みなさんは、普段どんな色の革靴を履くことが多いですか？
どんな色のお洋服にも合わせやすく、履く機会が多いブラックやダークブランの革靴も素敵ですし、ブラックやダークブラウンの中に赤みや青みを感じる色も魅力的ですよね。

その中でも赤味のある色といえば、“バーガンディ”や“ボルドー”等は、いろんな革靴メーカーでも展開しているカラーとして馴染みのある色だと思います。
この２色は似た色味ですが、

「一体どんな違いがあるんだろう？」　「お手入れをする時にはどの色を選ぶのが正解？」

と気になっていたところ、違いについて書かれた海外の記事を見つけました。

今回は、この“バーガンディ”と“ボルドー”の2つの色について書かれた海外記事をご紹介します。

バーガンディとボルドーはどちらも紫系の茶色がかった赤とされています。この2色はニュアンスが異なるとか色調が異なるとか多くの議論がなされていますが、どちらも同じ色を表現するために作られました。それはワインの色で、名前の由来にもなっています。 

“バーガンディ”という名称は同名のフランスワインの産地に由来していますが、万人に受け入れられている名称ではありませんでした。フランスの人々は、国内にある別のワインの産地“ボルドー”の名前をその色に使っていたのです。

というわけで、もともとバーガンディとボルドーは同じ色で、国によって異なる名称を使っていただけなのです。現在では、どちらか一方を製品名にしているブランドが多いうえに、ブランドによって違う色に見えることが相まって、バーガンディかボルドーかを巡る論争へと発展したのです。

クロケット＆ジョーンズでは赤紫系と茶紫系の靴をバーガンディと総称しています。サフィールノワールにはこの色に合う靴クリームが4色あります。お好みの仕上がりに合わせて靴クリームをお選びください。

靴が持つニュアンスを変えたくなければ、サフィールノワールクレム1925の02番ニュートラル（無色）をお使いください。革に着色せず栄養分のみを与え、表面に美しい光沢と保護効果が生まれます。

靴の本来の色を保ちたいなら、サフィールノワールクレム1925の08番バーガンディをお使いください。ニュートラルと同様に栄養を補給し保護効果を与えるだけでなく、革の色味を補ってくれます。

コードバンの靴には、クレム1925バーガンディと同系色のサフィールノワールコードバンクリーム71番をお使いください。この靴クリームはコードバン専用で、クレム1925よりビーズワックスの含有量が低く、保護効果と光沢を高めるためにカルバナワックスが高配合されています。

赤味を出したければ、サフィールノワールクレム1925の12番エルメスレッドをお使いください。茶色味を出したければ、09番のマホガニーをお使いください。

エルメスレッドを除き、今回ご紹介した色はサフィールノワールビーズワックスポリッシュにも揃っています。ビーズワックスポリッシュは革に美しい光沢を与えますが、栄養補給効果はあまりありません。一方、クレム1925は栄養補給効果が高く、光沢は控えめです。ビーズワックスポリッシュはクレム1925より頻繁にお使いいただけます。交互にお使いいただくと、靴に保護効果と栄養と光沢をバランスよく与えることができます。

ワックスで光沢を出したいなら、サフィールノワールミラーグロスの08番バーガンディをお使いください。少量の水をつけて磨くと美しい鏡面磨きができます。

最後までお読みいただきありがとうございました。当ウェブサイトまたは店舗で今回ご紹介した製品をぜひチェックしてみてください！