<ポタリーウォーターディスペンサーのコンセプト>
ShoesLife シューズライフ読者の皆様はご存じの通り、靴磨きの道具はこだわり始めるときりがありません。
ブラシは持ち手部分の材質や形・毛の種類によって使い勝手や磨き効果が異なり、クロスであれば繊維の種類や織り方、毛羽立ちの具合によって使用感が異なるので、こだわり甲斐があります(その気持ち、よくわかります!)。
それに比べて『ポタリーウォーターディスペンサー』は、単に水を入れるだけの贅沢な容器と思われた方、慌てないでください!
この後、しっかりと説明させて頂きます。
日本における靴磨きは、1800年代に靴が日本に輸入されて文化として定着して以降、第二次世界大戦の敗戦直後になってようやく「戦災孤児による路上靴磨き」がクローズアップされるようになりました。
それが今や、日本の靴磨きの技術は、海外で行われた過去4回の『靴磨き世界選手権』において2名の日本人が栄冠に輝いていることからもわかるように、世界でもトップクラスの水準に達しています。
その世界に認められた職人技の背景にある日本人独特の職人気質とそれを育んできた伝統技術と海外文化である靴磨きが出会う事で、「新しい価値観を生み出そう」というのが、本製品のコンセプトです。
そこで着目したのが日本六古窯のひとつ、『常滑焼』です。