万能はダテじゃない！１本３役の有能アイテム【その２】“レザーローションのツヤ出し効果”

レザーローションの持つ「３つの効果」の１つ　“ツヤ出し効果”

前回はローションタイプのケア用品の良いところについてご紹介しました。

万能はダテじゃない！１本３役の有能アイテム【その１】 “レザーローションの良いところ”

続いて本記事では前回紹介したメリットについて一つひとつ掘り下げていきたいと思います！

まずは優れた“ツヤ出し効果”についてです。

靴やかばんなどの皮革製品（特に「スムースレザー」や「ツヤ革」と言われる一般的な皮革製品）をお手入れするときは、できることならカンタンかつ手早くお手入れしたい……と思いますよね。
元々光沢のある革をお手入れする時に重視されるのはやはり「ツヤを出す、維持する」ことだと思います。
元々の光沢感を保つことはもちろん、よりつややかに仕上げることで皮革製品の上質感を高めるのに役立つわけですが、重要なことはいかに豊富にワックスを含んでいるか、という点です。

サフィールのユニバーサルレザーローションやサフィールノワールのレザーバームローションは乳液状のローションタイプでありながら、ワックスの光沢効果をしっかりと感じられる商品となっています。

ペースト（クリーム）状の製品（靴であれば靴クリーム、かばんや革小物であれば革小物のお手入れに対応するクリームなど）は液状のローションタイプの製品と比べて、水分の配合比率が低く油分やワックスの比率が高いため、ツヤや栄養の面ではより効果的なお手入れをすることができるのは事実です。

反面、毎回本格的なフルケアをするのは時間も手間もかかるのでそうそう気軽にはできないもので、一つの製品をしっかりお手入れするだけならまだしも、お気に入りの皮革製品がたくさん所有されているとなると気合いを入れて臨まないと重い腰もなかなか上がりませんよね。

そんな時こそ、手軽に使えるレザーローションの出番です！
クロスにとって塗布し、乾拭きするだけでツヤを出すことのできるレザーローションは忙しい時やお手入れしたいものが多いときなどの時短ケアにはもってこいの製品です。
特にサフィールブランドのレザーローションはビーズワックスが豊富に配合されているため、液状ながら皮革に上質なしっかりとしたツヤを与えられます。

写真はわかりやすいように元々ツヤのない革に、ユニバーサルローションを塗布してみました。
中央をマスキングテープで仕切り、向かって右側にユニバーサルレザーローションを使用しています。ご覧の通り、左側のまったくツヤのない状態からでもローションを塗布して乾拭きをするだけでワックスの被膜が革表面に構成され、ツヤとなっているのがわかります。

ツヤのある皮革をつややかに仕上げておくということは、ワックスの被膜を保護膜として皮革表面に汚れや水気を直接触れさせないようにする効果を与えることです。
見栄えの良さだけでなく、保護・保革の観点からもツヤのある革（ツヤ革・スムースレザー）にしっかりとツヤを出しておくのは皮革のお手入れにとって重要なことなのです。

サフィールのレザーローションに使用されるワックス成分「ビーズワックス」はミツバチが巣を作る際に体から分泌する成分（ろう分）を精製したもので、紀元前の時代から用いられる天然原料です。
当時は主にろうそくに使われたりミイラを作る際の添加剤として用いられたりしていました。今日では食品・化粧品・医薬品など幅広い用途で使われており、今でも大変身近な天然原料として存在しています。