Featured Staff
サフィールオフィシャルアドバイザーの
ワンポイントアドバイス
ハンズ名古屋店の靴磨き用品コーナー担当者のおすすめ情報をお届けします。
ハンズ 名古屋店 担当:植田
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サフィールオフィシャルアドバイザーのワンポイントアドバイス
ハンズ 名古屋店の靴磨き用品コーナー担当者のおすすめ情報をお届けします。
ハンズ 名古屋店 担当:植田
西の空から梅雨明けの便りが届く季節となりました。
ShoesLifeにお越しいただき、ありがとうございます。
雨降りに悩まされた日々もようやく一段落。
気温も上がり、そろそろ、足蒸れのしないレザーソール(革底)の靴を履きたくなってきた方も多いのではないでしょうか。
……けれど、ちょっと待ってください。
梅雨が明けたからといって、革靴で、とくにレザーソールの靴を何の準備もなく履き出すのは、少々危険かもしれません。
レザーソールの魅力といえば、履いた瞬間に感じられる通気性の良さや足あたりの柔らかさ。
しかし、この「通気性の良さ」は、言い換えれば「水を吸いやすい」ということでもあります。
もし雨の日に履いたレザーソールの靴であれば、ソールはあっという間に水分を吸い込み、乾く過程で革にとって必要な油分まで失っています。
その結果――
といったトラブルが起こり、せっかくの一足が“消耗品”になってしまうことも。
だからこそ、レザーソールには定期的なケアが必要なのです。
快適さと引き換えにリスクもあるからこそ、正しく手をかけて育てていく。
それが、夏場のレザーソールと上手に付き合うコツでもあります。
夏場にレザーソールの靴を履いて信号待ちをしていると、ふと足元の地面がしっとり濡れている…。
そんな経験、ありませんか?
それ、実は靴の中の湿気が革底を通じて外へ抜けた証拠なんです。
レザーソールの魅力は、まさにこの「天然の通気性」。
靴の中にこもった汗や熱を、じわじわと外に逃がしてくれるから、ムレや不快感がグンと減ります。
革が呼吸しているような、あの感覚。
レザーソールはケアが大切なんです。
SaphirNoir(サフィールノワール)ソールガード
¥3300(税込) ※2025年7月現在の価格です
これはレザーソール専用に設計されたケアオイルで、乾燥やひび割れ、さらには水分の浸透からソールを守ってくれます。
主成分はセサミシードオイルとアボカドオイルという植物由来の天然オイル。
高い保湿力と浸透性で、革底をしなやかに保ちます。
まず、靴底の汚れをブラシで落とします。
次に、平筆でソールガードを薄く均一に塗布します。
ソールの縫い目のホールにもしっかり塗布しましょう。
塗布用にそれっぽいブラシもあります。
SaphirNoir(サフィールノワール)ミニブラシ
¥1320(税込)※2025年7月現在の価格です
ブビンガウッドと豚毛のブラシです。
その後、1時間以上乾燥させます。
(2度塗りする場合は6時間以上)
⚠塗布直後は滑りやすくなるため、十分に乾かすことが大切です。
乾燥が不十分なまま履くと滑りやすさが残るため、念のため履き始めの足元にはご注意ください。
液体タイプのソールガードであれば、量の調整もしやすく、初心者でも安心して使えます。
革底はふだん見えない部分ですが、靴の寿命を大きく左右する大切な場所です。
梅雨が明けるこのタイミングで、レザーソールにもほんの少し“ご褒美”を与えてみませんか?
いつもの靴磨きに、もうひと手間。
それだけで、大切な一足と、これからも長く付き合っていけるはずです。
ハンズ名古屋店7階、靴磨きコーナーでお待ちしています。
ハンズ名古屋店まで買いに行けない……という方はこちらで購入できます。
ハンズ名古屋店 靴・レザーケアコーナー
植田 晃史 Koji Ueda
だーうえこと植田晃史さんは愛知県在住。落語と映画鑑賞が趣味。20年ほど靴の販売員として従事されていた経緯を持ち、2015年より東急ハンズ名古屋店にてサフィール専属スタッフとして売り場に立つ。
来店されたお客様の綺麗に手入れされた靴を見て興味を持ち、シューケアをしながら愛着を持って長く履くという考えに共感したことがきっかけでサフィールに出会う。
モットーは「お客様と噛み合った接客」。豊富な経験に基づいたアドバイスを致します。
レザーソールの革靴、梅雨明けそのまま履くのは危険かも?! レザーソールは定期的なケアが大切で、夏場も快適に履き続けるためのポイントがあります。今回は、革底ケアにおすすめのアイテムとその使用方法、注意するべきアイテムをご紹介します。ぜひご覧ください!