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伝統の英国シューケアブランド“DASCO(ダスコ)”について その2
前回、“DASCO(ダスコ)”というイギリスのシューケアブランドについてご紹介しました。
伝統の英国シューケアブランド“DASCO(ダスコ)”について その1
今回はそのDASCO(ダスコ)ブランドの中でも特徴的な商品についてご紹介したいと思います。
DASCO(ダスコ)のメーカー ダンケルマン&サン社は同じイギリスにあるChurch's(チャーチ)、Crockett & Jones(クロケット&ジョーンズ)、Edward Green(エドワード グリーン)JOHN LOBB・LONDON(ジョンロブ・ロンドン)、Joseph Cheaney(ジョセフ チーニー)といった名だたるシューメーカーが靴作りに使用する木型(LAST、ラスト)の製造を手掛けてきました。 当然ながら木型の良し悪しは製造する靴の出来栄えを大きく左右する重要な要素となります。精緻な木型を作るためには熟練の技術や経験を要するため、なぜこれだけのシューメーカーが木型製作をダンケルマン&サン社に依頼をしていたのかは、想像に難くありません。
さて木型製造の副産物には、シューケアにはなくてもならないものがあります。
それが“シューツリー"です。
シューツリーは履きジワや型崩れなどを整えるために必要なアイテムですが、木型メーカーの作るそれは、そもそも靴の型を司る木型を元に作り出されるものなので、靴に合わないはずがないのです。 DASCO(ダスコ)がシューツリーのメーカーとして評価されているのは、裏を返せば木型の評価の高さゆえの至極当たり前な評価なのです。
もう一つ、DASCOダスコブランドの中で特徴的な製品があります。
それが、“ストレッチャー”です。
ストレッチャーとは、靴の革が固かったり形が足に合わず痛みを感じたりする時に使用する、いわゆる「靴の革伸ばし器」のことですが、今日でもDASCOブランドの主力商品として、性別問わず世界中で非常に人気なのがこの“DASCO ダスコ 2wayストレッチャー”です。
このシューストレッチャーですが、この現在の形の元となる原型を開発したのがダンケルマン&サン社と言われています。 靴や靴の木型のことを熟知した職人たちが、人々の足元の悩みを解決すべく生み出した製品が、過去から現在そして未来へと続く歴史の中で活躍し続けているのだと思うと、ロマンを感じてしまうのは私だけではないはず………。
そして、木型やシューツリー、ストレッチャーに加え、靴クリームなどのメンテナンス用品をも扱う総合シューケアブランドへ成長していくのですが、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。
DASCO ダスコのことについてもっと知りたい方は、日本オフィシャルサイトをご覧ください。
本記事で紹介した商品はこちらで購入できます。
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