおしえてくれさえする便利な世の中になりましたが、そうやって提示された情報を鵜呑みにせず、真偽のほどを判断しようとする姿勢が必要だとあらためて思いました。
ShoesLifeではこれからも選りすぐりの情報をお届けしますので、ぜひご活用ください!


 

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Le Beau
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