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公開日:2022/11/16 

【海外情報】革靴のお手入れをする時に迷ったり無視してしまいがちな部分

革靴のお手入れをするときに見落としていませんか?

革靴をお手入れする場所は目に見える部分がほとんどですが、見落としてしまう部分もあります。
アッパー(甲革)は、範囲が広いのもあってクリーナーで汚れを落としたり靴クリームを塗ったりと、お手入れの方法を知っている人がほとんどだと思います。

しかし、皆さんにとって見落としてしまいがちな場所で、気付いていてもお手入れするべきかどうか迷ってしまうような部分、ありませんか?

 

その部分は「タン(舌革)」だと答える人がきっと多いでしょう。

 

そこで、海外サイトで「タンのお手入れ」について書かれた記事が公開されているのを見つけましたので、日本語に意訳して皆さんにご紹介したいと思います。


本記事は、Shoegazing.comで公開されているThe tip – Don’t forget to polish the tongueを日本語に意訳して紹介しています。
画像はすべてThe tip – Don’t forget to polish the tongueから引用しています。

革靴のタンを磨くこともお忘れなく

靴底や靴底とアッパーの隙間など、靴のお手入れで忘れがちな箇所は以前にも紹介しましたが、今回は、普段のお手入れで見落としがちなもう一つの部分「タン(ベロ)」に焦点をあててお話します。

 

ダービーシューズの場合は、靴クリームをタンに塗布するのは容易ですが、オックスフォードシューズの場合は非常に塗りづらいため、タンを無視する人もいるようです。

タン部分は羽根部分に守られているから大丈夫だろうと思われているのでしょう。
もちろん、靴の中で最もデリケートな部分という訳ではありませんが、タンも靴クリームでお手入れすることで得られる効果があります。

それは、乾燥の心配がなくなり、靴紐による摩耗にも耐えることができ、タン部分とそれ以外の革が全く違う色合いになってしまうという危険性がないということです。

こちらは、長年に渡ってタン部分が定期的にお手入れされていなかったダービーブーツです。 ご覧の通り、他の部分に比べて色がかなり明るくなっています。  画像:ルームステートから引用

こちらは、長年に渡ってタン部分が定期的にお手入れされていなかったダービーブーツです。 ご覧の通り、他の部分に比べて色がかなり明るくなっています。 画像:ルームステートから引用

前述したように、内羽根のオックスフォードシューズのタンを磨くのは少し面倒だと感じてしまいがちです。
ほとんどの人は、お手入れをする時には日頃から靴紐を外さず、そのままの状態でシューツリーを入れて磨いています。しかしそれはそんなに悪いことではありません。

革靴の羽根部分をめくって、指巻きのクロスか、ブラシを使う場合はグリップを効かせてお手入れを。
革表面はブラッシングではなく、ナイロン製の生地(光沢を出すために仕上げ磨きで使うこともあります)を使ってタン部分に摩擦を加えるだけなので非常に簡単です。

靴クリームをタン部分に塗るだけで十分なのでポリッシュは必要ありません。
私は通常、ハイシャインが終わった後ナイロンクロスの出番が来るまで待ってから、タンをお手入れをするようにしています。


あとがき

いかがでしたか?
タン部分をお手入れすることで、乾燥を防いだり靴紐からの摩耗から守ることができるならやらない手はありません。

 

私は過去に革靴の販売員に従事していましたが、その時に所属したお店の店長によっては、「タンも靴クリームでお手入れするかどうか」意見がマチマチでした。
お手入れする派・お手入れしない派、それぞれの店長から聞いた理由はこうでした。

 

しない派の店長
「革の元の色味が分からなくなったらタンを見て確認ができる。ほぼ見えない場所だから特には不要だし、革靴の色に合わせた靴クリームをタンに塗ると靴紐に色が付く。」

する派の店長
「革はお手入れしないと乾燥する。それに経年で退色するからお手入れした方が色味の統一感が出るしお手入れが行き届いていると感じる。靴紐に色が付かない様に無色を使う。」

 

当時革靴のお手入れに関する知識がほとんど皆無だった私は、その時の上司に合わせるという選択をしていました。

あの頃よりも知識を得た今なら、胸を張って言えます。

「タンは無色の靴クリームを塗ってお手入れしよう!」

 

無色の靴クリームなら色味が変わらないので、元の色を確認した時や靴紐に色移りする心配もクリアになります。
「色合わせが難しい靴やマルチカラーの靴専用」にしておく必要もないわけですから、むしを使う機会が増えるかもしれません。

それに、もし無色の靴クリームをお持ちでないなら、1つ用意しておくといても損はないはずです。

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