Featured Staff
サフィールオフィシャルアドバイザーの
ワンポイントアドバイス
ハンズ名古屋店の靴磨き用品コーナー担当者のおすすめ情報をお届けします。
ハンズ 名古屋店 担当:植田
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サフィールオフィシャルアドバイザーのワンポイントアドバイス
ハンズ 名古屋店の靴磨き用品コーナー担当者のおすすめ情報をお届けします。
ハンズ 名古屋店 担当:植田
梅雨が明け、名古屋では7月に入り、体温並みの暑さが続いています。
ShoesLife
あ〰づいですねぇ
革靴にとっても過酷な「高温多湿の季節」がやってきました。
そんななか、意外と見落とされがちなのが——
靴クリームそのものの「保管状態」です。
とくに、高品質で人気の「SaphirNoir(サフィールノワール)クレム1925」は、上質な天然成分を使用しているぶん、夏場の温度変化にとてもデリケート。
放っておくと、実は“夏バテ”してしまうかもしれません。
今回は、そんなクレム1925の正しい保管方法と、夏場に気をつけたいポイントをご紹介します。
サフィールノワールの「クレム1925(Crème 1925)」は、世界中の革靴愛好家や職人たちに支持されている、最高級のシュークリームです。
その魅力は、なんといっても
これらを実現しているのが、「合成成分に頼らず、天然のオイルやロウを贅沢に使う」という設計思想です。
たとえば、保湿力・浸透性にすぐれたシアバターや、上品な艶を生むビーズワックス/蜜蝋など、革にも人の肌にもやさしい成分が使われています。
▼シアバターについてはこちら
▼ビーズワックスについてはこちら
ここで注意したいのが「融点(ゆうてん)」。
つまり、溶け始める温度です。
これらは革にやさしく、自然な艶と柔軟性を引き出してくれる反面、夏の室温や直射日光の下では「柔らかくなりやすい」「とろみが出る」といった変化が起こります。
でもこれは、天然成分がちゃんと“生きている”証拠でもあります。
そうなんです。
クリームも人間と同じで、夏はちょっとバテ気味。
とはいえ、「冷暗所にしまう」「たまに様子を見る」くらいの気づかいで、良い状態を長く保つことができます。
✅ 室温20〜25℃の冷暗所(押し入れ・クローゼットの下段など)
✅ 靴磨き用品は収納箱にまとめて、温度変化を最小限に
✅ 野菜室での保管もOK(使用前には必ず常温に戻してください)
❌ 窓際や日当たりのいい棚
❌ 車内(短時間でも50℃を超えることも)
❌ 家電や照明器具の近く
この3つはサフィールノワール クレム1925の大敵です。
とくに夏場は、「どこに置くか」でクリームの寿命が大きく変わってきます。
暑い夏でも、靴も、クリームも、そしてあなたの手元の道具たちも、美しく快適に。
この夏は、クレム1925の“ご機嫌”にも、ぜひ気を配ってあげてくださいね。
【参考】クレム1925がやわらかくなってしまったときの対処法はこちら ↓
ハンズ名古屋店まで買いに行けない……という方はこちらで購入できます。
ハンズ名古屋店 靴・レザーケアコーナー
植田 晃史 Koji Ueda
だーうえこと植田晃史さんは愛知県在住。落語と映画鑑賞が趣味。20年ほど靴の販売員として従事されていた経緯を持ち、2015年より東急ハンズ名古屋店にてサフィール専属スタッフとして売り場に立つ。
来店されたお客様の綺麗に手入れされた靴を見て興味を持ち、シューケアをしながら愛着を持って長く履くという考えに共感したことがきっかけでサフィールに出会う。
モットーは「お客様と噛み合った接客」。豊富な経験に基づいたアドバイスを致します。
サフィールノワール『クレム1925』を愛用の方、必見!今回は、靴クリームの保管場所・注意点について解説します。クリームは高温になると溶けやすい為、夏場は特に『どこに置くか』で、クリームの寿命が大きく変化します。正しい保管場所を知り、革靴のケアがいつでもしやすい環境に整えましょう!