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【海外情報】革靴に水シミをつきにくくする方法とついてしまった水シミを取る方法

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公開日:2025/08/29 

【海外情報】革靴に水シミをつきにくくする方法とついてしまった水シミを取る方法

梅雨を過ぎても、夏は夕立(今はゲリラ豪雨と言うのでしょうか)、秋は長雨に台風、冬は雪と、靴に水濡れの心配はつきもの。
とはいえ、お気に入りの靴を履いて外出を楽しみたいですよね…
そこで今回は、革靴に水濡れによるシミがつくのを極力防ぐ方法と、それでもついてしまったシミを目立たなくする方法を具体的にわかりやすくお伝えします。


なお、本記事はShoegazingブログの記事Guide - How to prevent and fix water stains on shoesを意訳したものです。

私たちの多くが体験したことがある共通のトラブル、それはレザーやスエードの靴にできるさまざまな水シミや汚れです。
今回は、革靴を履く前、履いているとき、そして履いた後に水濡れによるシミを防ぐためのベストな方法と併せて、できてしまったシミを取るためのベストな方法を伝授します。

なぜ革靴に水シミができるのか

多孔性の素材であるレザーに水分が吸収されると、レザーに含まれる油分、塩分、染料、そのほかの成分が溶けて広がり、水シミになります。
水分が蒸発する際に残るこれらの濃縮沈殿物が変色の原因となり、レザーの繊維に若干の変質が生じることもあります。

大きな水シミ。 明るい色のレザーは暗い色のレザーよりも水シミがつきやすいです。

画像出典(トップ画像も):レディット(バナー画像:リバティ・レザー・グッズ

雨の日に備えて革靴にシミをつきにくくする方法

水濡れによるシミや汚れに対する耐性を靴に持たせるには、昔ながらのお手入れがいちばんです。
一般的なスムースレザーや型押しされたグレインレザーのお手入れ方法は、スエードやヌバックのそれとは異なりますので、ご注意ください。
革靴は、靴クリームと、できればワックスポリッシュも使ってお手入れしてください。
これらの製品に含まれるロウがレザーの毛穴に浸透し、水に対して天然のバリアを形成します。
何回かに分けて薄く塗る。
これをいつものお手入れに取り入れると、保護効果がアップします。
古くなったクリームやポリッシュを頻繁に落とさない方がいいのはこのためです。

定期的に靴クリームとワックスポリッシュでお手入れした革靴には、水に対してかなり強い保護層があります。

ご留意いただきたいのですが、本物のフルグレインレザーには防水スプレーを使ってはいけません。
耐水性は増すかもしれませんが、靴を磨いても特に靴クリームに含まれる大切な栄養分がレザーに浸透しにくくなり、やがて乾燥してしまう恐れがあります。(詳しくはこちらの記事をご覧ください)

 

毛穴詰まりの心配がなく、やわらかさを保つべき銀面部分がないスエードやヌバックの靴には、防水スプレーを使いましょう。
これらの素材は雨の日に不向きと思っている人が依然として多いものの、こうすることでたいてい簡単に高い防水性を得られます。

いい防水スプレーを使えば、このようなシミはできにくくなります。

雨の日に革靴を履いているとき/履いた後に水シミを防ぐ方法

また、靴を履いているときに雨になってしまっても、水シミの発生を防ぐためにできることはたくさんあります。
特にスムースレザーやフルグレインレザーによく見られる水シミは、靴の上に長時間付着していた雨粒の小さな丸い跡です。
主に小雨のときに発生しますが、靴をズボンの後ろ側で拭く習慣を身に着けておくと、雨粒が同じ場所に残らないのでシミになりません。
水分を移動させるだけで十分です。
完全に乾かす必要はありません。(この手の水シミについてはこちらに詳しいです)

雨粒による無数の小さな水シミ。

ひどい雨のときや水たまりにはまって靴が部分的にほぼ水浸しになってしまったときは、少々話が別です。
大抵は大きな水シミになり、靴全体が変色してしまうこともあります。
矛盾しているようですが、その手のシミを防ぐには、帰宅したらしっかり濡らした布巾で拭くか流水にさらすかして、靴全体を濡らすのがいちばんです。
靴全体を濡らせば同じ場所にムラが出ることもなく、みっともないシミになるリスクが下がります。

明るい色の革靴にできる典型的な水シミ。ブーツのつま先だけが濡れた結果、ひどいスジが残り変色してしまった。

画像出典:ストライドワイズ

革靴の水シミを消す方法

前述のとおりにお手入れしても水シミができるかもしれませんし、一部でも端折ってしまうと、運が悪ければ深刻な事態になりかねません。
時間をかければたいていのシミは消せますし、少なくともましにはなります。
とにかく、靴をしっかり乾かしてください。
びしょ濡れになっている場合は、新聞紙を詰めて軽く乾かしてから木製のシューツリーを入れるといいでしょう。
少し濡れただけなら、そのままシューツリーを入れて構いません。
レザーソールの靴は、靴底を横に向けて乾かしましょう。
常温で乾かし、熱源に近づけないでください。

 

靴が完全に乾いたら、必要に応じて(特にクロム塩が溶けて塩ジミができたときなどは)低刺激性の洗剤を使いましょう。
そして、ストレスにさらされて水分が不足しがちな革をしっかりとコンディショニングしてあげましょう。
次のステップに進む準備にもなります。

スムースフルグレインレザーについたシミを消すには、靴と同系色の靴クリームがいちばんです。

スムースレザーや型押しされたグレインレザーの靴には、顔料入りの靴クリームを3回以上全体に薄く塗り重ねましょう。
うまくいけば、シミになった部分にクリームがしっかり浸透して、仕上げにワックスポリッシュを塗れば、元どおりきれいになるでしょう。
ただし、前述のとおり、時間をかけて何度もクリームを塗らないとシミが目立たなくならないかもしれません。

 

スエードやヌバックの靴には、汚れを落としてから栄養補給効果のある色付き防水スプレーを使うと、顔料入り靴クリームと同様の効果を得られます。
たいていの変色したスエードは新しい色で無難にカバーできるので、靴がよみがえるチャンスが大いにあります。

顔料入り防水スプレーはスエードの靴に魔法をかけてくれます。


いかがでしたか。
靴全体を濡らして大きな水シミを消しましょう。
と言われたら思わずひるんでしまいますが、シミができる仕組みを知ればもう怖くありませんね。
日頃のお手入れで予防できる水シミ。
残暑厳しい折、きょうは外出をやめて家でのんびり過ごそうかしらんという日には、秋雨に備えてお気に入りの革靴のお手入れをしてみるのも一興ではありませんか。

▼革靴の水シミ対処法についてはこちらもご覧ください!

雨が原因でできてしまった革靴のトラブル対処法


 

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Le Beau
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