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公開日:2021/02/18    /  最終更新日:2026/01/29

新品なのに乾燥してる!?革靴のプレメンテナンスで“初日から差がつく”理由

購入直後の靴の画像です。

革靴の“プレメンテナンス”、していますか?

春の新生活を間近に控えたこの季節、革靴や革製品を新たに購入された方(購入しようと思っている方)も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
新調した靴やかばん、また金運アップアイテムの縁起物、「春財布」など、何かと革製品を使い始めることの多い時期なんですよね。

 

 

さて本記事をご覧の皆様はこれら新調した革製品のお手入れを始めるタイミングとして、どれが当てはまりますでしょうか?

 

  1. 汚れ出したら
  2. 使い始めて1ヶ月後
  3. 使い始める前

 

 

革製品が「自分の手元に届くまで」を考える。

皆様が購入した革製品、さて皆様の手元に渡るまでの間にどれだけ時間が経っているでしょうか?

 

想像してみてください。
製造元や工房で生産され、仕上げまできちんとされて万全だった皮革製品のコンディションは、倉庫での保管から出荷、輸送を経て、小売店へ到着します。
そこからさらに店舗で在庫され、商品を買いに来たあなたが手に取り、見て触って、見初められてようやく、「いざ購入!」となり、はじめて手元に届きます。
そう考えると、あなたが使い始めるまでの間にいったいどれだけの日数が経っているのか、目で見てわかるものではないので、把握するのは難しいものです。

これが「セール品や在庫処分品」、「長く置かれた店頭陳列品」ともなると想像もつきませんが、その間お手入れなどされていなければ、もしかすると気に入ってあなたが購入した靴やかばんなど革製品は、思っている以上に乾燥しているかもしれないので。

 

手元に届くまでの間に、すっかり乾燥してしまった革製品は、そのままいきなり使い出してしまうと、思わぬトラブルに見舞われるリスクが高まります。

 

たとえば雨濡れや汚れなどによる“シミ”のリスク、油分が抜け柔軟性が失われた状態で屈曲させたことで“意図せぬシワ”や“クラック(ひび割れ)”が入るリスク、ちょっとした衝撃でもついてしまうキズや傷みのリスク、などです。

 

 

リスクを回避するための答え

さて、皆さんもうおわかりですよね。
購入直後でも上記のようなダメージを負うリスクがあるわけですから、そんなリスクを回避するためには買ったばかりと言えどもしっかりとお手入れをしてあげることが重要となります。

 

よって最初のお手入れのタイミングの正解は、

 3.使い始める・履き始める前

となります。

実際にサービスとして、“革製品を使い始める前のお手入れ”を“プレメンテナンス”、“プレメンテ”や“ビフォア ケア”という名称で実施している販売店や靴磨き店は多くあります。

“プレメンテナンス”の方法

それでは“プレメンテナンス”はどのように行うのでしょうか。

 

“プレメンテナンス”と言うと、なんだか特殊な事をしなくてはいけないように感じますが、やらなければいけない事は基本、普段のお手入れの内容とさほど変わりません。

 

 

 

 

 

注意すべきは、過度に乾燥が進んでしまっていた場合の対処法です。

乾燥した革に、いきなり油分を多く含んだクリームやレザーローションを塗ってしまうと、ファーストタッチの段階で油分が1点に集中して浸透してしまい、しみとなって残ってしまうことがあります。

そのようなトラブルを未然に防ぐ対処法が、ちゃんとあります。
一般的なツヤ革(スムースレザー)であれば、万が一に備えて最初に“デリケートクリーム”を塗布しておきます。
先に水分ベースでしみになりにくい、ヌメ革(素仕上げ革)にも使えるデリケートクリームであらかじめ抜けた油分を補い保湿をしておくことで、その後のクリームやローションの塗布時に急な油分の浸透を防ぐことができ、しみなどのリスクが軽減できます。
最初のクリーナーの使用時にも油分を含む乳液タイプのクリーナーはそれ自体がシミのリスクとなりますので十分ご注意ください。

 

 

 

当たり前のことですが、真新しい新品の革製品は見た目は普通にきれいなので、今現在の皮革の状態がわかりにくいです。
だからこそ、「汚れていない、きれいな見た目」だからといって、ばっちり100%のベストコンディションと過信はせず、皮革製品を万全の状態で使い始められるように、まず最初に“プレメンテナンス”をすしておきましょう。

 

 

 

プレメンテナンスの方法

ほこりをはらうブラッシングの画像です。

1.ブラシで製品表面のほこりを払い落とす。

ほこり、ちり、ごみはあらかじめ馬毛ブラシで払っておきます。
そもそもプレメンテでも通常メンテでもお手入れ前のほこり落としは、当たり前のように行います。
マメなブラッシングはシューケア・レザーケアの基本ですね。

新品の靴やかばんですが、場合によっては汚れが付いていることがあります。
その場合は、クリーナーを使って落とします。

※汚れ落としとは違いますが、製造時にツヤ出し用途などで用いられる仕上げ剤などが新たに塗布するクリームなどの浸透の妨げになる場合があります。
これを落としておくと、手順2で使用するケア用品の効果を十分に発揮することができます。

 

レザーローションを塗布する画像です。

2.保湿・栄養補給

ツヤ革であれば、クリームやローションを使って、油分を補給して革の柔軟性を取り戻します。
同様にスエードも油分配合の栄養補給のできるスプレーやリキッドを使って、乾燥した毛並みに潤いを与えます。

 

3.念のための防水スプレー

油分を補い、保湿されればまずはOK!

あとはスムースレザーの靴であれば、さらに靴クリームを使ってさらなるツヤ出し、ポリッシュで鏡面磨きをするのもありでしょう。
店頭展示されていた、などで退色が見られればクリームによる補色も有効です。
まっさらな新品なので色のない「ニュートラル(無色)」を選んでもよいですが、履いているうちにいずれ、こすれ・日焼け・キズが原因で補色を必要とする時が来るかもしれませんので、色付きの用品でスタートしておいても損はありません。

 

かばんなどは、靴と異なり靴クリームやポリッシュをがっつり使ったワックスコーティングで雨・水気から革を守るということがしづらいです。
なのでプレメンテナンスのあとは防水スプレーを吹きかけておき、雨・雪などの水気によるトラブルを未然に防ぐのも重要です。

また、防水スプレーは汚れを付きにくくする効果もあります。万が一に備えて吹きかけておけば、もし汚れがついたとしても落としやすくなります。

 

 

 

★プレメンテナンス時の注意点

プレメンテナンスは基本的には真新しい製品に行うケアなので、あまり気を遣うことはありません。

 

ただ、もしひとつ気にかけておくとしたら、それは本当に過剰に乾燥が進んでいた場合の対処法です。

乾燥が進んだ革にいきなり油分を含んだケア用品を使ってしまうと、部分的に急に浸透してしまい、跡が残ります。
これは先にもお伝えしていますが、油分は水分に比べて揮発しにくいのでいったん跡になって残ると解消させるのにかなりの手間がかかります。

どうすれば乾燥しているかどうか見極められるか、ですが、シンプルな判断方法として「水を垂らしてみる」という方法があります。
どこか目立たないところに水を1滴垂らしてみて、すぐにスッとしみ込んでしまうような場合はデリケートクリームからスタートするのが無難でしょう。

乾燥しているのかどうかの判断が難しいと思ったら、ツヤ革(スムースレザー)であれば、四の五の考えずにデリケートクリームの塗布からはじめてしまい、しっかり保湿をしておきましょう。

さらに先にクリーナーやリムーバーを使って油分や仕上げ剤などを除去すれば、デリケートクリームもムラなく塗布することができます。
ただしこの場合もクリーナーの種類によってはクリーナーがしみとなる場合もありますので、使用の際は必ずどこか目立たない箇所で試してから全体に使うようにしてください。


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