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【海外情報】ハイシャイン(鏡面磨き)した時に起きたある問題の原因と修復方法

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公開日:2022/07/20    /  最終更新日:2024/04/02

【海外情報】ハイシャイン(鏡面磨き)した時に起きたある問題の原因と修復方法

美しい光沢が革靴の魅力を引き立ててくれる「ハイシャイン」。
ただ光らせるたけでなく、革靴をキズや汚れから守ってくれる効果もあるので、大切な1足にはぜひ施しておきたいものです。

ハイシャインはコツさえ掴めば誰でも簡単にできますが、慣れない内は上手く鏡面にできず光沢が出なかったり、その原因が分からないってことも、ハイシャインを嗜む方なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

 

今回は、ハイシャインしていて起こるある問題と修復方法について書かれた海外記事をご紹介します。
これもハイシャインあるあるのひとつだと思いますので、みなさんもぜひご参考にしてみてください。


本記事は、Shoegazing.comで公開されているThe tip – Repair “water damage” from polishingを日本語に意訳して紹介しています。

磨き過ぎで起る水ジミを修復する

上の画像と同じようなシミについて、どうやったら取れるのか、何が原因なのか分からないという、イライラしたユーザーからの質問を何件か受けました。
似たようなシミについての質問を他でもいくつか見つけたので、私が「水濡れ」と呼んでいる靴磨き時に起こる現象について、解説する価値があると思いましたのでシェアします。

このようなシミは、ポリッシュを塗り重ねる際に、水の量を多くしてしまった場合に発生します。

ワックスの表面が濡れすぎると、層が溶けて、粗くマットなシミができ、最初は暗いですが、乾くと明るくなります。
多くの人は、このシミを消そうとさらに磨きをかけるので、大抵は逆効果になります。

 

しかし、解決方法はいたって簡単です。

ナイロン製の布(女性用のナイロンタイツ)を手に取り、シミの上を夢中でこするのです。
この時に起こる熱でワックス層が再び「定着」し、シミが消えます。
完全に消えないこともありますが、その場合、通常は新しいポリッシュを2回ほど正しく重ねれば、もう見えなくなってしまうでしょう。

さらに珍しいケースでは、溶けたワックスが多すぎるため、靴からクリームとワックスを取り除き、最初からやり直す必要があります。

片方で同じ問題が発生しました。

片方で同じ問題が発生しました。

上の靴は、ナイロンクロスでシミを取り除いた後のものです。見ての通り、シミがほとんど消えた状態で新たに何度かポリッシュを重ねれば、さらにきれいになるはずです。

上の靴は、ナイロンクロスでシミを取り除いた後のものです。見ての通り、シミがほとんど消えた状態で新たに何度かポリッシュを重ねれば、さらにきれいになるはずです。

同じようなシミを発生させないためには、ポリッシュを使ってハイシャインする時も自然な光沢を出したい時も、水の使い方には厳重に注意を払う必要があります。
クロスが水で湿った状態のときに発生した場合、通常は定期的に使用するクロスの面を変えるという単純な方法で回避できます。

ポリッシュの前に靴クリームを塗布する場合は、ワックスの層がポリッシュを塗る前に完全に乾燥していることを確認することが重要です。
なぜなら、一度にたくさんのクリームやポリッシュを塗ったときに「水ジミ」問題が発生することが多いからです。

Le Beau
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