谷口社長は、製品の製造における独自の手法や技術についても惜しみなく教えてくれました。
ライオン靴クリーム本舗の主力製品であるエクセレントクリームを始めとする乳化性クリームは、天然のワックスなどの原料を1グラム単位で計測して火にかけられます。
サフィールと同じくホットフィル製法(熱間充填)が用いられており、高温で熱された原料を休むことなく人の手で撹拌し、ペースト状になったクリームをじょうろで瓶に流し込みます。
クリームの充填には、100年以上続けている“3度注ぎ”の技術が活かされ、底注ぎ・中注ぎ・上注ぎと分割して注入することでクリーム表面の光沢が表現されるそうです。