Shoes Lifeをご覧の皆様。
こんにちは、池袋西武担当のジュン・ジュンです。

前回は「サフィール　レノベイティングカラー補修クリーム」を使用してコンビカラーのパンプスの爪先と踵の色補修を行いました。

コンビカラーパンプスのメンテナンス　-傷・色補修編-　ジュン・ジュンのシューケア探訪

色補修が終わり、時間をおいて乾燥させてしっかり色を定着させました。
補色した箇所はどの様な仕上がりになったのか、結果を画像でご紹介していきます。

色が一度で合わない場合は、乾燥後に色を乗せ直して調整する場合もありますが、今回は調色は1回のみでした。
その後の塗布作業ではしっかりと色が乗り、傷が目立たなくなりました。

補色個所に段差が出てしまう場合は「SAPHIR（サフィール）ユニバーサルレザーローション」を使用して補色個所との境界線をぼかす作業をしますが、今回、レノベイティングカラー補修クリームには多めの水を混ぜ、可能な限り薄塗りで補色の作業をしたので、段差も出ずに仕上げることができました。

補色が完了したので次はクリームを塗っていきます。

補色しただけの状態だと補色個所とそれ以外の箇所の差が出てしまう為、補色後はローションやクリームを塗り光沢を整えていきます。

今回は革の色に合わせて、「SAPHIR（サフィール）ビーズワックスファインクリーム」のダークブラウンカラーを使用します。

本来であれば、クリームを塗った後は豚毛のコシあるブラシでブラッシングしていますが、今回は補色作業をしていることと、デリケートな婦人靴の革なので、馬毛ブラシの「SAPHIR（サフィール）ポリッシャーホースヘアブラシ」を使用してブラッシングをしていきます。

コンビカラーの靴なので、まずは茶色い革の箇所だけクリームを塗って仕上げました。

爪先、踵以外のブルーの色の革は今回はビーズワックスファインクリーのニュートラルのカラーを使用して磨いていきます。

基本的には革に一番近色のクリームでメンテナンスをしていきますが、今回はピッタリ合うクリームの色が無かったことと、ステッチが白色だったのでニュートラルのカラーを使用します。

ブルーの革自体は色落ちをしていないのでニュートラルの油分で十分色に深みが戻り光沢をだすことができました。

如何でしたでしょうか？

爪先や踵はぶつけて傷がつきやすいですが、適切に補色作業をしていけば十分に傷や擦れを目立ちにくくすることができます。

ぜひ皆様も補色作業に挑戦するときは今回のコラムを参考にしてみて下さい。

では、また来週。

ジュン・ジュン

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