日常生活において、私たちの足には常に大きな負荷がかかっています。
歩行時に足にかかる重さは体重の1.2倍と言われ、たとえば体重50kgなら60kgの負荷がかけられていることになり、歩くスピードを速めると負担はさらに大きくなっていきます。
いつも思うのです。
足には毎日感謝しなければなりませんね。
足のお悩みには個人差がありますが、こんな辛さを感じたことはありませんか?
これらの足のお悩みは年齢性別問わず、誰にでも起こりえます。
自慢じゃないですが、筆者は過去に上記のお悩みをコンプリートした足のトラブル(を患った)スペシャリストです。
立ち仕事や姿勢の悪さから、痛みや疲れが慢性的になってしまい長年悩まされていました。
しかし、そのお悩みは意外と身近な物で緩和されたのです。
インソールは靴の中に装着する、いわゆる中敷きのこと。
インソールと聞くと「サイズが大きい靴をフィットさせる物」というイメージがあるかもしれませんが、今回の記事では筆者のお悩み実例も参照に、足をサポートして快適性を向上させる役割を果たすインソールを紹介します。
最適なインソールの選び方やその効果を知ることで、皆さんの足の健康を手に入れるための秘訣を見つけましょう。
こちらの情報は医学的なアドバイスではなく、あくまでも一般的な参考情報であり、個々の状況に応じて異なる場合があります。
健康や医療に関する具体的な問題や症状がある場合は、必ず適切な医療専門家に相談してください。
余談ですが、足のゆびは「指」ではなく「趾」と書くのが専門的です。
呼び方も親指、人差し指…ではなく、第1趾(だいいっし)、第2趾(だいにし)…となります。
指で人を指すのは行儀が悪いですが、足では指さないのでそのように使い分けされているのだと思います。
ですが、こちらの記事では一般的に読みやすい「足指」とさせていただきます。
1.横アーチ
・横アーチの低下が原因で起こる足のトラブル
2.内側縦アーチ
3.外側縦アーチ
・3つのアーチをサポート
・消臭効果
インソールの機能を理解して、その大切さを知るためには、まず足の仕組みについて知る必要があります。
人間の足には3つのアーチがあり、それぞれのアーチが足の機能に重要な役割を果たしています。
横アーチは、5本の足指のつけ根を横に結んで広がるドーム型のアーチのことです。
横アーチは次のような役割を担っています。
◆体重の分散とバランス
足裏にかかる体重を分散させ、歩行をサポートします。
◆衝撃吸収
アーチがしなることで衝撃を吸収します。
このアーチがないと、歩行時の衝撃が太もも付近にまで伝わり筋肉で強い力を抑えつけるため疲れやすくなります。
◆推進力アップ
うまく体重移動させることで、衝撃の吸収とバランスを保持して推進力アップに役立っています。
3つのアーチのうち、この横アーチが最も大切だと筆者は考えます。
筆者が抱える足のトラブルは、主に横アーチの低下が原因だと整体師さんが教えてくれました。
足のトラブル:開張足
筆者はこの横アーチが低下することで足指が横に広がってしまう「開張足(かいちょうそく)」です。
足の横幅が広いと思われている方は、開張足を疑ってみてもいいかもしれません。
横アーチの低下で足がぺたんこになっているだけで、本来あるべき形に戻ればシュッとした足へ改善することがあります。
足のトラブル:浮き指
開張足の方は、足指が地面に付かない「浮き指」になっていることが多いです。
かくいう筆者も足裏の圧力を計測するフットプリンターで足型を取ると、両足の指がまったく写りません。
フットプリンター
この浮き指も厄介で、足の指で踏ん張れず身体を支えることが難しくなることでバランス感覚に異常をきたし、姿勢の悪さや慢性的な肩こりなどの原因となります。
足のトラブル:巻き爪
さらに、「巻き爪」も併発しやすい症状のひとつ。
足指の爪は地面からの圧力を受けることにより巻く力が抑制されますが、浮き指だと地面からの力を受けないので巻きやすくなってしまうのです。
さらにさらに、足指で支えるはずの体重が分散されず別の箇所で庇うことで角質化し、いわゆる「魚の目」や「タコ」になってしまいます。
足のトラブル:外反母趾
そして、足のトラブルで最もよく聞く「外反母趾(がいはんぼし)」も開張足が原因で起こります。
外反母趾とは、親指(第1趾)が人差し指(第2趾)に向かって20度以上“くの字”に曲がり、つけ根の関節が突き出す症状です。
足のトラブル:内反小趾
ちなみに筆者は外反母趾の逆側である「内反小趾(ないはんしょうし)」で、人差し指(第2趾)が親指(第1趾)に向かって10度以上 “くの字”に曲がり、つけ根の関節が突き出てしまっています。
初めて自分のその状態に気づいた時は、
「指がもう1本生えてきた??!!」と焦りました。
それくらいに骨が出っ張ってしまったのです。
横アーチが低下して開張足となると、足指が筋肉や靭帯に引っ張られることで起こります。
また、広がった足の形に合わないつま先が細い靴やヒールの高い靴を履くことで足指が圧迫されて変形してしまいます。
先に挙げたよくある足のお悩みの「疲れや痛み」、「魚の目やタコ」、「爪のトラブル」の主な原因は横アーチの低下が関係していることがお分かりいただけたかと思います。
では、3つのアーチの残り2つを見ていきましょう。
内側縦アーチは、足の内側に位置するアーチのことです。
親指(第1趾)の付け根とカカトを結び、いわゆる「土踏まず」もこの部分に入ります。
内側縦アーチもまた、「体重の分散」、「衝撃の吸収」、「バランスの維持」などの役割を担っており、足の健康と機能性に大きな影響を与えます。
足のトラブル:偏平足
この内側縦アーチが低下すると土踏まずの隙間がない「偏平足(へんぺいそく)」となり、アーチが衝撃を吸収しないことで正常の足よりも疲労感や運動能力の低下を感じやすくなります。
外側縦アーチは、足の外側に位置するアーチのことです。
小指(第5趾)の付け根とカカトを結び、身体を支えるバランサーとしての役割を担います。
この外側縦アーチが低下すると外側に体重がかかりすぎてバランスが崩れ、歩行に影響が出ます。また、O脚にもなりやすいです。
3つのアーチの改善方法として、適切な靴を履くこと、歩き方を意識することなどが挙げられますが、簡単に取り入れるのは難しいですよね。
そこで冒頭にお伝えしたインソールの出番です。
SAPHIR(サフィール)アナトミックインソールは、一体型のアーチサポートクッションで横アーチ、内側縦アーチ、外側縦アーチを理想的に安定させることができるインソールです。
裏面はラテックスシートが貼られているので足裏全体の衝撃をやわらげ、横アーチとカカトの部分はクッションの効果で着地時の衝撃をより吸収してくれます。
カカトに向かうにつれて厚みが増す補正プレートのおかげで、しっかりと足裏をサポートしてくれているのが伝わりとても気持ちが良いです。
横アーチサポートのクッション
U字状の立体カップがカカトをサポート
3つのアーチサポートはもちろんのこと、U字状に立体設計されたヒールカップがカカトを包み込むので、靴の中で足が安定して正しい姿勢での歩行を促してくれます。
アナトミックインソールには、アーチサポート以外にも足にとって嬉しい機能があります。
冒頭で足のお悩み一覧に挙げたひとつの「ニオイ」。
天然植物タンニンなめしのシープレザー(羊革)を使用しているので吸湿性に富んでいます。
動物の皮を革へ加工する工程でタンニンでなめされた、いわゆる“ヌメ革”のことです。
ヌメ革のテクスチャ
ヌメ革のインソールは湿気の発散性に優れ、足の汗を吸収して蒸れを防止することでニオイの元となる雑菌の繁殖を抑える効果があります。
ヌメ革のインソールの効果はNHKの情報番組でも立証されており、放送後は多くの反響がありました。
イギリスの皮膚科学会では多汗症の治療にもヌメ革のインソールが用いられているそうです。
裏面のラテックスシートは衝撃吸収だけでなく、活性炭を配合しているのでWの消臭効果が期待できます。
また、ゆるい靴を履くこともニオイの原因になるのはご存知でしょうか?
サイズがフィットしている靴の場合、靴の中に空気の逃げ場がないので外に押し出されて自然に換気ができますが、ゆるいと空気が逃げず靴の中に留まり湿気がこもります。
さらに靴がゆるいと足が動くたびに摩擦し、汗や皮脂が発生しやすくなり雑菌の発生量が増えてしまうのです。
アナトミックインソールはゆるい靴のサイズ調整にも適しているので、ニオイだけでなく靴擦れなどのトラブルにも最適です。
レザーインソールは見た目にも高級感があり、脱いだ時の革靴とのバランスが良いという好評もいただいています。
健康やニオイエチケットだけでなく、見た目にもこだわれるのはポイントが高いですよね。
足の3つのアーチの重要性とインソールの効果についてご紹介しました。
サフィールのアナトミックインソールは、その優れた設計と品質で多くの人々に支持されています。
快適さと効果により、日常生活や仕事のパフォーマンス向上にも貢献してくれるでしょう。
足の健康に寄り添うサフィールのアナトミックインソールは、毎日がんばるあなたの最高のパートナーとなるはずです!
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