革靴が痛いのは「慣れ」の問題ではありません。
実は、痛みの出る場所ごとに正しい対策はまったく違います。
この記事では、革靴が痛くなる原因を整理し、今すぐできる現実的な対策だけを紹介します。
巷の革靴事情を知るためX(旧Twitter)を覗いてみたところ、時節柄このようなつぶやきを多く見つけました。
「革靴が痛いから会社休みます」…なんて言えない
新社会人となり、初めて本格的な革靴を履いた方々の悲痛な叫びを目の当たりにし、社会人として立派に成長するために突破するべき第一関門は、もはや革靴に慣れることなのではないか?と感じる今日この頃です。
それにしても、ビジネスシューズだろうがパンプスだろうが、新品の革靴って本当に痛いですよね。
革靴を履き慣れている人ですら、真新しい革靴の履き始めは絆創膏を準備して痛みと戦っています。
根本的にオーダーメイドでない限り、市販されている革靴がすべての人の足にジャストフィットするなんてことは有り得ないのです。
革靴のお供
そもそも、私たちが普段履いている革靴やヒールは本来は仕事用として誕生したわけではないので、「仕事中に長時間履き続けるものではないじゃないか!」と、身も蓋もないことを声に出したくなるのが本音です。
革靴のような履き物が誕生したとされるのは、遥か遠い昔の紀元前。
丈夫な動物の皮で足を守るための装具として作られた革靴が、逆に現代では靴ズレで足を傷つけているとはなんとも皮肉なお話。
ハイヒールは中世のヨーロッパで女性が用を足す時に便利な物として誕生した物だし、そのヒールをカットしたパンプスは馬車を先導する御者が操作しやすいように作られた物。
靴擦れに悩まされるかかと
その時代に合わせて姿形を変えて進化してきた革靴ですが、戦後はファッションの一部として扱われる存在となったことで「オシャレは我慢」という言葉まで生み出されてしまったように、履き心地よりも見た目を重視する傾向が強くなりました。
革靴は履けば大概柔らかくなるので「革靴は我慢」と漢(おとこ)らしく、血を吐く思いで実際に靴ズレを起こして血だらけになりながら履いて慣らすこともできますが、足が痛いとその日1日ブルーになって仕事どころじゃありません。
久しぶりに履こうと思った革靴がなぜか痛いということもよくあります。
原因はさまざまですが、人間の足はロボットではないので日々変化しており靴の形に合わなくなってしまうこともあれば、放置された革靴は乾燥により硬化が進むことがあります。
お気に入りの革靴が突然履けなくなっていたらショックですよね…。
足指の付け根に感じる傷み
それでは、まずは革靴を履いた際に足が痛くなる理由とその対策を挙げておきます。
親指の付け根が痛いときは、つま先(トゥボックス)や前足部の横幅がきつく、歩くたびに親指の付け根へ圧が集中しているケースが多いです。
革靴は素材が硬いほど当たりが出やすく、さらに踏み込む位置にシワが入ると、同じ場所へ繰り返し負荷がかかって痛みにつながることがあります。
幅・足囲の問題だけでなく、足の形(外反母趾など)が影響することもあるため、まずは「当たっている場所」と「痛むタイミング」を切り分けて原因を特定しましょう。
履きジワ(屈曲ジワ)が痛いのは、歩行で曲がる位置にできたシワが“折れ”として立ち上がり、甲や指の付け根に食い込むことで起こりがちです。
特に革が硬い/甲が低い/前足部がきつい靴では、シワの折れ目が深くなりやすく、同じ場所を何度も押されるため痛みが強く感じられます。
一度ついてしまった靴のシワはなくすことは難しいので、シワ部分の足への当たりをやわらかくするなどの対策が有効です。
「全体的にきつい」「革が硬くて痛い」と感じる主な理由は、革がまだ十分に馴染んでおらず、足の形に沿って伸びる余地が残っているためです。
革靴は履くことで徐々に柔らかくなりますが、痛みを我慢して慣らすのは現実的ではありません。この場合、慣らしの時間を短くすることや、特に“少しだけ当たる”箇所がある場合は、ポイントを狙って革を柔らかく伸ばすケアが有効なことがあります。
足の甲・小指・くるぶしが当たって痛いときは、靴サイズの長さ(足長)は合っていても、足幅・足囲・履き口の形状が合っていないことが原因であることが多いです。
甲が当たる場合は甲の高さに対して羽根まわりが低い、くるぶしが当たる場合は履き口が骨に触れる位置にあるなど、痛む部位ごとに“当たりの理由”が異なります。
痛む場所別に原因を整理して対策をする必要があります。
足の裏が痛い場合、革の硬さだけでなく「底のクッション性」や「土踏まず〜前足部の圧のかかり方」が関係していることがあります。
歩行中に衝撃が逃げにくい靴だと、前足部や土踏まずに疲労がたまりやすく、長時間歩くほど痛みが増えるケースも。このケースの場合はフィット感を補うインソール等による対処が有効です。
新品や履き始めの革靴が痛いのは、革・中底・ライニングなどがまだ硬く、足の動きに合わせて屈曲や伸びが起きにくいことが大きな理由です。
履くほど馴染む傾向はありますが、痛みが出るほど無理に履き続けると靴擦れや炎症につながることもあります。まずは「どこが・どの動きで」痛むのかを把握し、必要に応じてケアや調整を挟みながら馴染ませるのが安全です。
※本記事では、革靴による痛みの原因やセルフケアの考え方をご紹介していますが、症状が長引く場合や強い痛みを感じる場合は、専門の医療機関に相談することをおすすめします。
さて、「革靴が痛い」に共感するがあまり前置きが長くなりましたが、今回は痛みに耐えている皆さまのお役に立てるアイテムのご紹介です!
今回ご紹介するアイテムは、先に挙げたお悩みの中でも特に次のような理由でお困りの方におすすめです。
このような革靴のお悩みに、サフィールの革伸ばしスプレー 〈シューイーズ〉 をぜひ使ってみていただきたい!
その歴史は古く、1953年に革の繊維構造をやわらかくする柔軟剤として欧州で開発された名品です。
スムースレザー、スエード、ヌバックに使用できます。
当然のことながらビジネスシューズ、ドレスシューズ、パンプス、ヒール、ブーツなどあらゆる形の革靴に使用可能です。
スムースレザー、スエード、ヌバックに使用可能
フォーム(泡)タイプなので、伸ばしたい箇所に向かってスプレーするとピンポイントで液剤を浸透させることができます。
スプレーした後は泡が革になじんでいき、自然に消えるのを待つだけです。
伸ばしたい部分にピンポイントに浸透
まず内側から試してみて、より効果を求めるなら外側にもかけると即効性があります。
片側だけでも効果はありますが、やはり両側にスプレーした方が断然柔らかくなります。
内側と外側に使用可能
スプレーした後は履きながら伸ばすことができるので、足の形状に自然になじんでいきます。
スプレーした後は歩くだけ
ストレッチャー(革伸ばし)だと伸ばしすぎてしまったり、極端に一部がポコッと飛び出てしまったりすることがあります。
ローファーやパンプスなど調節が利かないデザインが伸びすぎてしまうと、それこそ履けなくなり元も子もないです。
痛いからといって思いきりストレッチャーでサイズが変わるまで伸ばそうとされる方がいますが、サイズが大きすぎる革靴も足に良くありません。
足にフィットしていない革靴を履くと、革靴の中で足が動いてしまい靴ズレを起こしたり足の裏を痛めたりします。
脱げないように歩こうとするので必要以上に疲れて、変なところが筋肉痛になることもあるでしょう。
革靴にも影響があり、カカトを擦って歩くのでヒールがすり減りやすくなり、余った革が屈曲することで深いシワが入ります。
足の健康だけでなく、革靴を長持ちさせるためにも革靴を適したサイズ感で履くことはとても重要なのです。
補足ですが、決してストレッチャーが悪いというわけではありません。
むしろ手っ取り早く伸ばしたい場合は、シューイーズとストレッチャーを併用するのが一番です。
DASCO 2Wayストレッチャー(革伸ばし器)
ダスコの〈2WAYストレッチャー〉は、横幅だけでなく長さも同時に伸ばすことができ、付属のアタッチメントで痛い部分をピンポイントで伸ばすことができます。
ストレッチャーとの併用で即効性あり
ちなみに筆者は開張足で内反小趾というトラブル足なので、小指側にアタッチメントを付けて伸ばすことが多いです。
外反母趾の方は親指側に付けるといいでしょう。
ピンポイントを伸ばすパーツ付き
もし、履くことができないくらいに痛い場合も事前にストレッチャーで伸ばしておくか、ストレッチャーがなければシューイーズをスプレーした後に手で揉んだり押し伸ばしたりしてから履くようにしてください。
本来、そこまで足に合わない革靴はできれば選ばないようにした方がいいのですが…。
革質にもよりますが、「数分で伸びた」、「出勤前にスプレーして1日履いて帰宅する頃には柔らかくなっていた」という即効性の高さを実感している方もいます。
厚くて硬めの革だと2日ほど繰り返す必要がありますが、それでも何もしない状態と比較すると段違いで柔らかくなります。
一度伸びた革は元に戻らず、ずっとベストな状態をキープすることができます。
革靴は先に述べたように、履かずに放置しておくと乾燥により硬化する性質です。
また、雨に濡れた後の乾燥するタイミングで柔軟性が失われるだけでなく、革が縮むこともあります。
シューイーズは伸びた革をキープできる性質なので何度も繰り返し使う必要がありません。
ただし、革靴にとってより良い方法で保管することがシューイーズの使用有無に関係なく非常に大切です。
シューイーズの効果を助け、革靴をベストな状態で長持ちさせるためにはシューツリーの使用をおすすめします。
脱いだ革靴にシューツリーを装着すれば、型崩れを防止し、履きジワを伸ばすことができます。
木製のシューツリーには吸湿効果もあるので、革靴の中の不快感を取り除いてくれます。
コルドヌリ・アングレーズ
現代の日本では、リモートワークや服装規定の見直しでスーツではなくビジネスカジュアルを取り入れている企業が増えたり、ハイヒール着用の義務づけに抗議する#KuToo(クートゥー)運動が起きたりと、靴に悩む人は減少傾向にあるかと思います。
しかし、筆者が使っている通勤電車には大半の男性が革靴を着用して乗り込んできます。
たまたまかもしれませんが、その車両は女性の革靴率も高いです。
仕事では切っても切り離せない関係…、それが革靴なのです。
痛い革靴にはシューイーズ
革靴は選び方を間違えなければ機能性に優れ、ファッションとしても素晴らしいアイテムです。
痛い革靴を手放す前に、ぜひ一度シューイーズをお試しください!
きっと快適な履き心地を手に入れることができるはずです。
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