コロナウイルスの流行第一波と言われている2,3月からしばらくは、情報が混在し、色々な物資が不足していましたが、中でもマスクと消毒剤の不足は全世界で共通の問題でした。
そうした中で、今年2020年4月中頃、インスタグラムのサフィールオフィシャルアカウントで、AVEL社の取り組みについて投稿にて公開されました。
内容は、Covid-19の感染拡大に伴う世界的な消毒液不足を受け、サフィールのメーカーAVEL社は、3月に自社工場および製造施設で消毒液を製造し、同社が拠点とするシャラント地方に無償提供することを決定した、というもの。
この時点で、既に2,500リットルの消毒剤が、病院、高齢者施設、医療従事者、消防署、警察署のほか、営業を続けるベーカリーやスーパーマーケットなど、地元商店に提供されており、この後数週間でさらに1万リットルもの消毒剤を出荷することを予定していました。
こうして、シャラント地方の消毒剤不足を止めることができ、この時AVEL社は、主要な消毒剤供給主となっていました。
地域や人々にこうした重要な役割を果たすことができたのは、フランス当局であるシャラント地域の保健局やアングレーム市と市長の支援の他、レミーマルタンやメレル・エ・フィス蒸留所の原材料提供、アグリプラ社のボトルやコンテナ提供、アトリエ・ド・レチケットのラベル提供、そしてBLSサービスが物流を担当するなど、地元企業の支援があったおかげであり、そのことへ感謝の意が記載されています。