Featured Staff
サフィールオフィシャルアドバイザーの
ワンポイントアドバイス
ハンズ名古屋店の靴磨き用品コーナー担当者のおすすめ情報をお届けします。
ハンズ 名古屋店 担当:植田
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サフィールオフィシャルアドバイザーのワンポイントアドバイス
ハンズ 名古屋店の靴磨き用品コーナー担当者のおすすめ情報をお届けします。
ハンズ 名古屋店 担当:植田
秋の澄んだ空気が心地よく、街歩きが楽しい季節になりました。
ShoesLife にお越しいただき、誠にありがとうございます。
前回の【クリーニング編】では、TARRAGO(タラゴ)の強力スニーカークリーナー「WASC!」を使い、頑固な汚れをしっかり落として見違えるほどキレイになったスニーカーをご紹介しました。
▼クリーニング編はこちら
今回はその続編、【リカラー編】です。
クリーニング後の Onitsuka Tiger(オニツカタイガー) MEXICO ’66 を見ると、ブランドの象徴でもあるグラスグリーンのサイドラインが、合成皮革の塗膜ごと剥がれ落ち、下地の白い生地がむき出しになっていました。
このままでは、せっかくのきれいになったスニーカーがもったいない……。
そんなときに活躍するのが、TARRAGO(タラゴ)スニーカーペイントです。
このペイントは、レザーはもちろん、合成皮革やキャンバス生地にも使用できる万能タイプ。
つまり今回のように「塗膜が剥がれて生地が露出してしまった」ケースでも、しっかり対応できます。
そこで今回は、タラゴ スニーカーペイントの305番 ライトグリーンをチョイス。
オリジナルのグラスグリーンに近い色味で、自然な仕上がりを目指しました。
※2025年10月現在の価格です
まず、スニーカーペイントのボトルをよく振ります。
平筆に直接ペイントをとり、生地面にやさしく塗っていきます。
タラゴ スニーカーペイントは高濃度の顔料配合なので、布地にもムラなくしっかり塗装できます。
平筆で“つっつくように”“刷り込むように”塗装するのがコツ。
はみ出しも防げて、よりきれいな仕上がりになります。
※はみ出し予防には、塗布前に非塗装部分をマスキングテープで覆っておくのもおすすめです!
塗り終えたら、30分ほど自然乾燥させました。
使い終わったら、筆が乾いてしまう前にすぐ水洗いを。
TARRAGOスニーカーペイントは水性顔料なので、しっかり洗えばこの通り、筆もきれいに復活します。
塗装した色を定着させるために、スニーカーマットメイカーで塗膜をコーティングします。
今回はクラシカルな雰囲気を生かすために、ツヤなしタイプを選びました。
マットメイカーのボトルもしっかり振ってから使用します。
平筆で全体に薄く均一に塗布し、30分ほど乾燥させました。
乾燥後、綿の布で強くこすっても色移りはありませんでした。
※色落ち・色移りを完全に防ぐものではありません。ご注意くださいね。
(左)お手入れ前 (右)お手入れ後
【前編】でのクリーニングと、【後編】でのリカラーを経て、くたびれたスニーカーが見事に復活しました。
お気に入りの一足をあきらめる前に、ぜひタラゴのスニーカーペイントシリーズを試してみてください。
ハンズ名古屋店まで買いに行けない……という方はこちらで購入できます。
ハンズ名古屋店 靴・レザーケアコーナー
植田 晃史 Koji Ueda
だーうえこと植田晃史さんは愛知県在住。落語と映画鑑賞が趣味。20年ほど靴の販売員として従事されていた経緯を持ち、2015年より東急ハンズ名古屋店にてサフィール専属スタッフとして売り場に立つ。
来店されたお客様の綺麗に手入れされた靴を見て興味を持ち、シューケアをしながら愛着を持って長く履くという考えに共感したことがきっかけでサフィールに出会う。
モットーは「お客様と噛み合った接客」。豊富な経験に基づいたアドバイスを致します。
前回のクリーニングで汚れを落とした Onitsuka Tiger MEXICO ’66。今回は、剥がれてしまったサイドラインをTARRAGOスニーカーペイントでリカラー!色ムラを抑えて自然な仕上がりにする塗装のコツや、マットメイカーでの仕上げ工程を詳しく紹介します。お気に入りの一足を蘇らせる後編です。